
大民謡流しから花火まで!
夏の風物詩「新潟まつり」開催情報
2025年8月8日(金)〜8月10日(日)の期間、新潟市中央区の各所にて「新潟まつり」が開催されます。
歴史ある4つの祭りがひとつにまとまり誕生した「新潟まつり」は、新潟の夏を象徴する伝統行事。3日間にわたって繰り広げられるイベントには、華やかな大民謡流しや水の都ならではの水上みこし渡御(とぎょ)、夜空を彩る花火大会など、見どころが盛りだくさん! 古き良き伝統を受け継ぎながらも、誰もが楽しめる開かれたお祭りとして、毎年多くの人々が訪れます。まち全体が熱気に包まれるこのお祭りで、心に残る夏の思い出をつくりませんか?
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
新潟まつりってどんなお祭り?

新潟まつりは、もともと別々に行われていた「住吉祭」「商工祭」「川開き」「開港記念祭」という4つの歴史あるお祭りがひとつにまとまり、昭和30年(1955年)に誕生しました。以来、夏の新潟を代表するビッグイベントとして親しまれています。
開催は毎年8月上旬の金土日曜。3日間にわたって、市内各所でさまざまなイベントが行われ、訪れる人を楽しませてくれます。日にちによって雰囲気や見どころも変わるので、何度行っても新しい魅力に出会えるお祭りです。
4つの祭りがひとつになった「新潟まつり」

現在の「新潟まつり」のルーツは、かつて別々に行われていた「住吉祭」「商工祭」「川開き」「開港記念祭」という4つの伝統あるお祭りです。大迫力の大民謡流し、伝統ある住吉行列、水のまち・新潟ならではの水上みこし渡御、元気あふれる市民みこし、そして夜空を彩る花火大会など、バラエティ豊かな催しが行われ、毎年多くの観光客でにぎわいます。
それぞれのルーツとなったお祭りについて知っておくと、新潟まつりをもっと深く味わえますよ♪
住吉祭
江戸時代の享保11年(1726年)、新潟の廻船問屋が大阪の住吉神社からご神体を迎え、地元の人々の信仰を集めて始まったとされるのが「住吉祭」です。
みこしを船に乗せ、信濃川を東から西へと渡る「水上みこし渡御」は、港の安全と繁栄を祈る新潟ならではの風景です。
商工祭
昭和4年(1929年)、商業の活性化を目指して始まったのが「商工祭」。
当初は広告パレードが中心でしたが、戦後には企業や団体が競い合う華やかな山車(だし)行列に発展。芸妓さんたちも加わり、古町を舞台に華やかな一大パレードが5kmにわたって続いたと言われています。
川開き
明治41年(1908年)に起きた2度の大火を乗り越え、まちの復興を願って生まれたのが「川開き」です。
明治43年(1910年)、萬代橋(ばんだいばし)の下流にある中州で打ち上げられた花火が始まりとされ、信濃川の流れとともに新潟の人々の希望を乗せてきた行事です。
開港記念祭
新潟港は、安政条約により開かれた「開港五港」のひとつ。
明治元年(1868年)11月19日に開港したことを記念して、昭和5年(1930年)には開港60周年の式典が盛大に行われました。史料展や物産展など、まちをあげて祝うにぎやかなイベントが開かれたのが「開港記念祭」のはじまりです。
新潟まつりの見どころは?

新潟まつりは3日間にわたって行われ、市内各地でさまざまなイベントが繰り広げられます。見どころが盛りだくさんなので、気になる催しを事前にチェックして、目的地を決めてからお出かけするのがおすすめです。
祭りの始まりを告げる「万代太鼓演奏」
古くから新潟に伝わる軽快な「樽砧(たるきぬた)」の音色と、哀愁ただよう篠笛の旋律、そして胸に響く力強い太鼓の音がまつりの幕を開けます。熟練のバチさばきとともに、心も体も自然とリズムにのってしまいそう。
日本最大級!「大民謡流し」

新潟まつり名物といえば「大民謡流し」。萬代橋や柾谷小路を舞台に、新潟甚句や佐渡おけさを踊る踊り手たちが、そろいの浴衣で美しく列をなします。
軽やかな樽砧の音にのせて、まちが一体となって踊る姿は圧巻。当日の飛び入り参加も大歓迎です。
古式ゆかしい「住吉行列」
時代絵巻さながらの装束をまとった一行がまちを練り歩く「住吉行列」。
その後には勇ましい万代太鼓の演奏隊も続き、歴史と迫力を兼ね備えたパレードに目が釘付けになります。
港の発展を願う「水上みこし渡御」

