長野県富士見町
信州富士見町を遊びつくそう
富士見町について
長野県富士見町は長野県と山梨県の境に位置するまち。東京からは車で約2時間。静岡県・山梨県・長野県の3県を結ぶ、新しく開通した「中部横断自動車道」を利用すると、静岡方面からも約1時間30分でお出かけでき、気軽に行ける観光地です。
町内には、関東富士見百景に選ばれた絶景スポットが3か所もあり、全国からカメラ愛好家がこぞって訪れ、雄大な八ヶ岳や南アルプスに連なる入笠山山頂からの景色に魅了されています。
また、標高1000m以上の自然の恵みによって育った美味しい高原野菜は、首都圏から買い求めるお客様がいらっしゃいます。高原野菜を使ったお料理が味わえる商業施設や天然温泉が湧き出る日帰り入浴施設など町内見どころ満載。町の温かさと元気を、訪れたみなさまにお届けします!
絶景スポット2大リゾート施設と町中観光名所を周遊してみよう!
富士見町には、「富士見パノラマリゾート」と「富士見高原リゾート」の2つの大きな観光施設があり、1年を通して富士見町の高原の大自然を満喫できます。
この2つの施設は「2大リゾート」と呼ばれており、ファミリーやペット連れに大人気の観光スポット。「八ヶ岳」と「入笠山(にゅうかさやま)」のそれぞれの地形と特徴を活かしたレジャー施設になっています。
「富士見パノラマリゾート」自慢の眺望、富士見町の南に位置する「入笠山」の標高1995mの山頂からの眺望は、360°の絶景パノラマスポットとして有名。登山に自信がない方でも気軽にトレッキングでき、登山をワンちゃんと一緒に楽しめるなど、幅広い世代やファミリー構成でチャレンジしやすいのが好評です。
山頂に向かって3か所の山野草公園・湿原があり、ただ歩くだけでなく可憐で彩り豊かな花を観賞できます。また、絶滅危惧種の幻の花「釜無ホテイアツモリソウ」などが観賞できるなど、自然に生きる植物の力強さも感じられます。
一方、「富士見高原リゾート」は、八ヶ岳山麓にある標高1420mにあるリゾート施設。
「花の里」ではロマンスエリア・白樺エリア・ロックガーデン・創造の森とエリアに分かれて四季折々楽しめるの色鮮やかな花たちがお出迎えします。
日帰り入浴も楽しめる源泉100%の名湯「鹿の湯」は、時間によって翡翠色になる不思議な温泉です。ほかにもゴルフ場、キャンプ場、スキー場もあります。お食事処ではステーキや手打ち蕎麦と高級食材のゆり根の天ぷらが絶品です。
施設内では、自動運転天空カートに乗り約25分の散策を気軽に楽しめます。また、展望リフトで約7分の涼しさと快適の旅もおすすめです。
清涼な風と木漏れ日を浴びながらペットと一緒に巡る高原リゾート
2大リゾートでは、「富士見パノラマリゾート」のゴンドラや「富士見高原リゾート」の天空のカートでの移動もペットと一緒に乗り物に乗車できます。施設内の散策やトレッキングもペットと一緒でも安心して楽しめます。
また、町内の宿泊施設は、富士見高原リゾートの貸別荘・立場川キャンプ場・山荘・ペンション街が充実した受入れをしています。食事は、素敵なテラスで、ワンちゃんと一緒にくつろげるので、気兼ねなく美味しいランチやティータイムを満喫できますよ。
富士見町2大リゾートのウィンターシーズンは、高性能スノーマシーンで安定の雪質が自慢!
