京都府宇治市
「源氏物語」ゆかりのまち
宇治市について
宇治市は京都府南部に位置し、まちの中央部には宇治川が流れる風光明媚なまち。世界遺産の平等院・宇治上神社などの寺社も多く、歴史文化にふれることができます。
京都駅からJRでわずか16分という好アクセス。また、京治バイパスなどの交通網も充実しており、大阪、奈良、大津などからも気軽に訪れることができます。
世界からも注目される宇治茶の産地

宇治でのお茶栽培の始まりは約800年前にさかのぼります。鎌倉時代初期に、宋から喫茶文化を学んだ栄西禅師から茶の種を譲り受けた明恵上人が、気候と土地柄に恵まれた宇治での茶栽培を始めました。
室町時代には「七茗園」や「七名水」と呼ばれる名高い茶園と湧水が誕生し、織田信長や豊臣秀吉の庇護も受けながら、宇治は天下一のお茶の産地としての地位を確立。江戸時代には、最高級のお茶の産地として知られるようになりました。

現代でも、宇治市の特産品「宇治茶」は、高級茶として人気を博し、世界からも注目されるお茶のブランド。「覆下園(おおいしたえん)」と呼ばれる独特の製法で栽培される宇治茶は、甘くまろやかな味と香りが特徴です。熟練の茶師が一葉一葉丁寧に手摘みした新芽だけを使用して製造される抹茶や玉露のほか、宇治茶を使ったさまざまなスイーツや加工品なども販売されています。
世界遺産・国宝が伝える歴史の重み
宇治市内には数多くの神社仏閣がありますが、なかでも「平等院」、「宇治上神社」は、世界文化遺産として登録されています。

1052年に創建された「平等院」は、極彩色に彩られた阿弥陀堂(鳳凰堂)が有名で、10円玉のデザインとしても知られています。

「宇治上神社」には、日本最古の神社建築である本殿と、鎌倉時代初頭の寝殿造りの拝殿が残されており、いずれも国宝に指定されています。

黄檗山萬福寺は令和6年に法堂、大雄寶殿、天王殿の三棟が国宝に指定され、注目を集めるスポットです。
源氏物語の舞台となったまち

宇治市は、紫式部が記した「源氏物語」の最後の十帖である「宇治十帖」の主な舞台となったまちとしても知られています。

市内には、世界で唯一の「源氏物語ミュージアム」があり、国内外から多くの観光客が訪れています。また、2024年に放映された大河ドラマ「光る君へ」で、注目度がさらに高まっています。
まち基本情報
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市区町村名 | 京都府宇治市 (きょうとふうじし) |
電話番号 | 0774-22-3141 宇治市産業観光部 観光振興課の番号です |
アクセス | 京都駅からJR奈良線快速にて約16分 奈良駅からJR奈良線快速にて約27分 |
公式URL | 公式URLはこちら |
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