春日部・江戸川河川敷の空を彩る<br/>伝統と迫力の凧あげイベント
2025年5月3日(土・祝)、5日(月・祝)

春日部・江戸川河川敷の空を彩る
伝統と迫力の凧あげイベント

春日部大凧あげ祭り
かすかべおおだこあげまつり
体験する
歴史・文化を感じる
埼玉県春日部市

埼玉県春日部市西宝珠花地先「江戸川河川敷(宝珠花橋下流)」では、2025年5月3日(土・祝)および5日(月・祝)の2日間、「春日部大凧あげ祭り」が開催されます。

江戸時代後期から続く伝統行事で、日本最大級を誇る100畳敷きの大凧が100人もの引き手によって空高く揚げられ、多くの見物客を魅了します。さらに、凧を眺めながら、春日部ならではの屋台グルメも楽しめますよ。

本記事では、そんな迫力満点の「春日部大凧あげ祭り」の魅力をご紹介します。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

「春日部大凧あげ祭り」とは

100畳の大凧が空を舞います
100畳の大凧が空を舞います

例年5月3日と5日に行われる「春日部大凧あげ祭り」は、1841年(天保12年)、養蚕の豊作を願って凧を揚げたことが始まりとされています。

その後、子供の誕生を祝うお祭りとして発展し、凧のサイズも徐々に大型化。明治中期には、すでに現在と同じ100畳敷き(縦15×横11m)の大きさにまでなりました。

伝統と市民の想いが詰まった大凧

過去開催時の大凧
過去開催時の大凧

使用される大凧や小凧は、春日部市「庄和大凧文化保存会」の会員が、和紙と竹を用いて、毎年約3カ月かけて制作しています。

大凧を制作する様子
大凧を制作する様子

また、凧に描かれる文字は公募により決定され、その年のテーマや想いが込められています。

2025年は、旧春日部市と旧庄和町の合併20周年を記念し、大凧には「春日部」「20周年」、小凧には「希望」「発展」の文字が選ばれました。

「春日部大凧あげ祭り」の特徴

上若組が凧を引っ張る様子(2024年開催時の様子)
上若組が凧を引っ張る様子(2024年開催時の様子)

当日は、上若(かみわか)組と下若(しもわか)組に分かれ、若衆たち100人の引き手が大凧を空に舞い揚げます。引き手たちが「まるで自然を相手に綱引きしているよう」と語るほど、風と力をぶつけ合う大迫力の瞬間を間近で体感できます。

春日部市では、この伝統行事を継承している「庄和大凧文化保存会」の上若組長、下若組長へのインタビュー動画を公開しています。

ぜひ親子で視聴して、大凧を愛する人々の熱い思いを体感してみてくださいね!

春日部ならではのグルメや体験も充実!

模擬店も並び、ピクニックを楽しむ家族連れも(2024年開催時の様子)
模擬店も並び、ピクニックを楽しむ家族連れも(2024年開催時の様子)

両日の9〜17時の間は、春日部グルメを中心とした模擬店が多く並び、食べ歩きも楽しめます。

さらに、ミニ凧作りを体験できるワークショップも開催予定。参加費は500円で、世界にひとつだけのオリジナル凧を作れます。完成した凧は会場内で実際に揚げることもできますよ。

2025年の開催情報

オリジナル凧あげ大会の様子
オリジナル凧あげ大会の様子

2025年の開催日は、例年同様5月3日(土・祝)と5日(月・祝)です(両日とも雨天の場合は6日の火・休に変更)。なかでも、親子におすすめの企画をご紹介します。

子供の成長を願う初節句

5月3日(土・祝)の正午頃から、その年に初節句を迎える子供の健康と幸福な成長を願う「初節句のお祝い」が実施されます。足場(大凧を立てかけておく所)に置かれた大凧の前で健康祈願のおはらいを受けたり、記念撮影ができます(今年度の受付は終了しました)。

大凧には、初節句に参加した子供たちの名前を書いた紙が貼られ、祝いの場をより一層華やかに彩ります。

大空を舞うビッグカイトも登場

両日の10〜13時には、ビッグカイト(くじら凧)などの凧揚げが行われます。青空を泳ぐ大迫力のくじら凧を、ぜひ間近で見学してみましょう!

なお、当日の天気や風によって、飛揚する凧が変更となる場合があります。

自由参加OK!親子で楽しむオリジナル凧あげ

5月5日(月・祝)の9〜11時には、「オリジナル凧あげ大会」が同時開催されます。オープン形式の自由参加となっており、事前の受付は不要です。

優れた作品には、11時10分から行われる表彰式で記念品が贈られますので、ぜひ親子でチャレンジしてみてくださいね。

「オリジナル凧あげ大会」の詳細はこちら!

とりっぷノート:春日部市観光担当者の「おすすめ周辺スポット」は?

「春日部市大凧文化交流センター(愛称:ハルカイト)」2階 大凧文化展示室
「春日部市大凧文化交流センター(愛称:ハルカイト)」2階 大凧文化展示室

「旧宝珠花小学校跡地にある、「春日部市大凧文化交流センター(愛称:ハルカイト)」では、大凧文化や郷土資料の展示を行っています。春日部大凧あげ祭りにお越しの際には、ぜひ立ち寄ってみてください」(春日部市役所 観光振興課職員)

「春日部市大凧文化交流センター」公式サイト

「春日部大凧あげ祭り」をはじめ、年間を通してイベントが開催され、多くの人々でにぎわう春日部市。世界最大級の地下放水路「首都圏外郭放水路」の見学会も人気です。ぜひ親子でおでかけしてみてください♪

記事を書いた人

わかめ

ライター・占い師・音楽家。 朝は原稿、夜はタロット、週末はヘブンアーティスト「わかめとミュゼット」でアコーディオンを演奏する子育て主婦です。

イベント基本情報

  • ページの内容は、掲載時のものであり最新の情報ではない場合もあります。
    お出かけされる際は、最新の公式情報を必ずご確認下さい。
イベント名春日部大凧あげ祭り
ふりがなかすかべおおだこあげまつり
主催者名春日部市
開催期間2025年5月3日(土・祝)、5日(月・祝)
開催時間9:00~17:00
開催スポット江戸川河川敷(宝珠花橋下流)
住所埼玉県春日部市埼玉県春日部市西宝珠花地先
料金入場無料
アクセス【公共交通機関】
①東武スカイツリーライン・東武アーバンパークライン「春日部駅」東口から朝日バス(関宿中央ターミナルまたは関宿はやま工業団地行き)に乗車、バス停「大凧公園入口」下車後、徒歩で約3分(料金:大人610円、小学生305円)

②東武アーバンパークライン「南桜井駅」北口から臨時直通バスで約15分(料金:大人340円、小学生170円)
※始発は8:30同駅北口発、最終便は17:30会場発
※「南桜井駅」北口発最終便は16:00
※その他、バス事業者の規定に沿った運賃設定を適用

【車】東北自動車道「岩槻IC」から約25分/常磐自動車道「柏IC」から約25分/圏央道「幸手IC」から約20分


備考・【雨天順延】5月3日(土・祝)と5日(月・祝)両日とも雨天の場合は、6日(火・休)に変更
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公開日2025年04月22日/更新日2025年04月22日