秋田県大館市で伝統のお祭り
「大館神明社例大祭」開催情報

秋田県大館市の「大館神明社」や「おおまちハチ公通り」、「大館駅」前を会場に、2025年9月10日（水）と11日（木）の2日間にわたって、「鎮座350周年記念　大館神明社例大祭」が開催されます。

京都祇園囃子の流れをくむ「大館囃子」が響く中、豪華絢爛な曳き山車が巡行する、歴史ある伝統祭りです。親子で秋田の伝統文化にふれ、地域の歴史や祭りの醍醐味を存分に味わえる特別な2日間となります。

※画像はすべて大館市提供
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「鎮座350周年記念　大館神明社例大祭（2025年）」会場周辺の天気

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宵宮は豪華絢爛な山車合同運行で幕開け

画像提供：大館市

9月10日の宵宮では、18時に御成町二丁目で各講が集結し、13講の山車が一斉に出陣します。きらびやかにライトアップされた山車が宵闇に浮かび上がる様子は、勇壮でありながらも豪華絢爛です。笛の音色や囃子の響きに、観衆の心も躍ります。

親子で見上げる色とりどりの山車は、子どもたちにとって日本の伝統工芸の美しさを実感できる、貴重な体験となるでしょう。

迫力の田乃坂越えで祭りがクライマックス

画像提供：大館市

19時30分からの田乃坂越えは、宵宮最大の見どころです。威勢のいいかけ声とともに若衆が山車を曳き、妖艶な踊りと華麗な囃子にあわせて一気に坂を駆け上がる姿は圧巻！　子供たちは祭り衆の熱気と伝統の力強さを肌で感じることができます。

20時30分からは大町ハチ公通りで大館ばやしの響宴が行われ、お祭りは最高潮に達します。

本祭は稚児行列と曲げわっぱ太鼓で地域文化を満喫

9月11日の本祭では、13時から13時15分まで、宮の杜神明こども園の園児たちによる愛らしい稚児行列が行われます。この行列は、おおまちハチ公通り鍛冶町から実行委員会本部まで練り歩きます。

また、12時20分から12時50分には大館曲げわっぱ太鼓の演奏も行われます。

祭典のクライマックス「祭典祝い水」で最高潮

画像提供：大館市

本祭の夜に行われる「祭典祝い水」は、本祭最大のクライマックスです。8つの講が、おおまちハチ公通り交差点に集結し、弾ける水しぶきを浴びる祭衆の姿は迫力満点です。そのまま囃子合戦へとなだれ込む怒濤の展開はダイナミックで、親子で見守る観客も祭りの熱気に包まれることでしょう。

水かけの涼しさも秋の夜には心地よく感じられます。

京都祇園囃子の流れをくむ「大館囃子」の伝統文化を堪能

「大館神明社例大祭」で演奏される「大館囃子」は、大館市無形民俗文化財に指定されており、京都祇園囃子の流れをくむと伝えられています。豪華絢爛な曳き山車に乗った踊り方・囃子方による演奏は、長い歴史と伝統に裏打ちされた本格的な文化体験となります。

画像提供：大館市

350年の歴史と格式を誇る「大館神明社例大祭」。京都祇園囃子の流れをくむ無形文化財の大館囃子や、豪華絢爛な山車、迫力の田乃坂越えなど、秋田の伝統文化を存分に味わえる2日間を、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか。

記事を書いた人

大縄典子

いこーよとりっぷ編集部／転勤族の夫を持ち様々な土地に縁がある、大学生の息子、高校生の娘がいるママ。結婚後、子育てに専念するため10年以上の専業主婦経験を経て、ひょんなことから社会復帰を果たす。今は様々な自治体とのやり取りをしながら、まちの魅力を伝える仕事に情熱を燃やしています。人と話すことが好き。