「水の都・新潟」を象徴する一大イベント。色とりどりの満艦飾(まんかんしょく)に飾られた15隻の船に囲まれながら、みこしを乗せた御座船が信濃川を渡ります。
港の安全と発展を祈るこの行事は、幻想的で荘厳な雰囲気に包まれます。
子供たちも主役「手づくり子どもみこし」
元気いっぱいの子どもたちが大きなかけ声をあげながら、かわいらしい手作りみこしを担いで街を行進。その姿に、見ているこちらも自然と笑顔になります。
「市民みこし」で熱気最高潮!

手古舞(てこまい)姿の女性たちを先頭に、木遣り(きやり)の声が響き渡り、6基の神輿が古町通を練り歩きます。夕暮れの白山神社への宮入りは、新潟まつりのクライマックス。沿道からも大きな声援が飛び交います。
フィナーレを飾る「花火大会」

3日間の祭りを締めくくるのは、夜空を彩るきらびやかな花火大会。
日本一長い川として知られる信濃川を舞台に、音楽と花火が華やかに共演する優美な景観が楽しめます。※有料席なし。荒天時は中止(順延なし)
2025年の「新潟まつり」開催情報

2025年8月8日(金)
万代太鼓演奏
時間:13:00~18:00
会場:新潟駅南口広場
大民謡流し
時間:19:00〜20:30
会場:新潟甚句(柾谷小路~鏡橋、万代橋通~東大通)新潟甚句/佐渡おけさ(萬代橋)
2025年8月9日(土)
住吉行列
時間:(1)9:30〜 (2)13:50~
会場:(1)万代町通出発 (2)古町通9番町出発(※山車・万代太鼓は古町通7番町を13:30出発)
水上みこし渡御
時間:11:30~12:30
会場:万代島水産物物揚場→ 信濃川左岸 みなとぴあ上流付近
手づくり子どもみこし
時間:9:00~
会場:古町通6番町 → 白山神社
市民みこし
時間:15:30~
会場:古町通10番町→白山神社
2025年8月10日(日)
住吉行列
時間:(1)10:00~ (2)13:00〜 (3)14:10~
会場:(1)上大川前通4番町出発 (2)本町通8番町出発 (3)学校町通2番町出発
花火大会
時間:19:20〜(1時間程度)
会場:昭和大橋上流(りゅーとぴあ裏)
新潟の人々の祈りや願い、歴史や文化がぎゅっと詰まった「新潟まつり」。ぜひ親子で遊びに行ってみてくださいね!
とりっぷノート♪ 夏の陣CRAFTにも注目!
新潟まつりにあわせて「新潟まつりだあ~夏の陣CRAFT~で応援!」が開催されます。全国各地のクラフトビール、各地のグルメが楽しめるフードコートになっていて、子供から大人まで楽しむことができますよ♪
日時:8月8日(金)~11日(月・祝)各日11:00~21:00(最終日は19時まで)
会場:新潟市中央区 「万代シテイストリート」(期間中歩行者天国)
記事を書いた人
宇都宮薫
多摩美術大学卒業。編プロ勤務を経て、フリーランスの編集者・ライターとして活動。雑誌・ウェブメディアなどへの執筆のほか、書籍(ビジネス書・実用書・コミックエッセイ等)の編集・構成を手掛ける。得意ジャンルは生活情報全般、出産育児、健康、おでかけ、グルメなど。趣味は地図を見ること、まち歩き、絵を描くこと♪
イベント基本情報
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イベント名 | 新潟まつり(2025) |
ふりがな | にいがたまつり |
主催者名 | 新潟まつり実行委員会 |
開催期間 | 2025年8月8日 〜 2025年8月10日 |
開催スポット | 新潟市中央区各所 |
住所 | 新潟県新潟市中央区古町通ほか |
電話番号 | 025-290-4204 ※新潟商工会議所の番号です |
料金 | 無料 |
アクセス | 【電車・バス】JR「新潟駅」より徒歩約20分/JR「白山駅」より徒歩約15分 【車】北陸自動車道「新潟西IC」または磐越自動車道「新潟中央IC」より約15分 |
駐車場 | 駐車場なし |
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