「富士見パノラマリゾート」のウィンターシーズンは、ファミリー、中級、上級者用とゲレンデゾーンが分かれているので安心して滑れます。新しくできたレンタルショップでは、有名ブランドメーカーを取り揃えています。
ゴンドラ山頂駅からは、アイスクライミングやスノートレッキングもおすすめ! 雪原に残された動物の足跡を探したり、雪山の静けさを体験したりと大自然を満喫できます。ワンちゃんと一緒でも歩けますよ。
「富士見高原リゾート」のウィンターシーズンは、スキーゲレンデから独立したソリや遊具で一日遊べる雪遊びができる、県内最大級のキッズスノーランドが大人気! 種類豊富なオプションソリもあるので飽きさせません。
土日限定の焚き火で焼くマシュマロ体験では、サクサクとろーり食感で大人も子供も寒さを忘れます。曜日限定で「ミニ動物園」もやってくるので、滑るだけじゃない高原リゾートならではの雪遊びもアクティブに楽しめます。
そして、「富士見高原リゾート」のウィンターシーズンのもう一つの目玉は、「冬のユニバーサルフィールド」です。ハンディキャップのある方も、デュアルスキー、スノーカート、バイスキーの3つを完備しているので家族と一緒に雪原を滑ることができます。みんなで一緒に風を感じながらゲレンデを滑走する体験をしてみませんか?
富士見町の観光スタート地点におすすめ!長旅で疲れた体と胃袋に元気を与えてくれる「道の駅 蔦木宿」
長野県と山梨県の県境、国道20号道沿いにある「道の駅 蔦木宿(つたきじゅく)」。施設内には、立ち寄り温泉と地域農産物直売所、美味しいお蕎麦が食べられるお食事処と3つの旅のポイントがそろったスポット。広々とした駐車場に、広いトイレも完備しています。(公衆電話とEV急速充電器や無料Wi-Fiも完備。)
道の駅の隣には釜無川(かまなしがわ)が流れており、春になると満開に咲く桜並木も見どころの一つです。
赤い魅惑のルバーブを手軽に
赤いルバーブは富士見町の特産品。まちには、赤いルバーブを使ったソフトクリームをはじめ、ビールやジャムにパイなど、贈り物にしても喜ばれる商品が目白押しです。道の駅蔦木宿または各取扱店舗にて販売しております。
なかには、収穫体験ができる農園もありますのでお問い合わせ下さい。
工場見学ツアー&動物のふれあいも!富士見町を遊びつくそう!
富士見町には、工場見学や4月~11月まで野菜の収穫体験ができる「カゴメ野菜生活ファーム」、可愛いモフモフとしたアルパカと直に触れ合える「八ヶ岳アルパカ牧場」もあります。
自然いっぱいの富士見町でさまざまな体験をしてみましょう。
町内にある3カ所の日帰り入浴施設で癒されよう!
富士見町内には、3カ所の日帰り入浴施設があります。内風呂、大露天風呂など種類が豊富なのも富士見町の特徴です。
「道の駅 蔦木宿」施設内の天然温泉「つたの湯」は、豊富な湯量に加え、広々とした露天風呂、ジャグジー、サウナのほか、無料休憩室も完備。
泉質はナトリウム・カルシウム・一流酸塩・塩化物温泉。固有の適応症には、切傷・火傷・慢性皮膚病・虚弱児童・慢性婦人症・動脈硬化症に良いとされています。
「ゆーとろん水神の湯」は、源泉100%のかけ流しとアルカリph10.3の美肌の湯として有名な日帰り入浴温泉施設。
アルカリ性の温泉で、皮膚の古い角質を乳化して除去する等クレンジング効果があり、源泉かけ流しのお湯はアンチエイジング効果(還元性、抗酸化性)があり美肌効果があると言われています。
店内には、セラピストによる癒し処「リラクゼーション はーとろん」と、お食事のみでもご利用いただける「お食事処くーとろん」もあります。そのほか、安心安全な快適車中泊もできるRVパーク施設としても利用できます。
2023年春には「ドックパーク ワンとろん」がOPENしますので、ますます富士見町での観光が楽しくなりますよ。
八ヶ岳のお膝もと「富士見高原リゾート」内にある「八峯苑 鹿の湯」は、露天風呂と大浴場、薬石気泡風呂、高温薬石サウナが楽しめる入浴施設。
露天風呂と大浴場は、源泉の成分により1日4回の源泉流入時にお湯の色が翡翠(ひすい)色に変化します。約1時間ほどで元の茶褐色に戻る不思議な現象を体を温めながらご堪能下さい。
翠の湯
時間・10時(大浴場)・16時(大浴場)・17時(露天風呂)・18時(大浴場)
富士見町の大自然をパラグライダー&MTBで満喫!
