豪華絢爛な春のぼたんを観賞しよう
江戸風情感じる上野東照宮のぼたん

東京都台東区にある「上野東照宮」では、2024年4月9日（火）から5月8日（水）まで、「第45回上野東照宮　春のぼたん祭」が開催されます。

豪華な花姿が「花の王様」とも表現されることもある「ぼたん」を、東京都内で観賞できるイベントをご紹介します。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
※品種や株数は変動する場合があります。開花状況などの最新情報は公式サイトやSNSで確認してからおでかけください

上野東照宮とは？

「第45回上野東照宮　春のぼたん祭」が開催される「上野東照宮」は、徳川家康を神様としてお祀りしている「上野公園」内に鎮座する神社です。江戸初期の建築が今も残る金色殿など貴重な文化財もあり、多くの観光客や参拝客が訪れています。

「上野東照宮ぼたん苑」は、上野東照宮の敷地のなかに開苑された回遊式の日本庭園。園内では、春には110品種500株以上、冬には40品種160株が栽培されており、さまざまな品種のぼたんが観賞できます。

江戸風情あふれる景色と可憐なぼたんを観賞しよう！

「第45回上野東照宮　春のぼたん祭」では、110品種500株以上のぼたんが咲き誇り、なかには開園当初から40年以上も咲き続けている大株や、珍しい緑色の花を咲かせる品種も。

ちょうどぼたん祭期間中にある「子供の日」に合わせたこいのぼりの飾りつけや、季節のお花も同時に楽しめます。

ぼたん祭で観賞できるぼたんをチェック♪

8世紀ごろ日本に渡来したと言われるぼたんは、中国北西部原産の植物でその昔は根っこを薬草として使っていたそう。平安時代に入ると観賞用として育てられはじめて、江戸時代になると多くの品種が生まれるようになりました。

「花の王様」とも表現されるぼたんは、赤、白、ピンクのほかにもさまざまな色の種類があり、花の大きさも小輪から大輪まで幅広く、多くの人たちを惹きつける花です。

「上野東照宮ぼたん苑」のなかでも、注目したい品種をご紹介します。

紫紅殿（しこうでん）

赤と紫の中間色が美しい八重咲きのぼたんです。幾重にも重なる花びらがとても豪華な印象です。

ジパング

黄色が印象的なぼたんで上向きに咲くぼたんです。花びらの数が非常に多く、上品な香りがするのが特徴です。

赤銅の輝

花びらが黄色に桃色がかったオレンジ色で、とても珍しい色合いのぼたん。上向きに咲き、凛とした花姿が人気です。

まりも

緑色の非常に珍しい色合いのぼたんです。中国品種と日本品種の自然交配によって生まれた希少な品種です。

ぼたんとあわせて楽しみたい花たちもチェック♪

「上野東照宮ぼたん苑」には、ぼたんのほかにも、シャクナゲやシャクヤクなども観賞でき、可憐な花たちの共演が楽しめます。

4月初旬から下旬にかけて見頃を迎えるシャクナゲ

特に、シャクヤクは約20品種植えられており、花の色や形もさまざま。開花期は品種によって前後しますので、長い期間見頃が続きます。

4月下旬から5月中旬にかけて見頃を迎えるシャクヤク

連休にも楽しめる「上野東照宮　春のぼたん祭」。周辺の上野散策とあわせて楽しんでみてはいかがでしょうか。

記事を書いた人

大縄典子

いこーよとりっぷ編集部／転勤族の夫を持ち様々な土地に縁がある、大学生の息子、高校生の娘がいるママ。結婚後、子育てに専念するため10年以上の専業主婦経験を経て、ひょんなことから社会復帰を果たす。今は様々な自治体とのやり取りをしながら、まちの魅力を伝える仕事に情熱を燃やしています。人と話すことが好き。