宇治の夏の風物詩「宇治川の鵜飼」<br/>伝統的な匠の技と幽玄な時を楽しむ
2023年7月1日 〜 2023年9月3日

宇治の夏の風物詩「宇治川の鵜飼」
伝統的な匠の技と幽玄な時を楽しむ

宇治川の鵜飼(2023)
うじがわのうかい
体験する
歴史・文化を感じる
京都府宇治市

京都府宇治市の宇治川で、2023年7月1日(土)~9月30日(土)の期間、「宇治川の鵜飼」が開催されます。

宇治の夏の風物詩といわれている鵜飼は、鵜匠(うしょう)の鮮やかな手綱さばきで、鵜を操る姿が見どころです。まるで平安時代にタイムスリップしたかのような幻想的な世界を楽しむことができます。

本記事では、「宇治川の鵜飼」の歴史や、鵜飼の見どころなどを紹介します。

※トップ画像提供:宇治市観光協会
※荒天候や天ヶ瀬ダム放流による増水時には、中止になることがあります。また、内容が一部変更になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

「宇治川の鵜飼」とは

鵜飼をする鵜匠の様子(写真提供:宇治市観光協会)
鵜飼をする鵜匠の様子(写真提供:宇治市観光協会)

京都府宇治市の夏の風物詩「宇治川の鵜飼」。鵜飼とは、平安時代から続く伝統的な漁法です。鵜匠の鮮やかな手綱さばきと巧みな技で、鵜を操る様子は圧巻!

「宇治川の鵜飼」開催期間中の7月から9月は、毎年多くの観光客が訪れます。

「宇治川の鵜飼」の歴史

かがり火のもと、鵜飼が行われます(写真提供:宇治市観光協会)
かがり火のもと、鵜飼が行われます(写真提供:宇治市観光協会)

「宇治川の鵜飼」は、平安時代にはすでに行われていたといわれており、971年(天禄2年)に藤原道綱(ふじわらのみちつな)の母が残した「蜻蛉日記」(かげろうにっき)に、鵜飼の様子が記されています。

当時は盛んに行われていましたが、平安時代後期になると仏教の教えが広まり、太政官符により宇治川での殺生が全面的に禁止されました。

そのため、浮島(宇治橋上流)のあたりに漁具や漁舟を埋めて日本最大の十三重石塔を建立し、「西大寺」(さいだいじ)の僧・叡尊(えいそん)が魚霊を供養しました。そして、時代とともに、「宇治川の鵜飼」も衰退していきました。

現在の鵜飼は、1926年(大正15年)に再興したものです。

鵜匠と鵜の息のあったパフォーマンスが最大の見どころ!

鵜匠の鮮やかな手綱さばき(写真提供:宇治市観光協会)
鵜匠の鮮やかな手綱さばき(写真提供:宇治市観光協会)

「宇治川の鵜飼」は、鵜匠の鮮やかな手綱さばきと巧みな技で、鵜を操る様子が見どころです。

鵜が魚をとらえて飲み込む様子に、大人も子供もきっと驚くはず!

宇治川の「鵜匠」とは?

伝統的な装束を着た鵜匠(写真提供:宇治市観光協会)
伝統的な装束を着た鵜匠(写真提供:宇治市観光協会)

鵜を操る人は「鵜匠」と呼ばれます。風折烏帽子(かざおりえぼし)をかぶり、腰みのを着けた伝統的な装束で鵜飼を行います。

そして、舟の上で「追い綱」と呼ばれる長さ約4mの綱を使用して、6羽の鵜を操ります。

2023年現在、宇治川では男性1人と、全国でも数少ない女性2人、計3人が鵜匠として活躍しています。

鵜飼で活躍する「鵜」ってどんな鳥?

羽を広げる鵜(写真提供:宇治市観光協会)
羽を広げる鵜(写真提供:宇治市観光協会)

鵜飼で活躍する鵜は、渡り鳥で「ウミウ」という種類です。かわいらしい顔をしていますが、鋭いくちばしと爪は迫力満点!

