700年続く東京都無形民俗文化財!道行・龍神・獅子舞が繰り広げる「厳正寺 水止舞」の見どころ
毎年7月第2日曜日

700年続く東京都無形民俗文化財!道行・龍神・獅子舞が繰り広げる「厳正寺 水止舞」の見どころ

厳正寺 水止舞
ごんしょうじ みずどめのまい
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東京都大田区

東京都大田区の「厳正寺」(ごんしょうじ)では、毎年7月の第2日曜日に、「水止舞」(みずどめのまい)が行われます。

当日は、雨を止める祈りを込めた民俗芸能である「水止舞」を奉納します。

700年にわたり受け継がれてきた「厳正寺 水止舞」の歴史と見どころをご紹介します。

※本記事の一部は例年の開催内容をもとに構成しています。最新情報と異なる場合がありますので、おでかけの際は必ず公式サイト等をご確認ください

「水止舞」とは

「水止舞」が奉納される厳正寺の様子
「水止舞」が奉納される厳正寺の様子

「水止舞」は、毎年7月第2日曜に行われる、大田区に伝わる伝統的な行事です。

前半は「道行」(みちゆき)と呼ばれる雨乞いの儀式が行われます。

出発点からは、藁(わら)で編んだ縄を渦巻き状に巻き上げて作られた雄雌一対の龍神が進み、その内部にはそれぞれ1名ずつ大貝(ほら貝)を吹く者が入ります。まちなかを進む最中、威勢よく水を浴びせられながら、龍神は厳正寺境内の舞台へと向かいます。

舞台につくと、雨を鎮めるための神聖な「水止舞」が奉納されます。舞台上では3匹の獅子が、奉納笛と唄に合わせて力強くかつしなやかに舞いを披露します。

「水止舞」の歴史を知ろう!

地元の人々の想いをつないで、現在も伝統的な「水止舞」が行われています
地元の人々の想いをつないで、現在も伝統的な「水止舞」が行われています

「水止舞(みずとめのまい)」の起源は、1321年(元亨元年)までさかのぼります。

武蔵国(現在の関東地方)で大干ばつが起きた際、厳正寺の第二世・法蜜上人(ほうみつしょうにん)が藁で龍を作り、雨乞いの祈祷を行ったところ、雨が降ったと伝えられています。

ところが2年後、今度は長雨が続き、田畑に被害が出ました。これを2年前の雨乞いの祈祷のせいだという声が上がり、上人は雨止めの祈祷を行うことにします。

上人は獅子の仮面を3つ作り、「水止(しし)」と名付けました。そして、農民に水止の仮面を被らせて舞を舞わせ、太鼓や法螺貝を鳴らして祈ったところ、雨は止みました。これが「水止舞」のはじまりといわれています。

※第六世以降、寺は浄土真宗に改宗したため、現在は加持祈祷は行われていません。

路上での道行の激しさとは一転、荘厳な儀式として「水止舞」が奉納されます
路上での道行の激しさとは一転、荘厳な儀式として「水止舞」が奉納されます

「水止舞」は、約700年にわたり受け継がれており、1963年(昭和38年)には東京都無形民俗文化財に指定されました。

伝統と歴史ある「水止舞」。ぜひ親子で訪れて、当時の農民たちの想いや感謝を体感してみてはいかがでしょうか。

とりっぷノート♪水止舞で唄われる奉納唄にも注目を

水止舞では、「奉納唄」とよばれる9種類の唄があり、笛の音と獅子の舞に合わせて歌われます。

前半の締めくくりとなる「コホホーンの舞」では、次の唄が唱えられます。

「この寺に施餓鬼あるとは夢しらず、おそく参ればごせうのさわり」

後半では、雌獅子をめぐって若獅子と雄獅子が花籠(はなかご)の間で勇壮な舞を繰り広げます。その場面で、笛の音に合わせて残りの8種類の奉納唄が順に唄われます。(いこーよとりっぷ編集部)

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。

イベント基本情報

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イベント名厳正寺 水止舞
ふりがなごんしょうじ みずどめのまい
主催者名水止舞保存協力会
開催期間毎年7月第2日曜日
開催スポット浄土真宗本願寺派 柳紅山 厳正寺
住所東京都大田区大森東3-7-27
電話番号080-4931-4321
※電話窓口は「水止舞保存協力会事務局」です
料金無料
アクセス【電車】京浜急行本線「大森町駅」から徒歩で約8分/JR京浜東北線「大森駅」東口から、京急バス(森ヶ崎行き、または大森東五丁目行き、または羽田空港(羽田車庫)行き)に乗車、バス停「大森東中学校」下車後、徒歩で約5分
駐車場駐車場なし
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公開日2025年06月24日/更新日2026年07月01日