富士見町をパラグライダーで飛ぶ、空の旅を体験しませんか。気軽に浮遊感覚を味わえる半日体験、高度差関東一の山頂から飛び出すタンデムフライトがお楽しみいただけます。
「富士見パノラマリゾート」では、国内最大級のMTBコースを完備。プロの選手も技を磨けるので毎年全国から走りに訪れます。レンタルも行っていますので、これからMTBを始めてみたい人も手ぶらでお越しください。
さまざまな時代の舞台になった富士見町、学びも深まる歴史散歩をしよう
縄文王国として文化を築き上げた富士見町
富士見町の歴史は古く、約5000年前の縄文時代遺跡が多く確認されており、「井戸尻遺跡」として国の史跡に指定されています。
併設されている「井戸尻考古館」では、祭事に使用された縄文人の美的センス輝く土器、勾玉、翡翠の装飾品を展示。また歴史民俗資料館には富士見町民が実際に使用していた昔の知恵道具や、今皆さんが生活で使っている道具の祖先にあたる物まで揃っています。当時の生活を垣間見て、親子で楽しく「へ~、そうだったのか」と新たな発見をしてみてくださいね。
7月には、約2000年前の蓮の種から開花した古代ハス「大賀蓮」が、夜明けから朝10時まで見頃となります。
甲斐の国と信濃の国境に位置した宿場町「蔦木宿」
江戸時代には、山梨県との県境の 「蔦木宿(つたきじゅく)」 が、甲州街道の江戸から43番目の宿場として栄えてきました。今も、当時の面影が残る建物が数件、街道沿いに残っています。また周辺には「道の駅 信州蔦木宿」も整備され、食事や温泉が楽しめます。
宿場町の通り沿いの見どころは、「川除古木(かわよけこぼく)」。武田信玄公が釜無川の氾濫から村を守るために宿の入り口付近に作った信玄提と植えた古木が現在も残っています。
明治以降近代、時を超えて愛され続けるおすすめスポット。町中ガイドツアーでしか入ることができない限定企画も
明治以降富士見町は、上流階級の人々の間で美しい自然と富士山が見える避暑地として知名度が上がり、当時の財界人の別荘が多く建てられたほか、文人や歌人にも広く愛されていました。
特に短歌雑誌「アララギ」の歌人たちによって歌会などが開催され、多くの作家たちがこの高原の地に別荘を構えました。内閣総理大臣を務めた犬養毅も、政界引退後に住むため、富士見町に「白林荘」を建てました。しかし、犬養毅自身は在職中に暗殺されてしまったため、白林荘で過ごすことは叶わなかったという歴史があります。
現在、この建物は個人所有物になっており管理人によって当時の面影を残したまま管理されています。秋の紅葉スポットとしてもとても有名で、敷地内には、緑樹が植えられていて、秋になると一面赤い絨毯に。見事な景色に心奪われます。普段は一般公開されていませんが、「おひさんぽガイドツアー」でのみ敷地内に入ることができます。
季節の花々を観賞しながら寺院巡り
地元の方により古きよき風景を現代まで大切に保存してきたおかげで、富士見町では毎年色鮮やかな桜など、季節の花々が彩る寺院が複数あります。
国道20号沿いにある「道の駅 蔦木宿」のそばにある日蓮宗の開祖・日蓮上人が立ち寄った「真福寺」をはじめ、富士見町で一番先に咲く梅の木がある「三光寺」など、季節のお花を見物しながら寺院回りをするのもおすすめです。
各寺院では、御朱印も行っております。(※庭園見学や御朱印をご希望の場合、法事等で対応できない場合があります。事前に寺院へお電話にてお問い合わせの上、お越しください。)
富士見町の伝統を受け継ぐ祭りも魅力!
