室町時代から伝わる正月行事
五穀豊穣を願う舞は必見!
静岡県袋井市にある「法多山 尊永寺」(はったさん そんえんじ)で、2025年1月7日(火)に「田遊祭」(たあそびさい)が開催されます。
「田遊祭」は「法多山 尊永寺」の正月行事として、毎年1月7日に催される「芸能行事」。1年の初めに五穀豊穣を祈願する「田遊祭」をご紹介します。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
遠州三山の1つ、法多山 尊永寺
「法多山 尊永寺」は「はったさん」と呼ばれ、多くの人に親しまれている静岡県袋井市の寺院。「遠州三山」と呼ばれる袋井市内の歴史ある3つの寺院の1つです。
森に囲まれている境内には、寺院のシンボル「法多山本堂」のほか、弘法大師を祀る「大師堂」、旧本堂だった「諸尊堂 北谷寺」など見どころがいっぱい。
また、江戸時代から伝わる法多山の名物「厄除けだんご」を販売するだんご茶屋や、夏にはホタルが観賞できるホタル公園もあり、地域の観光スポットとしても人気の寺院です。
田遊祭とはどんな行事?
静岡県や愛知県方面に伝わる「田遊び」は、初春に行われる豊穣予祝を主とした「芸能」の1つです。寺社によって伝わる「芸能」は違い、それぞれの地域の特徴が生かされた舞が披露されます。
法多山 尊永寺の田遊祭
「法多山 尊永寺」の「田遊祭」は、室町時代から行われていたと伝わる、五穀豊穣を祈願する伝統的な行事です。毎年1月7日に行われています。
時代装束に身を包んだ村方衆と寺方衆が、本堂を目指して荘厳な杉並木が続く参道を進み、本堂の前にある北谷寺で「七段の舞」という「芸能」を奉納します。
「法多山 尊永寺」に伝わる「七段の舞」とは、米作りの過程を「7つの構成の舞」で表現したもの。民俗学的にも貴重なものとして、静岡県の無形民俗文化財にも指定されているほか、国記録選択民俗文化財にも選択されています。
祭の最後には放ち矢の神事が行われ、その後福餅投げが行われます。福餅投げは、子供でも楽しめる行事として参加ができますよ。
新春に行われる袋井市の伝統行事。時代を超えて受け継がれている舞を見学してみてはいかがでしょうか。
記事を書いた人
大縄典子
いこーよとりっぷ編集部/転勤族の夫を持ち様々な土地に縁がある、大学生の息子、高校生の娘がいるママ。結婚後、子育てに専念するため10年以上の専業主婦経験を経て、ひょんなことから社会復帰を果たす。今は様々な自治体とのやり取りをしながら、まちの魅力を伝える仕事に情熱を燃やしています。人と話すことが好き。
イベント基本情報
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イベント名 | 法多山 田遊祭(2025年) |
ふりがな | はったさん たあそびさい |
開催期間 | 2025年1月7日 |
開催時間 | 11:30~ |
開催スポット | 法多山尊永寺 |
住所 | 静岡県袋井市豊沢2777 |
料金 | 入場無料 |
アクセス | 【車】東名高速・袋井ICより車で約20分、掛川ICより車で約15分 【電車】JR東海道本線「愛野駅」より徒歩で約30分 |
駐車場 | 駐車場あり |
公式URL | 公式URLはこちら |