春を彩る「有田雛のやきものまつり」
伝統と絆を強める特別な体験

佐賀県有田町では、2025年2月8日（土）から3月9日（日）まで、「第21回有田雛（ひいな）のやきものまつり」が開催されます。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

「有田雛のやきものまつり」とは？

有田焼の伝統を守り続ける窯元たちによって、繊細な絵付けを施された白磁の雛人形が展示されます。

町内の陶磁器店では、各窯元の特色を活かした雛人形が並び、内山地区の歴史ある町屋では、代々伝わる雛人形が見られます。

2025年の開催情報

2025年の「有田雛のやきものまつり」は、2月8日（土）～3月9日（日）に開催されます。

さまざまな展示や催しが行われる「有田雛のやきものまつり」の見どころをご紹介します。

見どころ1 　磁器製座りびな七段飾り

世界最大の磁器製座りびな七段飾り

「アリタセラ『ギャラリー青磁』」では、世界最大の磁器製座りびな七段飾りが展示されます。3年がかりで制作された高さ2.7mの七段飾りは、人形、ぼんぼり、お道具などすべて有田焼で作られています。

見どころ2　世界に誇る名窯元の雛人形

柿右衛門窯製　雛人形

マイセン磁器製作所製　雛人形

「伝統文化の交流プラザ『有田館』」では、有田町を代表する窯元「柿右衛門窯」と、姉妹都市ドイツ・マイセン市の雛人形が展示されます。

有田焼のお雛様と、有田焼の影響を受けながらヨーロッパで作られたお雛様を見比べながら鑑賞してみてくださいね。

香蘭社製　世界最大の磁器製ひな人形

香蘭社製の世界最大の磁器製ひな人形二段飾りも展示されます。金彩が施され、磁器ならではの輝きと艶やかさをじっくり鑑賞してくださいね。

伊万里・有田焼で初めて作られたミニ雛人形七段飾り（渓山窯製）

「陶ひなコンテスト in 有田」の歴代最優秀作品・入賞作品

ほのぼのとした表情のお雛様が特長の「渓山窯製」ミニ雛人形七段飾りのほか、「陶ひなコンテスト in 有田」の歴代最優秀作品・入賞作品も展示されます。

体験型イベントも充実！

国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている内山地区の町並みは、江戸・明治・大正・昭和のそれぞれの時代の町屋が立ち並び、まるで昔にタイムスリップしたような気分に。

そんな歴史あるエリアを着物姿で散策できる「きものでありたさんぽ」も実施されます。

「おひなめぐりスタンプラリー」では、町内30ヶ所の施設やお店を巡ってスタンプを集めると、抽選で有田焼がもらえたり、SNSで気軽に参加できる『有田ひいなのInstagram動画コンテスト2025』も開催されます。

有田のグルメも楽しもう！

町内にある28箇所のお食事処では、旬の食材を使った「ひいなランチ」が提供され、有田焼の器で美味しい料理が楽しめます。

「トンバイ塀通り」にある古民家「小路庵」では、期間中の土日祝限定で、地産地消の素材を使った「ひいなカレー」と、ひな祭りにぴったりな「ひいなぜんざい」が提供されます。

お雛さまの鑑賞とあわせて、有田ならではのグルメを楽しみましょう。

有田焼の伝統を感じながら、家族で春の訪れを楽しめる「第21回有田雛のやきものまつり」。ぜひこの機会に、有田町の美しい風景と共に、伝統と文化が息づく雛人形の世界を体験してみてはいかがでしょうか。

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。