鵜匠は、主に捕獲した野生のウミウを鵜飼ができるように訓練します。夏の鵜飼シーズンはもちろんのこと、オフシーズンの時も愛情を持って育てています。

日本初、人工ふ化で生まれた人懐っこい“ウッティー”が見られることも!

人工ふ化で生まれたウミウの「ウッティー」(写真提供:宇治市観光協会)
人工ふ化で生まれたウミウの「ウッティー」(写真提供:宇治市観光協会)

2014年(平成26年)に、日本で初めて人工ふ化で生まれたウミウは、「ウッティー」と名付けられました。

ウッティーは、本能行動による刷り込みで鵜匠を親だと認識しているそう。人懐っこいのが特徴です。

人工ふ化が初めて成功した年の翌年以降も、ヒナが誕生し、2023年現在は12羽のウッティーたちがいます。

鵜飼に登場することもあるので、ぜひ公式サイトで確認しておでかけくださいね。

※体調等の都合により出演しない場合があります

船上からの見物がおすすめ!

船に乗り、間近な距離から見学できます(写真提供:宇治市観光協会)
船に乗り、間近な距離から見学できます(写真提供:宇治市観光協会)

「宇治川の鵜飼」は、川幅が狭いので観覧船と鵜匠の舟の距離が近く、より間近で見物することが可能です。乗船すると鵜飼について説明をしてもらえるので、より深く鵜飼を知ることができますよ。

また、貸切船の場合は、宇治川周辺の飲食店から料理の手配も可能です。貸切は10人乗りからあり、家族や友人と集まって、みんなで鵜飼を楽しむのもいいですね。(要予約)

いよいよ夏の行楽シーズン到来! 京都におでかけの際は、ぜひ「宇治川の鵜飼」を観覧してみてくださいね。

とりっぷノート★日本で唯一!放ち鵜飼にも注目!

放ち鵜飼(写真提供:宇治市観光協会)
放ち鵜飼(写真提供:宇治市観光協会)

宇治川では、追い綱を使用せずに、人工ふ化の鵜を川に放して魚を捕獲する漁法「放ち鵜飼」の見学ツアーも開催されています。放ち鵜飼を見られるのは、全国でも宇治川のみ! 春と秋の特定日に予約制で開催するので、ぜひ公式サイトを確認してみてくださいね。(いこーよとりっぷライター・岡本ハナ)

記事を書いた人

岡本ハナ

1983年フィリピン生まれ。4児(2男2女)の母。 大学在学中に読者モデルとして活動するかたわら、web制作会社でライターアシスタントとして勤務。現在は、映画や音楽などエンタメ情報、子供関連(不妊治療、発達障がい児など)をテーマに各メディアで執筆。料理下手だが、料理人の夫に感化されて料理&食育を勉強中! 多国籍料理が好き。

イベント基本情報

  • ページの内容は、掲載時のものであり最新の情報ではない場合もあります。
    お出かけされる際は、最新の公式情報を必ずご確認下さい。
イベント名宇治川の鵜飼(2023)
ふりがなうじがわのうかい
主催者名公社宇治市観光協会
開催期間2023年7月1日 〜 2023年9月3日
開催時間【7月1日~8月31日】
受付/17:00~
乗船/18:30~
出船/19:00~
鵜飼終了/20:00頃

【9月1日~9月30日】
受付/17:00~
乗船/18:00~
出船/18:30~
鵜飼終了/19:30頃
開催スポット宇治川中の島付近一帯 ※乗船は京都府立宇治公園中の島喜撰橋畔(宇治橋上流)
住所京都府宇治市宇治塔川
電話番号0774-23-3353
※電話窓口は「宇治市観光協会」です
料金中学生以上2,300円、小学生1,200円、未就学児は無料
アクセスJR奈良線「宇治駅」から徒歩で約15分、京阪電鉄宇治線「宇治駅」から徒歩約10分
駐車場周辺にコインパーキングあり
公式URL公式URLはこちら
関連URL
公式SNS
公開日2023年07月26日/更新日2023年07月26日