
400年の歴史を誇る「鵜原の大名行列」
2025見どころ&開催情報
千葉県勝浦市の鵜原エリアでは、2025年7月26日(土)に、「八坂神社」の例祭である「鵜原の大名行列」が開催されます。
祭りでは、大名行列と神輿(みこし)が街中を練り歩く勇壮な景色が見られます。
今回は、「勝浦市観光商工課観光係」に「鵜原の大名行列」の魅力や見どころを教えていただきました。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
「鵜原の大名行列」とは

「鵜原の大名行列」は、毎年7月の第4土曜に、鵜原のまちに鎮座する「八坂神社」の例祭として行われています。
開催当日は、「八坂神社」を出発し、「よい、よい、よいやまかせぇ」のかけ声とともに、鵜原のまちなかや「鵜原海岸」を練り歩きます。
行列のあとに「鵜原海岸」で行われる「浜下り」は、大きな見どころのひとつ。神輿が海へと向かい、「紀州根」とよばれる「八坂神社」の一ノ鳥居の前で、威勢のいい練りが披露されます。
この祭りは深夜まで続き、クライマックスには地区の人々に見守られながら神輿が宮入りします。その際に「八坂神社」の拝殿内で、先代の神輿を激しく揉んで高く掲げ、勢い余り天井を突き破る風習があります。
「鵜原の大名行列」の歴史を知ろう!

鵜原の人々は、祭りのことを、親しみを込めて「まち」とよびます。「まち」は一年を通して語られる話題の中心であり、漁師たちの誇りでもあります。
鵜原は、かつて紀州(現在の和歌山県と三重県南部)の漁師たちが、外房(そとぼう:房総半島の太平洋側に面した地域)の豊かな漁場を求めて移り住んだ歴史がある土地です。
紀州から移り住んだ漁師たちが、先進的な技術や文化を地元にもたらし、やがて自分たちの守り神として「八坂神社」を建立したといいます。
「鵜原の大名行列」は、およそ400年前、紀州・尾張の「津島神社」を参拝した大名行列にならって始められたもので、武具は、大多喜藩藩主・本多忠朝(ほんだただとも)から拝領したと伝えられています。
2025年の開催情報

2025年の「鵜原の大名行列」は、7月26日(土)に開催されます。
この祭りは千葉県の記録選択無形民俗文化財にも指定されており、まちなかを練り歩く光景を見ることで、鵜原の歴史や文化にふれることができます。
「よい、よい、よいやまかせぇ」のかけ声を響かせながら勇ましく練り歩く姿は、大人だけではなく子供も夢中にさせる迫力や魅力がありますよ。
およそ400年以上の歴史を持つといわれる「鵜原の大名行列」。ぜひ親子で訪れて、その熱気を体感してみてはいかがでしょうか。
とりっぷノート♪鵜原海岸ってこんなところ!

「お浜下り」が行われる鵜原海岸は「日本の渚百選」にも選ばれた千葉県屈指の絶景スポットです。
夏には首都圏をはじめとする各地から多くの人々が訪れる海水浴場としてにぎわいます。
海岸に立つ大きな白い鳥居は、「八坂神社」の一ノ鳥居です。海に向かって堂々と建つその姿は、訪れる人に荘厳な印象を与えます。(いこーよとりっぷライター:杞山穂花)
イベント基本情報
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イベント名 | 鵜原の大名行列(2025) |
ふりがな | うばらのだいみょうぎょうれつ |
主催者名 | 鵜原大名行列保存伝承会 |
開催期間 | 2025年7月26日 |
開催時間 | 10:30頃開始予定 |
開催スポット | 八坂神社~鵜原海岸 |
住所 | 千葉県勝浦市鵜原 |
電話番号 | 0470-73-6641 ※電話窓口は「勝浦市観光商工課」です |
料金 | 観覧無料 |
アクセス | 【電車】JR外房線「鵜原駅」から徒歩で約10分 |
駐車場 | 駐車場なし |
備考 | ※来場の際は公共交通機関の利用を推奨しています |
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