大切なお人形に感謝しつつお別れ
日本文化にふれられる人形供養祭
大阪府八尾市にある葬祭サービス企業「八光殿南植松」で、2024年9月1日(日)に、「第20回 八光殿 人形供養祭」が開催されます。
地域の方々の声から始まったこの供養祭は、今年で20回目を迎える節目の年。預かるお人形の数も年々増え続け、昨年は35,000体を超えるお人形が集まりました。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
大切なお人形を心を込めて供養
子供が成長するにつれ、遊ばなくなったお人形をどうするか悩むご家庭は多いのではないでしょうか。
「ゴミと一緒に捨てるのは忍びない」「きちんと供養してあげたい」というのが親心ですよね。
八光殿の人形供養祭は、そんな想いに応えるために始まった取り組みです。当日は、預かったお人形を祭壇に並べ、厳粛な儀式により供養します。
会場となる式場には、集まったお人形が前面とサイドにびっしりと並び、その光景は圧巻です。
供養後のお人形は、再利用や寄贈も
供養を済ませたお人形の中で、再利用できるものはクリーニング後、各団体に寄贈されます。また、海外の子供たちへ贈られることもあるそうです。
お人形とのお別れは寂しいけれど、また誰かの笑顔につながると思うと、少し気持ちも軽くなるかもしれませんね。
全国各地から集まるお人形たち
お人形の事前受付は、8月25日(日)~9月1日(日)までで、供養料は無料です。ほかでは引き受けてもらえないガラスケースやひな段も無料で引き受けてもらえます。
お人形を持ち寄る際にお賽銭を納める方も多いそうですが、納められたお賽銭はすべて八尾市に寄付されています。
受付の際は、メッセージを書いてお焼香をあげるので、子供と一緒にお世話になったお人形に感謝の気持ちを伝えるのもよいですね。
昨年からは郵送での受付も開始し、全国各地からも参加できるようになりました(郵送の場合は有料、お人形のみのお預かり)。
日本の心を後世に伝える
古くから人形には魂が宿ると考えられてきました。八光殿の人形供養祭は、そんな日本の心を表す文化を後世に伝えています。
この機会に、親子で日本の文化にふれてみてはいかがでしょうか。
記事を書いた人
いこーよとりっぷ編集部
「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。
イベント基本情報
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イベント名 | 第20回八光殿 人形供養祭(2024年) |
ふりがな | だい20かいはっこうでん にんぎょうくようさい |
開催期間 | 2024年9月1日 |
開催時間 | 13:00~13:30 |
開催スポット | 八光殿南植松 |
住所 | 大阪府八尾市南植松町4-141 |
備考 | |
公式URL | 公式URLはこちら |