約300年の歴史がある「本栖公家行列」
2024年の見どころ&開催情報
山梨県にある富士河口湖町(ふじかわぐちこまち)では、2024年5月17日(金)に、山神社(やまじんじゃ)の祭礼行事である「本栖公家(もとすくげ)行列」が行われます。
行事では、地区内で選ばれた24人が公家や侍に扮し、神社から国道沿いを練り歩きます。
今回は、「本栖湖観光協会」に「本栖公家行列」の歴史や見どころを教えていただきました。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
「本栖公家行列」とは
「本栖湖公家行列」は、本栖湖畔にある山神社の祭礼行事で、毎年5月17日に行われます。その歴史は古く、町無形民俗文化財にも指定されているほど。
住民や地区の出身者が集まり、神主を先頭に、公家や大名の傍らで仕える近侍(きんじ)や、足元に脚半(きゃはん)を巻いてわら草履を履いた奴(やっこ)などに扮して行列を作り、まちを練り歩きます。
「アイヤサー、テーサー」というかけ声が国道沿いに響き渡り、地元住民を中心に多くの人でにぎわいます。
「本栖公家行列」の歴史を知ろう!
「本栖公家行列」の歴史はおよそ300年にもおよぶといわれています。
起源は明らかではありませんが、戦国時代の武将である武田信玄が上洛(じょうらく)できなかった無念を思い、江戸時代の地元住民が京都の風俗をまねて始めたといわれています。
そのほか、徳川家から本栖関所の警備を命じられた渡辺囚獄佑(わたなべひとやのすけ)が、若者の士気を鼓舞するために始めたという説も伝えられています。
2024年の開催情報
2024年の「本栖公家行列」は、5月17日(金)に開催されます。今年も、にぎやかな時代絵巻が繰り広げられ、行事ならではの光景が楽しめます。
行列が出発する前には、山神社の境内で厳かな神事も行われます。より伝統にふれたいなら、神事から訪れるのもおすすめです。
まるでタイムスリップしたかのような光景が見られる「本栖公家行列」。子供たちが歴史にふれるきっかけにもなるでしょう。
とりっぷノート♪駐車場情報をチェック!
当日は、本栖湖湖畔沿いに無料駐車場が設置されます。車で訪れる際は、指定の駐車場を利用しましょう。(いこーよとりっぷライター:杞山穂花)
記事を書いた人
杞山穂花(Clay)
編集プロダクションClay所属の編集・ライター。食べること・文章を書くことがとにかく大好きです。やんちゃな愛猫に日々癒され中。パパママ、そして子供たちのワクワクドキドキな思い出づくりのお手伝いができれば幸せです!
イベント基本情報
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イベント名 | 本栖公家行列(2024) |
ふりがな | もとすくげぎょうれつ |
主催者名 | 本栖公家行列保存会 |
開催期間 | 2024年5月17日 |
開催時間 | 11:00~15:00 |
開催スポット | 山神社周辺 |
住所 | 山梨県南都留郡富士河口湖町本栖372 |
電話番号 | 0555-28-5177 ※電話窓口は「富士河口湖町観光連盟」です |
料金 | 無料 |
アクセス | 【車】中央自動車道・河口湖ICから国道139号経由で約30分 【電車】富士山麓電気鉄道富士急行線「河口湖駅」から河口湖周遊バスBlueLineに乗車、バス停「本栖湖」下車後、徒歩すぐ |
駐車場 | 駐車場あり |
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