世界最大級の4尺玉花火を打ち上げ<br/>まち一帯が花火一色で染まるお祭り
2025年9月12日 〜 2025年9月13日

世界最大級の4尺玉花火を打ち上げ
まち一帯が花火一色で染まるお祭り

片貝まつり(浅原神社秋季例大祭奉納大煙火)(2025)
かたかいまつり(あさはらじんじゃしゅうきれいたいさいほうのうだいえんか)
見る
新潟県小千谷市

新潟県小千谷(おぢや)市の片貝町(かたかいまち)では、2025年9月12日(金)と13日(土)で、「片貝まつり」が開催されます。

祭りの見どころは、世界最大といわれる4尺玉花火の打ち上げ! さらに、「玉送り」や「筒引き」といった古式ゆかしい伝統行事も行われ、まち一帯が花火一色で染まります。

今回は、家族で楽しめる「片貝まつり」について、「スケジュールは?」「桟敷席はあるの?」といった開催情報を「片貝町煙火協会」にお聞きしました!

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

「片貝まつり」ってどんな祭り?

例年、2日間で約17万人もの人々が訪れる人気の祭りです
例年、2日間で約17万人もの人々が訪れる人気の祭りです

「片貝まつり」は毎年9月第2金・土曜に行われる、片貝町の伝統的な祭りです。

正式名称は「浅原神社秋季例大祭奉納大煙火」。その名の通り、「浅原神社」の秋の例大祭として執り行われます。

この祭りは、別名「花火祭り」ともよばれ、越後三大花火のひとつにも数えられます。片貝町は三尺玉発祥の地としても知られています。

打ち上げられる花火は「浅原神社」への奉納を意味しています。子供の誕生祝、結婚祝、家内安全、健康祈願、社業発展、物故者追善供養などさまざまな願いが込められています。

花火の奉納に向けた伝統行事も実施

屋台(やたい)の曳(ひ)き回しも行われ、盛大な祭礼の雰囲気に包まれます
屋台(やたい)の曳(ひ)き回しも行われ、盛大な祭礼の雰囲気に包まれます

当日は朝から浅原神社へ花火の玉を奉納する「玉送り」や、花火打ち上げの成功と無事を祈る「筒引き」といった伝統行事も行われます。

「玉送り」とは?

成人を迎えた人や厄年の人が参加し、町内を練り歩きながら浅原神社へ花火の玉を奉納します
成人を迎えた人や厄年の人が参加し、町内を練り歩きながら浅原神社へ花火の玉を奉納します

「玉送り」は、明治初期に町内の花火をまとめて神社に奉納してから、打ち揚げるようになったのが起源といわれています。

各町内の若者や子供たち、同級会、有志ら約30の団体が、「しゃぎり」の音に合わせて町内を練り歩く活気に満ちた光景が広がります。

「筒引き」とは?

「筒引き」では、若者が筒に上り、大きな声を出して鼓舞します
「筒引き」では、若者が筒に上り、大きな声を出して鼓舞します

「筒引き」は、約100人の若者が参加し、2本の太綱で引かれた筒が町内の目抜き通りを進みます。

先頭を行く木製の大筒は、かつて花火の打ち上げに使われていた歴代の道具で、普段は浅原神社に保管されています。祭り当日は町の人々とともに引き出され、再びその存在感を示します。

「片貝まつり」の歴史を知ろう!

奉納者の願いが込められた花火は人々の心を打ちます
奉納者の願いが込められた花火は人々の心を打ちます

長い歴史を持つ「片貝まつり」の花火は、江戸時代後期にはじまったといわれています。

当時は花火師という職業はなく、町の花火好きたちが自ら工夫して作った花火を打ち上げていました。幕末の1867年(慶応3年)には、3日間で70発を上げ、最大は1尺玉だったと記録されています。1891年(明治24年)には、片貝で初めて3尺玉の打ち上げに成功しました。

さらに、1985年(昭和60年)には4尺玉の打ち上げに成功。これが世界一大きな打ち上げ花火として新聞や雑誌などで取り上げられ、「片貝まつり」の名が広く知られるきっかけとなりました。

2025年の開催情報は?いつやるの?