夏祭りといえば ふるさと愛する夏祭り「富士見OKKOH(オッコー)」
富士見町の夏の風物詩と言えば、「夏祭り富士見OKKOH(オッコー)」。
「オッコー」とは富士見の方言で「大仰」とか「大げさ」という意味で、そこから転じて「凄い」とか「酷い」という意味にも用いられています。夏の一夜を町民はもとより富士見高原を訪れて下さった皆様と一緒に、オッコーにフィーバーしたいという願いを込め、富士見OKKOHと命名されています。
(富士見OKKOH実行委員会より参照)
諏訪地域の奇祭「御柱祭」、富士見町のラッパ隊と木遣りの一致団結は見ごたえあり!(寅年・申年に開催)
信州富士見町にきたら寄らなきゃソンソン♬まちのグルメをお腹を空かせて味わい尽くす!
まずご紹介したいのは、創業100年近い老舗の和菓子店「井筒屋」がつくるフルーツ大福。遠方から大量に買い込むお客さんがいるほど人気商品です。なかでも、町特産品の太陽の子「食べるほおずき」を使った大福は、フルーティなほおずきを味わえる新鮮な感覚の味わいです。
また、富士見町では移住者の方が町で起業し、年々新しいお店がオープンしています。若手農家さんが育てる「八ヶ岳夏イチゴ」を贅沢に使ったタルトケーキをつくるのは、「キャトル・セゾン」。
町内9店舗あるパン屋さんは、小麦粉からこだわり、イートインスペースも完備しているのでゆっくりと味わえます。こだわりの珈琲を一杯一杯丁寧にドリップした味わい深いコーヒーショップも続々とオープンしていますので、ぜひお立ち寄りください。
そして、町特産の赤いルバーブを使った商品も目白押し! それぞれの農園で作るジャムやジュース、地ビール、お菓子もお土産に大変喜ばれております。真夏の暑さを浴び太陽の恵みをたっぷり受けたひまわりから作った「ひまわり油」も人気です。
町内には、イタリアンレストランからお魚屋さんの海鮮丼に信州牛のステーキが食べられるお店が勢ぞろい! 家族のお祝いなどに富士見町でお食事しませんか?
最近流行りの古民家を利用した、雰囲気だけでとりこになってしまうお店や、自然を満喫しながら体と心を温めてくれる隠れ家カフェなど、二度三度と富士見町に来たくなる名店があります。
地元伝統野菜で地域の食文化を学び、健康な体づくりにも!
「信州の伝統野菜」と最近耳にする機会が増えましたが、富士見町にも昔から作られている伝統野菜が存在します。その名は、「乙事赤ウリ」。
通常のキュウリより太く(え!?本当にキュウリなの)、赤く(え!?緑色じゃないの)、固そう(いえいえ、シャキシャキの歯ごたえで柔らかい)。そんな見た目に負けないぐらい愛され続けているロングセラーな野菜なんです。
今は、限定された地区の数件の農家さんだけで種を採取し、代々その種だけで生産している徹底ぶり。なので、色の具合も表面の文様も全然違うんです。
まちでは、この伝統野菜を学校給食に取り入れ、子供たちに故郷の思い出の味を覚えてもらおうと給食の先生が日夜試行錯誤をして美味しい給食を届けています。
やってみたいワーケーションを富士見町で叶えよう!
かつて大学の保養所だった木造建築をリノベーションした「森のオフィス」は、2015年にオープンした個室型オフィス・コワーキングスペース/シェアオフィス・会議室・食堂を備えた複合型施設です。里山に住む人々と都会に住む人々をつなぎ、新しい仕事や働き方、暮らし方を作り出せる場を目指します。
また、宿泊棟「森のオフィスLiving」を併設。仕事だけでなく、宿泊やキャンプもできます。森の教室では、森のオフィスに集う人々が持つ多彩な知恵・スキルを元にみんなで作り上げていく連続講座プログラムも大人気です。