迫力満点の鮮やかな行燈が主役！
砺波市で「庄川観光祭」開催

富山県砺波（となみ）市の庄川地区では、2023年6月3日（土）と4日（日）の2日間にわたり、迫力満点の行燈（あんどん）が登場する祭り「第71回庄川観光祭」が開催されます。

豪華絢爛な行燈が庄川地区の夜を彩るほか、花火の打ち上げも行われます。

親子で楽しめるイベントが盛りだくさんの「庄川観光祭」の見どころをご紹介します。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

「庄川観光祭」とは

花火と夜高行燈が共演する見事な光景

「庄川観光祭」は毎年6月の第1土・日曜に開催される、砺波市庄川地区のお祭りです。

台車に山車（だし）や「釣り物」と呼ばれる吊り行燈で彩られた「夜高（よたか）行燈」が祭りの目玉です。

「庄川観光祭」では、夜高行燈の練りまわしが行われるほか、“合わせ”とよばれる夜高行燈のぶつけ合いが開催されます。

ほかにも、富山県でもっとも早い花火大会や、川魚のつかみ取り、ヨサコイ演舞など、家族みんなで満喫できるさまざまなイベントが開催されます。

「庄川観光祭」の歴史を知ろう

豪華絢爛な行燈が登場します

「庄川観光祭」が始まったのは1953年（昭和28年）。

かつて庄川地区には4つの村がありましたが、1952年（昭和27年）6月1日に合併し庄川町となりました。合併一周年の記念に始まったお祭りが「庄川観光祭」です。

もともとは、田植えの終了を祝う行事として行われており、夜高行燈でまちなかを巡り、五穀豊穣を祈願したといわれています。

2023年の開催情報

地域の若衆たちが行燈を引き、祭りを盛り上げます

「第71回庄川観光祭」は、2023年6月3日（土）と4日（日）に開催されます。

今年も例年通り、夜高行燈の練りまわしや突き合わせ、花火大会などが2日間にわたって開催されます。

夜高行燈の練り歩きやぶつけ合いをはじめ、イベント盛りだくさんの祭りです。親子におすすめの催しをご紹介します。

【おすすめ1】夜高行燈街練り

大行燈は高さ5.5mにもおよびます

祭りの両日開催される「夜高行燈街練り」では、色とりどりの行燈がまちなかを練り歩く、大迫力の光景を見ることができます。

巨大な大行燈（だいあんどん）のほかにも、中・小行燈が登場し、計23基の夜高行燈が夜を美しく照らします。

【おすすめ2】夜高行燈合わせ

激しいぶつかり合いから、「喧嘩行燈」とよばれることも

向かい合った2基の大行燈が、十数メートル離れた場所から勢いよく全力ぶつかり合う「夜高行燈合わせ」。かけ声とともに、釣り物や山車を大きな音を立てて潰し合う様子は、子供はもちろん大人の記憶にも残るはずです。

夜高行燈街練り同様、祭りの両日に開催されます。

【おすすめ3】庄川峡花火大会

大輪の花火に親子でうっとり♪

祭り初日の3日（土）20時から、およそ1,700発の花火が大空に舞う花火大会が行われます。多数の花火を連続または一斉に打ち上げるスターマインなど、バリエーション豊かな花火が楽しめます。

【おすすめ4】ヤマメ放流つかみ取り

例年はニジマスのつかみ取りが開催されていますが、今年はヤマメです

用水路に放流されたヤマメのつかみ取りに、親子で挑戦してみましょう。つかんだヤマメは持ち帰りOK！　自分で捕まえたヤマメを食べることで、食育にもつながります。

【おすすめ5】ヨサコイ演舞・庄川音頭

息がぴったりと合った演技が魅力の「庄川音頭」

祭り2日目の4日（日）午後からは、庄川地区に伝わる伝統的な踊り「庄川音頭」や、生き生きとした動きが魅力のヨサコイが披露されます。子供と一緒に真似をして踊れば楽しさ倍増です♪

夜高行燈や花火など、光のパフォーマンスを堪能できる「庄川観光祭」。朝から夜まで楽しめて、家族でのおでかけにぴったりです。庄川地区の賑やかな祭りに、ぜひ訪れてみてください。

記事を書いた人

杞山穂花（Clay）

編集プロダクションClay所属の編集・ライター。食べること・文章を書くことがとにかく大好きです。やんちゃな愛猫に日々癒され中。パパママ、そして子供たちのワクワクドキドキな思い出づくりのお手伝いができれば幸せです！