走った馬の蹄の跡で吉凶を占う
小室浅間神社「流鏑馬祭」
山梨県富士吉田市にある「小室浅間神社」では、毎年9月19日に「流鏑馬祭」を開催しています。こちらの流鏑馬は矢を射ることを目的とせず、馬が走ったあと 、地面に残った蹄(ひづめ)の跡を見て災厄を占うという大変珍しい神事です。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
「流鏑馬祭」とは?
毎年9月19日に執り行われる「小室浅間神社」の伝統神事「流鏑馬祭」。1176年(安元2年)から始まったとされ、以降840年以上、一度も欠かすことなく続いてきた由緒ある神事です。2017年に富士吉田市の無形民俗文化財に指定されました。
流鏑馬は小室浅間神社のすぐ前の道で行われ、その迫力ある姿を一目見ようと多くの観光客で賑わいます。
小室浅間神社の流鏑馬の特徴
流鏑馬といえば、走る馬に跨がった射手が的を射るものが一般的ですが、小室浅間神社の流鏑馬祭は矢を射ることを目的とせず、翌春までの間に地域に災害や争いごとがないように祈願する「馬蹄(ばてい)占い」を行うことが特徴です。
占人(うらびと)と呼ばれる人々が、馬の走ったあと に残る蹄の跡を見て災厄を占います。
神馬を飼育する「小室浅間神社」
西暦807年創建の古い歴史を持つ「小室浅間神社」。富士北麓に住む人々の信仰の中心にあり、地元では「下浅間」(しもせんげん)と呼ばれて親しまれています。
境内には広い馬舎(うまや)があり、流鏑馬に登場する神馬を飼育しています。馬とのふれあい体験もできるので、ぜひ遊びに行ってみてくださいね(流鏑馬祭当日はふれあい体験は実施していません)。
2024年の「流鏑馬祭」は?
例年通り、2024年9月19日(木)に行われます。
前日の18日(水)には「宵祭り」が行われ、奉納馬による市内のパレードや「富士山神輿渡御(みこしとぎょ)」が披露されます。神社の境内にはたくさんの出店が並び、お祭り気分が盛り上がります。
2024年9月18日(水)
・宵祭り
・奉納馬による市内パレード
・小室浅間神社にて各種イベント&出店
・富士山神輿渡御
2024年9月19日(木)
・小室浅間神社例大祭流鏑馬祭
・役馬疾走馬蹄占
蹄(ひづめ)の跡で災厄を占う珍しい流鏑馬祭。ぜひ生で見てその迫力を体感してみてくださいね!
とりっぷノート♪流鏑馬を次の世代へ繋ぐ「馬力屋」
「小室浅間神社」の馬舎を管理しているのは、伝統ある流鏑馬祭りを次の世代へ繋ぐ活動をしている「馬力屋」さん。
馬とのふれあい体験やまち中を歩く観光馬車など、馬と遊べるさまざまなプログラムを実施し、地域の活性化に取り組んでいます!(いこーよとりっぷライター・宇都宮薫)
記事を書いた人
宇都宮薫
多摩美術大学卒業。編プロ勤務を経て、フリーランスの編集者・ライターとして活動。雑誌・ウェブメディアなどへの執筆のほか、書籍(ビジネス書・実用書・コミックエッセイ等)の編集・構成を手掛ける。得意ジャンルは生活情報全般、出産育児、健康、おでかけ、グルメなど。趣味は地図を見ること、まち歩き、絵を描くこと♪
イベント基本情報
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イベント名 | 小室浅間神社 流鏑馬祭(2024年) |
ふりがな | おむろせんげんじんじゃやぶさめまつり |
主催者名 | 小室浅間神社 |
開催期間 | 2024年9月18日 〜 2024年9月19日 |
開催時間 | 【9月18日 宵祭り】 10:00 山王社奉幣使参向行列 小室浅間神社出発 10:30 山王社到着 11:45 山王社出発 12:00 小室浅間神社 帰着 14:30 富士山神輿 発興祭、渡御 15:00 富士山神輿 還興祭 19:00 宵宮祭 【9月19日 例大祭流鏑馬祭】 10:00 例大祭 13:00 馬蹄占やぶさめ役馬疾走 15:00 山王馬疾走 ※変更となる場合があります |
開催スポット | 小室浅間神社および周辺 |
住所 | 山梨県富士吉田市下吉田3-32-18 |
電話番号 | 0555-22-1025 ※電話窓口は「小室浅間神社」です |
料金 | 観覧無料 |
アクセス | 【車】中央自動車道富士吉田線・河口湖ICより約15 分、または富士吉田西桂スマートICから約10分、東富士五湖道路・富士吉田ICから約15分 【電車】富士急行線「下吉田駅」より徒歩で約4分 |
駐車場 | 駐車場あり |
公式URL | 公式URLはこちら |
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