雪と溶岩が織りなす絶景を堪能！
「鬼押出し園」で4年ぶり冬期営業

群馬県・嬬恋村鎌原に位置する「鬼押出し園」（おにおしだしえん）で、4年ぶりとなる冬期営業が、2023年12月1日（金）～2024年3月31日（日）の期間に開催されます。

浅間山のふもと、標高1,300mの地点で、冬ならではの360度大パノラマの絶景を楽しめる「鬼押出し園」をご紹介します。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

「溶岩の芸術」が見られる名勝地

鬼押出し園

「鬼押出し園」は、天明3年（1783年）の浅間山噴火によって流れ出た溶岩により形成された名勝地です。「火口で鬼が暴れて岩を押し出した」という当時の人々の伝承が、この名前の由来となっています。

園内中央に位置する東叡山寛永寺別院「浅間山観音堂」は、浅間山噴火の犠牲者を供養するため昭和33年（1958年）5月に建立され、厄除観音として寛永寺伝来の聖観世音菩薩が祀られています。

同園の魅力は、「溶岩の芸術」と言われる起伏にとんだ岩場景観と、「表参道」「裏参道」「奥の院参道」「高山植物観察コース」といった散策コース。毎年5月上旬～10月下旬にかけて、溶岩の間に可憐に咲くさまざまな高山植物が見られます。

絶景スノーシュー体験が楽しめる

絶景スノーシュー体験

冬期営業を行う、2023年12月1日（金）～2024年3月31日（日）の期間は、「高山植物観察コース」から「奥の院参道」の雪道を歩く約2kmのスノーシュー体験が楽しめます。

異世界へと誘う白と黒の絶景コントラスト

真っ白な雪と溶岩の黒が織りなすコントラストは冬の鬼押出し園ならではの絶景。目の前に広がる力強い自然の景観は、まるで異世界に来たかのような感覚になります。

澄んだ空気をからだいっぱい吸い込んで、大自然の静寂を体感してみてください。

元日は初日の出礼拝　初詣の振る舞いも！

元日　初日の出

初日の出

新年を迎える元日は、6:20より営業を開始。天気が良ければ、浅間山観音堂の舞台から初日の出を見られます。

浅間山に向かって鐘楼堂鐘撞

鐘楼堂（しょうろうどう）では、雄大な浅間山に向かって鐘つき体験ができます。凛とした空気の中に響く荘厳な鐘の音に耳を澄ませながら、一年の幸せを願う初詣ができますよ。

先着100名に甘酒（ノンアルコール）が振る舞われるほか、新年最初の運試し「おみくじ」の頒布もあります。

節分の日は、舞台からの「ダイナミック豆まき」も！

節分当日は、舞台からのダイナミック豆まきを実施

鬼押出し園の豆まきでは「鬼は外」は言いません。鬼大師として尊敬され、門番であった鬼を退治するわけにはいかないという考えから、掛け声は「福は内」のみなのだそう。

2月3日（土）当日は、標高1,300mを超えた浅間山観音堂の舞台から、「福は内！！」の大声とともにダイナミックに豆まきを実施！　この日は、落花生の配布も行われます。

噴火の歴史とともに自然の美しさにふれられる「鬼押出し園」。初詣や豆まきも楽しめる冬季営業に足を運んでみてはいかがでしょうか。

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。