
14段・2,000体のお雛様が勢揃い!
飛騨高山で1カ月遅れの雛祭り開催
岐阜県高山市久々野町の「久々野公民館」で、2025年4月3日(木)まで「久々野ひなさま展」が開催されています。
約2,000体ものお雛様が一堂に会する圧巻の展示で、休館日の月曜日を除き無料で見学できます。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
「ひだ桃源郷」と呼ばれる久々野地域

久々野地域は、高山市の南側、分水嶺の太平洋側に位置しています。位山・船山の麓に広がる飛騨川、無数河川、八尺川の3つの河川沿いに集落が点在する風光明媚な地域です。
堂之上遺跡、小屋名しょうけ、有道しゃくしなどの歴史遺産も継承されており、寒暖差のある気候を生かしたりんごや桃などの果樹栽培が盛んです。
春先には樹園地に花が一斉に咲きそろう美しい光景から、別名「ひだ桃源郷」とも呼ばれています。
飛騨の春を彩る伝統行事

飛騨地方では、春の訪れが遅いことから雛祭りを1カ月遅れの4月3日に祝う風習があります。今年で16回目を迎える「久々野ひなさま展」は、市街地から車で約20分の場所にある久々野公民館で開催されています。
圧巻の14段巨大雛段が見どころ

展示の目玉は1階ホールに設置された14段の巨大な雛段です。正面の雛段をメインに、両脇には一之宮町のまゆびなや土雛の変わりびななど、バラエティ豊かなお雛様が並びます。これらのお雛様は一般家庭からの寄附などで集められたものです。
年々増え続けるコレクション
NPO法人ふるさとの溝端甚一郎理事長によると、毎年雛人形の寄附の申し出があり、現在約2,000体を超えるコレクションになったそうです。来場者からは「圧巻!」「どうやって飾るのか、片付けるのかが気になる」といった驚きの声が上がっています。
高山市内の雛まつりイベント
高山市内では現在、「第27回飛騨高山雛まつり」も開催中で、観光施設や宿泊施設などでも雛飾りが楽しめます。さらに、さるぼぼがもらえるスタンプラリーも実施していますので、飛騨高山の雛まつりを満喫できます。
1カ月遅れのお雛祭りという飛騨ならではの風習と、圧倒的な数のお雛様が織りなす光景は、家族で訪れるのにぴったりのイベントです。無料で楽しめる貴重な機会ですので、ぜひ足を運んでみてください。
記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部
「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。
イベント基本情報
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イベント名 | 久々野ひなさま展(2025年) |
ふりがな | くぐのひなさまてん |
開催期間 | 2025年4月3日(木)まで |
開催時間 | 9:00~21:30 |
定休日 | 月曜日休館 |
開催スポット | 久々野公民館 |
住所 | 岐阜県高山市久々野町久々野1505-4 |
電話番号 | 0577-52-3112 |
料金 | 入場無料 |
公式URL | 公式URLはこちら |