長崎県大村市
さまざまな“はじまり”があるまち
大村市について
大村市は、長崎県の中央部に位置するまち。市の西側には大村湾、東側には多良山(たらさん)系の山々が広がり、豊かな自然に恵まれています。
市内には、長崎県の空の玄関口「長崎空港」があるほか、長崎自動車道が南北を縦断して走っています。また、2022年9月には西九州新幹線が開業し、ますます交通の利便性が増しました。
海の幸と山の幸の両方に恵まれた大村市ならではの郷土料理「大村寿司」
大村市で、500年の歴史を持つ郷土料理「大村寿司」。戦国時代に一度この地を追われた大村家の当主・大村純伊(おおむらすみこれ)が、領地を取り戻す戦に勝った際、領民たちがお祝いのために出したのが「大村寿司」の始まりといわれています。
彩りも豊かな「大村寿司」は、パーティやお花見など人が集まるときにもぴったり! 今でも、地元では「勝ち戦の祝いの寿司=大村寿司」とされ、今でもお祝い事に欠かせない、お祝い事に欠かせない料理として受け継がれています。
「大村寿司」は、酢飯に魚の切り身や野菜のみじん切り等をのせ、その上に錦糸卵をのせた華やかな押し寿司で、少し甘めの味付けが特徴です。大村市の海と山の幸がふんだんに用いられ、年代問わず愛されています。
大村市は“はじまりのまち”としても有名!
大村市は、さまざまなはじまりの事柄や施設がある“はじまりのまち”としても知られています。
キリスト教と縁の深い大村で生まれた初のキリシタン大名「大村純忠」
大村市で、かつて領主として統治していた大村家18第当主の大村純忠(おおむらすみただ)は、日本初のキリシタン大名としても有名です。
大村純忠は、天正遣欧少年使節を派遣したことでも知られ、南蛮貿易を行うなど、ヨーロッパの文化を積極的に取り入れて日本文化に貢献しました。市内には、大村純忠ゆかりの観光スポットが複数あり、歴史学習や歴史散策にもおすすめです。
世界初の本格的海上空港!長崎の空の玄関口「長崎空港」
1975年に誕生した「長崎空港」は、大村湾に浮かぶ箕島(みしま)周辺を造成して作られた世界初の本格的な海上空港です。長崎県の空の玄関口として、国内各地や海外へでかける多くの人に利用されています。
日本初の競艇場「大村ボートレース場」
「ボートレース大村」は、日本で初めてモーターボート競走を開催したボートレース場です。
開設前からの歴史が詰まった「発祥の地記念館」も見ごたえアリです。最近では、「おおむら夏越花火大会」の会場となっているほか、家族で楽しめるさまざまなイベントも開催されています。
大村市の花、木
国指定天然記念物にもなっている「オオムラザクラ」
「オオムラザクラ」が大村市の花です。「オオムラザクラ」は、市内にある「大村神社」の里桜のなかから発見され、国指定天然記念物にもなっている珍しい品種のサクラです。
八重桜をふたつ重ねたような独特の咲き方をし、花びらの枚数が少ないものでも60枚、多いものでは200枚にもなる見た目も豪華なサクラです。
空に向かってまっすぐ伸びる「イチイガシ」
大村市の木は常緑高木の「イチイガシ」。まっすぐ空に向かって伸びる「イチイガシ」は、樹高が30mにもなるものも。毎年5月頃に花を咲かせ、秋になるとどんぐりの実がなります。