水上温泉の再生と未来を考える
「廃墟再生マルシェ」開催情報
群馬県みなかみ町の水上温泉で、2023年10月8日(日)、9日(月・祝)の2日間、「廃墟再生マルシェ」が開催されます。
温泉街の再生と活気あるまちづくりを目的に開催される「廃墟再生マルシェ」をご紹介します。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
歴史ある温泉街が新しい取り組みで蘇るきっかけづくりに
「廃墟再生マルシェ」が開催される群馬県みなかみ町は、利根川源流のまちとしてしられ、なかでも、水上温泉は古くから観光名所としても有名でしたが、かつてのにぎわいの面影を残す廃屋が温泉街に点在する状況が続いています。
今回開催される「廃墟再生マルシェ」は、廃墟とされていた場所を東京大学大学院生たちと地元住民が協働で手入れし、新たな魅力を発掘するというもの。昨年第1回目が開催され、大反響を呼びました。
温泉街の未来を描く社会実験としても位置付けられており、地域の魅力や価値を学ぶ貴重な機会となります。
会場となるスポットの魅力を再発見
2023年の「廃墟再生マルシェ」は、2つの会場で開催されます。それぞれの会場のストーリーをご紹介します。
【第1会場】旧一葉亭エネルギーセンター
第1会場として選ばれた「旧一葉亭エネルギーセンター」は、かつては旧古家ホテルの客室棟として使われていましたが、約5年もの間廃墟として眠っていました。利根川に面し、豊かな渓畔林や渓流の音が楽しめる環境があります。
「旧一葉亭エネルギーセンター」の屋上は、広々として開放感もたっぷり。草刈りやがれきの撤去が行われ、再生へ歩み始めています。
【第2会場】旧ひがき寮
昨年の「廃墟再生マルシェ」でも会場として使われた「旧ひがき寮」は、かつて営業していた温泉旅館「ひがきホテル」の従業員寮として使われていた建物です。水上温泉街のもっとも奥に位置しています。
「旧ひがき寮」は敷地の奥に向かって狭まっていく独特の中庭が印象的です。
2023年の「廃墟再生マルシェ」では、夕方以降は大きなキャンドルスタンドが中庭に設置され、日常とは異なる幻想的な時間を体験できます。
親子で楽しむ多彩な出店と展示
2023年のマルシェは、参加店舗が昨年の15店舗から倍増し、30店舗に! 温泉街の歴史ある旅館で使われていた瀬戸物や着物、心温まるクラフト作品、さらに廃材を活用したアクセサリーなど、多彩な物販店舗が出店します。
美味しい珈琲、クラフトビール、ホットドッグ、おにぎりなど、地元の豊かな水と食材を生かしたグルメも楽しめるほか、子供たちも楽しめるワークショップも開催されます。
週末は、水上温泉街のまち歩きを楽しみながらマルシェを満喫してみてはいかがでしょうか。
記事を書いた人
大縄典子
いこーよとりっぷ編集部/転勤族の夫を持ち様々な土地に縁がある、大学生の息子、高校生の娘がいるママ。結婚後、子育てに専念するため10年以上の専業主婦経験を経て、ひょんなことから社会復帰を果たす。今は様々な自治体とのやり取りをしながら、まちの魅力を伝える仕事に情熱を燃やしています。人と話すことが好き。
イベント基本情報
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イベント名 | 廃墟再生マルシェ(2023年) |
ふりがな | はいきょさいせいまるしぇ |
主催者名 | みなかみ町/株式会社群⾺銀⾏/東京⼤学⼤学院都市デザイン研究室/株式会社オープンハウスグループ |
開催期間 | 2023年10月8日 〜 2023年10月9日 |
開催時間 | 11:00~16:00 |
開催スポット | 第1会場:水上温泉 旧一葉亭エネルギーセンター(群馬県みなかみ町湯原704 ※温泉街駐車場横) 第2会場:水上温泉 旧ひがき寮(群馬県みなかみ町湯原641) |
住所 | 群馬県利根郡みなかみ町湯原704 |
アクセス | 【車】 関越自動車道水上IC下車約10分 【電車】 JR上越線「水上駅」より徒歩約12分 |
駐車場 | 駐車場あり |
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