古くから伝わる豪快な雨乞い行事<br/>【鶴ヶ島市】脚折雨乞の見どころ
2024年8月4日

古くから伝わる豪快な雨乞い行事
【鶴ヶ島市】脚折雨乞の見どころ

脚折雨乞
すねおりあまごい
体験する
歴史・文化を感じる
埼玉県鶴ヶ島市

埼玉県鶴ヶ島市で、4年に一度、夏のオリンピックと同じ年に開催されている「脚折雨乞(すねおりあまごい)」。2024年は、8月4日(日)に開催が予定されています。

江戸時代から続く由緒ある儀式で、国選択無形民俗文化財、市指定無形文化財に指定されている「脚折雨乞」をご紹介します。

脚折雨乞とは?

脚折雨乞行事写真(H28実施時)
脚折雨乞行事写真(H28実施時)

「脚折雨乞」は、鶴ヶ島市の代表的な民俗行事で、江戸時代から受け継がれている雨乞いの儀式。4年に1度行われ、地域の伝統を今に伝える大切な行事です。

祭りの伝統と地域の絆

龍蛇製作の様子
龍蛇製作の様子

雨乞いの儀式が行われる場所である「雷電池(かんだちがいけ)」は、かつて雨を呼ぶ神秘の力を持っていたとされ、その歴史は江戸時代にまで遡ります。

一時期行事が途絶えてしまった期間がありましたが、地元住民の結束と努力によって復活し、今日に至っています。

地域の一体感を再認識し、次世代へと伝統を継承するための「脚折雨乞行事保存会」の活動は、地域の歴史と伝統文化の継承を支えています。

巨大な龍蛇を作り出す技と迫力の渡御

渡御の様子(H28実施時)
渡御の様子(H28実施時)

「脚折雨乞」の最大の特徴は、長さ36m、重さ約3tにも及ぶ巨大な「龍蛇(りゅうだ)」を作り上げ、それを担いで行なわれる「雨乞いの儀式」です。

「白鬚神社(しらひげじんじゃ)」前で、麦わら、孟宗竹、荒縄を使用して製作された「龍蛇」は、出発前の入魂の儀により「龍神」としての力を宿します。300人の男たちによって約2kmにわたって担がれるその壮大な行列は、見る者を圧倒します。

雷電池でのクライマックスも見逃せない!

「雷電池」に到着後、龍神は池に入れられ、「雨降れたんじゃく、ここに懸かれ黒雲」という言葉と共に、雨乞いの儀式が行われます。その後、龍神の解体が行われ、頭部に付けられた金色の宝珠を若者たちが奪い合う様子は、圧巻の情景!

地域の絆、文化の継承、そして自然との共生を象徴する貴重な文化「脚折雨乞」。2024年は4年に一度の開催年。壮大な「雨乞い」の儀式を見学にでかけませんか。

イベント基本情報

  • ページの内容は、掲載時のものであり最新の情報ではない場合もあります。
    お出かけされる際は、最新の公式情報を必ずご確認下さい。
イベント名脚折雨乞
ふりがなすねおりあまごい
開催期間2024年8月4日
開催時間詳細は市HPで更新しますので、そちらからご確認ください。
https://www.city.tsurugashima.lg.jp/page/page000489.html
開催スポット白鬚神社、雷電池
住所埼玉県鶴ヶ島市
料金無料
アクセス【車】
関越自動車道鶴ヶ島ICから約3分
圏央道圏央鶴ヶ島ICから約5分
【電車】
東武東上線「坂戸駅」から白鬚神社へは徒歩約25分
東武東上線「若葉駅」から雷電池へは徒歩約15分
駐車場駐車場なし
備考開催地には駐車場がありませんので、公式ホームページの周辺会場および渡御案内図に掲載の駐車場をご利用ください。
公式URL公式URLはこちら
公開日2024年05月27日/更新日2024年05月27日