子供も夢中になる伝統行事
武蔵村山市の「横中馬獅子舞」を見に行こう

東京都武蔵村山市では、毎年4月29日に「横中馬獅子舞例大祭」（よこなかばししまいれいたいさい）が開催されます。

各社寺で演じられる迫力ある獅子舞はもちろん、子供たちが着飾って華を添える道中にも注目！　家族で楽しめる伝統芸能を見にでかけてみましょう。

※写真提供：横中馬獅子舞保存会

「横中馬獅子舞例大祭」会場周辺の天気

予報地点：東京都武蔵村山市

2025年6月12日 21時00分発表

6月13日(金)

くもり

最高[前日差]26℃[-1]

最低[前日差]19℃[±0]

時間	0-6	6-12	12-18	18-24
降水確率	---	10	10	0

6月14日(土)

くもり のち 雨

最高[前日差]24℃[-2]

最低[前日差]19℃[+1]

時間	0-6	6-12	12-18	18-24
降水確率	10	10	30	70

情報提供：

「横中馬獅子舞」とは

大人に混ざって地元の子供たちが着飾って参加します

東京都武蔵村山市で江戸時代中期から続くとされる伝統的な獅子舞で、市の無形民俗文化財にも指定されています。「横中馬」とは、横田、中村、馬場の三地域の頭文字を取ったもので、五穀豊穣、無病息災、悪疫退散を願い、各地域の寺社に舞が奉納されます。

スタート地点となる「長圓寺」は、室町時代から続くお寺で、JR「立川駅」北口からバスで約30分、またはJR八高線「箱根ヶ崎水駅」からバスで約20分のところにあります。

横中馬獅子舞の見どころは？

2人一組、4人の男の子たちによる「棒使い」

横中馬獅子舞の演技を見られるのは、三地区の3つの神社と長圓寺の4カ所。

さらに、楽器を奏でながら寺社間を移動する「道中」からも、ファミリーにおすすめの注目ポイントをご紹介します。

寺社での獅子舞は迫力満点

三頭の獅子は黒く長いたてがみが特徴で、笛や太鼓、ささらの音に合わせて、天狗と共に迫力ある舞を披露します。その露払いとして登場するのが、棒と木刀を駆使した「棒使い」。男の子たちの軽快な演技も必見です。

道中に華を添える子役たち

ささらすりの美しい花の冠。8人の少女が交代で被ります

ファミリーで例大祭を見学するときに、ぜひ注目してほしいのが、子供たちの活躍です。
先導役として行進の先頭に立ち、鈴のついた「かなんぼう」を地面につきながら歩くのは、5歳～7歳くらいの女の子たち。かわいらしい着物姿が目を引きます。

迫力ある棒使いの演技をするのは、小学校4～6年生くらいの男の子。そして、頭に大きな花の飾りをつけ、ささらをする「ささらすり」を務めるのは小学校4～6年生の女の子です。華やかな衣装や軽快な棒さばきに、きっと目を奪われますよ。

2025年の開催スケジュールは？

2025年の横中馬獅子舞例大祭のチラシ

横中馬獅子舞は毎年4月29日に開催されます。
10時に本町の長圓寺を出立し、10時10分頃に馬場地区の八坂神社、10時50分頃に横田地区の七所神社、11時50分頃に中村地区の熊野神社でそれぞれ宮参りをします。休憩をはさみ13時から熊野神社で本庭の舞を演じ、14時頃に長圓寺に戻り、本庭の舞・万歳楽を奉納します。

10時の長圓寺出立の際には、3発が二度、合計6発の昼花火が打ち上がります。

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。