山梨県笛吹市
日本一の桃とぶどうのまち
笛吹市について
笛吹市は山梨県のほぼ中央、甲府盆地の中央から少し東側に位置しているまち。西側は甲府市と、南側は富士河口湖町と、北東側は山梨市などと隣接しています。
東京から特急で約1時間半、車でも約2時間弱と気軽に訪れることができ、アクセスも快適です。
市内には北東から南西に向かって笛吹川が流れており、笛吹川に沿って平坦地が広がっています。また、笛吹川の支流の川が複数流れ、扇状地を作り出し、多くの果樹園が広がっています。
主な産業
笛吹市は肥沃な土壌に恵まれており、日照時間が長いうえ昼夜の温度差が大きく、果物の栽培に適した環境が整っています。そのため、果物栽培がさかんに行われています。
なかでも、桃とぶどうは栽培面積、収穫量、出荷量のいずれも全国1位! 2013年には「日本一の桃源郷」宣言を行っています。2022年7月には、山梨県の峡東地域(笛吹市、甲州市、山梨市)に広がる扇状地を活用した果樹栽培が県内で初めて「世界農業遺産」に認定されました。
果物のまちならではのメニューが自慢のカフェがいっぱい!
笛吹市内には、地元の新鮮な果物や野菜をふんだんに使ったメニューが食べられるカフェやレストランがいっぱい。季節ごとの果物で彩られた絶品スイーツやおしゃれなプレートに盛り付けられたメニューが味わえます。
果物の直売を行っていたり、果物狩りができる農園に併設されているカフェも♪
歴史
笛吹市が誕生したのは、2004年10月12日。当時の石和町、御坂町、一宮町、八代町、境川村、春日居町の6町村が合併して笛吹市となりました。その後、2008年8月1日に芦川村が編入合併し、現在の形になりました。
市内には、縄文時代に生活が営まれていた大集落の跡「釈迦堂遺跡」などの貴重な遺跡が複数出土されており、古くから人々の生活が営まれてきたことがわかっています。その後、白鳳時代から奈良時代にかけて「甲斐国(かいのくに)」として成立し、武田氏が甲府を城下町として整備するまで「甲斐国」の中心地であり続けた地域でもあります。
市の花、木、鳥
市内で生産が盛んに行われている「バラ」
花の女王とも言われている「バラ」が笛吹市の花。笛吹市では「バラ」の生産が盛んに行われていて、市内のさまざまな場所で「バラ」を見ることができます。そのため、子供からお年寄りまで幅広い年齢の人たちに親しまれています。
笛吹市が「バラ」のように華やかに発展していくようにとの願いも込められています。
日本一の生産量を誇る「モモ」
笛吹市の木は、日本一の桃の産地で年間約2万3000トンもの桃が収穫される「モモ」の木。春になると「モモ」の花が一斉に花開き、市内がピンク色に染まります。その光景はまさに、桃源郷! 春の美しい景色を求めて県内外から観光客が訪れます。
日本三鳴鳥の1つ、美しいさえずりの「オオルリ」
瑠璃色の翼が美しいオスと茶褐色のメスの「オオルリ」が笛吹市の鳥。日本国内では春から初夏にかけて渡ってくる夏鳥として、山地の渓流沿いで見られます。笛吹市内では、渓流沿いの林の中で姿を見ることができます。
「オオルリ」は、さえずりが美しい「日本三鳴鳥(にほんさんめいちょう)」の1つにも選ばれている鳥で、透き通った高い声で鳴くさえずりが笛吹市内に聞こえてきます。