東京下町の古民家で体験型アート展
2023年最新情報＆見どころを紹介

東京都墨田区で、2023年10月1日（日）〜30日（月）の期間、「すみだ向島EXPO2023 ～百年の祝福～」が開催されます。

“向島地域”とよばれる京島・八広・文花エリアを中心に、古民家を利用したアートや体験型のアートが鑑賞できます。

運営する「すみだ向島EXPO実行委員会」に「すみだ向島EXPO2023 ～百年の祝福～」の魅力や見どころを教えていただきました。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

「すみだ向島EXPO」とは

長屋に存在するアート

「すみだ向島EXPO」は、毎年秋に行われるまちなか博覧会です。

イベントの舞台となる墨田区の“向島地域”は、東京で最も多くの長屋が残っている歴史的な地域。2020年からはじまった「すみだ向島EXPO」では、まち全体を舞台に、約50の展示やアートプロジェクトを楽しむことができます。

昔懐かしいものと新しいものが入り混じったこの地域にアーティストたちが集まり、古民家を利用したアート作品を展示しています。

2023年の開催情報

建築とアートが融合した多種多様なジャンルの作品を楽しむことができます

2023年の「すみだ向島EXPO」は、10月1日（日）〜30日（月）の1カ月にわたって行われます。

4回目となる今年のテーマは“百年の祝福”。このエリアは密集した木造長屋や狭い路地が要因で“災害に弱い町”とされてきました。関東大震災からちょうど100年を迎える節目の年に、芸術を通して百年続く“現代の長屋文化の魅力”を体感することができます。

作品は、向島地区の各所に展示されています。数ある作品を鑑賞できるおすすめのスポットをご紹介します。

京島駅

イベントの拠点となる「京島駅」（東京都墨田区京島3-50–12）

すみだ向島EXPOを巡るには、まずは総合受付となる「京島駅」でガイドマップをGETしましょう。

京島駅は、3年前に東京の下町で始まった芸術祭でアーティストのヒロセガイが名付けた古民家の名前です。 京島駅では通年で、アーティスト達が町の中で展覧会でない実験的なプロジェクトを取り組んでいる事を会期中、公開する予定です。

参加アーティスト：市川平、久保寛子、北野謙、村尾かずこ、 SIDE CORE、 さわひらき、 松本勇馬、 靴郎堂本店、北川貴好、おしるこちゃん

夕刻のヴァイオリン弾き

音楽家自身を再生装置として贈る30日間のサウンドインスタレーション（撮影：Fukushima Naoki）

「三角長屋（サテライトキッチン）」（東京都墨田区京島3-48-3 三角長屋）では、会期中毎日「18時のお知らせ」を2階の窓辺から生演奏。

その日の出来事に合わせて即興で作ったヴァイオリンの音色で街に18時を知らせます。「すみだ向島EXPO」名物の時報インスタレーションとして毎年大勢の聴衆が路地に集まりました。

チケット情報

2023年の「向島EXPOチケット」は、開催期間中何度でも来場できます。

料金は、一般は3,500円、墨田区民は2,000円、高校生・大学生は2,000円、中学生以下は無料招待となります。

なんと、京島にある「キラキラ橘商店街」加盟店で使用ができる500円券付き！　「キラキラ橘商店街」でのお買い物や食べ歩きも楽しめますよ。詳細は公式サイトをチェックしてください。

ガイドマップを片手に下町を歩きながら鑑賞する「すみだ向島EXPO」。外観からは想像もつかないような前衛的なアートが点在しており、アートを通して子供の感性や教養を深めることができます。ぜひ親子で芸術にふれてみませんか。

記事を書いた人

飯田佐智（Clay）

小学生の娘と金魚2匹と暮らすママライター。旅行、おでかけ、グルメを中心に執筆。趣味はインスタで美味しそうなレシピ（おつまみ♪）を見つけて作ること。海外ドラマが大好きで今まで観た作品は数知れず。