秋の夜空を彩る、光と音の競演が観客を魅了します
秋の夜空を彩る、光と音の競演が観客を魅了します

2025年の「片貝まつり」は、9月12日(金)と13日(土)に開催されます。

花火は2日間あわせて約1万5,000発が打ち上げられ、2日目には昼花火も披露されます。

花火の打ち上げ場所の背後には小高い山があり、その山が屏風(びょうぶ)のような地形になっていて音を反射させるため、迫力ある破裂音を楽しめるのもポイント。ぜひ、花火の音も堪能してください♪

目玉となる4尺玉は、直径約800mの大輪を夜空に描きます。重さ420kgの玉を地上800mまで打ち上げるので、高さ5.2m、厚さ1.8cmの鋼鉄製の筒が使われます。

有料桟敷席の情報をチェック!

子連れファミリーで観覧するなら桟敷席を予約しておくのが断然おすすめ!
子連れファミリーで観覧するなら桟敷席を予約しておくのが断然おすすめ!

祭りの花火を快適に観覧できる有料の桟敷席も販売されます。

【2日間共通枡】
1枡(8人可)…3万3,000円
【一日券(12日また13日)】
1枡(8人可)…2万2,000円
※2日目(13日)の1日券は満席のため、受付を終了しました。1日目(12日)の桟敷1日券もしくは2日共通券をお買い求めください。

【当日入場券(相席)】
1人…5,500円
※当日券は9時頃から会場の「浅原神社」にて先着順で販売

迫力ある花火と伝統行事が一体となった「片貝まつり」。世界最大級の4尺玉や、まちの人々が受け継いできた奉納の文化に触れながら、秋の夜空を彩る豪快な花火を親子で楽しんでくださいね。

とりっぷノート♪交通情報&トイレ情報をチェック!

祭り期間中は、片貝町の中心部で交通規制が実施されます。会場の周辺には臨時の有料駐車場も設置されますが、混雑を避けるために、訪れる際はなるべく公共交通機関を利用するのがおすすめです。

なお、「小千谷市総合体育館」、「城山運動公園」、鴻巣の乗降所の3カ所からは、シャトルバスも運行するので、そちらも上手に活用してくださいね♪

また、子供連れ外出にとって悩ましいのがトイレ事情。祭り期間中は、片貝町煙火協会の指定駐車場や、「浅原神社」の境内や参道、桟敷席にトイレが設置されるので、事前に場所をチェックしておくと安心です。(いこーよとりっぷライター:杞山穂花)

記事を書いた人

杞山穂花(Clay)

編集プロダクションClay所属の編集・ライター。食べること・文章を書くことがとにかく大好きです。やんちゃな愛猫に日々癒され中。パパママ、そして子供たちのワクワクドキドキな思い出づくりのお手伝いができれば幸せです!

イベント基本情報

  • ページの内容は、掲載時のものであり最新の情報ではない場合もあります。
    お出かけされる際は、最新の公式情報を必ずご確認下さい。
イベント名片貝まつり(浅原神社秋季例大祭奉納大煙火)(2025)
ふりがなかたかいまつり(あさはらじんじゃしゅうきれいたいさいほうのうだいえんか)
主催者名片貝町煙火協会
開催期間2025年9月12日 〜 2025年9月13日
開催時間19:30~22:20
開催スポット打ち上げ場所:浅原神社裏手
住所新潟県小千谷市片貝町6548
電話番号0258-84-3900
※電話窓口は「片貝町煙火協会」です
料金有料桟敷席あり
アクセス【電車】JR上越線「小千谷駅」からバス(長岡駅大手口行き)に乗車、約30分後、バス停「片貝二之町」で下車後、徒歩で約5分/JR信越本線「長岡駅」からバス(小千谷車庫前行き)に乗車、約40分後、バス停「片貝五之町」下車後、徒歩で約5分
駐車場駐車場あり
公式URL公式URLはこちら
関連URL
公開日2025年09月03日/更新日2025年09月03日