600年以上の歴史を持つ伝統行事
「お供馬の走り込み」が今年も開催

愛媛県今治市の菊間町加茂神社で、毎年10月第3日曜日に「お供馬の走り込み」が開催されます。

この勇壮な伝統行事は、地元の少年たちが華やかに飾られた引退競走馬に乗り、境内の参道を疾走するというもの。

国内でここでしか見られない貴重な光景です。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

競走馬とともに伝統を守る少年たち

お供馬の走り込みに参加する少年たちは、3歳から15歳まで。神事の1カ月前から練習を重ね、家族の想いを胸に伝統を受け継ぎます。

晴れ舞台では、鞍上の少年と神馬が息の合った疾走を見せ、観客を魅了します。

引退競走馬のセカンドキャリア

お供馬として参加する馬は、かつて競走馬として活躍したサラブレッド。

地域の伝統を継承すると同時に、引退競走馬の第二の人生を支援する取り組みにもなっています。

人と馬が共生できる場所として、この行事は大きな意味を持っているのです。

家族みんなで楽しめる一大イベント

当日は、参道の両脇に多くの見物客が詰めかけます。沿道から聞こえる歓声と拍手に後押しされ、乗り子と神馬が一体となって駆け抜ける姿は圧巻。

ぜひ家族みんなで、600年以上の伝統を持つ、愛媛県の無形民俗文化財「お供馬の走り込み」を体験してみてはいかがでしょうか。

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。