武蔵坊弁慶ゆかりの地・田辺市で
「弁慶まつり」見どころ＆開催情報

和歌山県田辺市で、2025年10月3日（金）、4日（土）に「第37回弁慶まつり」が開催されます。

武蔵坊弁慶（むさしぼうべんけい）にまつわる伝説などを再現する演劇や武蔵坊弁慶をイメージした「ゲタ踊り」、よさこいのステージなど、2日間とも催しが盛りだくさん！

お祭りのスケジュールや見どころを、主催者の「弁慶まつり実行委員会（事務局：田辺商工会議所）」に伺いました。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

「第37回弁慶まつり（2025年）」会場周辺の天気

情報提供：

「弁慶まつり」ってどんな祭り？

JR紀勢本線「紀伊田辺駅」の駅前に飾られている弁慶の像（画像提供：legao／PIXTA）

田辺市は、平安末期の僧・武蔵坊弁慶にゆかりがある地で、“弁慶生誕のまち”と伝えられています。
父とされる人物がこの地を治め、幼少期の伝説や遺物も残ることから、弁慶との関わりが深いとされています。

1987年（昭和62年）の「熊野水軍出陣800年祭」をきっかけに始まり、以降「弁慶まつり」として例年10月上旬に開催。現在では演劇やよさこい、太鼓演奏など、市を代表するイベントへと発展しています。

2025年の「弁慶まつり」見どころ＆開催情報

演劇・弁慶伝説（10月3日）

「演劇・弁慶伝説」の様子

「弁慶まつり」では、弁慶にちなんださまざまな催しが行われますが、なかでも必見なのは、弁慶ゆかりの地「鬪雞神社」（とうけいじんじゃ）で上演される「演劇・弁慶伝説」です。

弁慶誕生から源義経の出会いなど、見どころ満載の劇は歴史に詳しくない子供でも楽しめる内容です！

また、演劇の舞台となる鬪雞神社は、弁慶の父とされる人物が源平合戦の際、源氏と平家のどちらにつくのか軍鶏（しゃも）を闘わせて神意を占ったことが社名の由来とされています。

10月4日（土）10時からは、鬪雞神社にて「弁慶社例祭」も執り行われます。

紀州弁慶よさこい踊り（10月4日）

「紀州弁慶よさこい踊り」は観客も一緒に盛り上がります

1998年から続く人気イベント。2025年は32組が参加し、市内の各会場で演舞を披露。夕方のパレードや夜の「よさこい総踊り」では、踊り子と観客が一体となって盛り上がります。

物産テント市（10月4日）

過去開催時の様子

「扇ヶ浜広場」に田辺市の物産店が集結。田辺市ならではのグルメやお祭り定番フードが並び、昼からにぎわいます。

弁慶ゲタ踊り（10月4日）

軽快なリズムの曲に合わせて、たくさんの人が踊ります

「第1回弁慶まつり」から続く「弁慶ゲタ踊り」。武蔵坊弁慶をイメージした振り付けで踊ります。

踊る曲は、武蔵坊弁慶の波乱万丈の生涯を歌うオリジナルソング「弁慶踊り」。合間に「ソリャ、ウントコショ！アリャ、ドッコイショ！！」 のかけ声を入れながらにぎやかに通りを踊り、練り歩きます。

弁慶鬼若太鼓（10月4日）

過去開催時の様子

地元有志による保存会「弁慶鬼若太鼓」が迫力の演奏を披露。弁慶の幼名「鬼若」にちなんだ太鼓です。

伝説的な人物である武蔵坊弁慶が身近に感じられるお祭りです。親子でお出かけすれば、子供が歴史に興味をもつきっかけにもなりそうですね！

とりっぷノート♪「田辺花火大会」も開催！

過去開催時の様子

10月4日（土）の20時から、扇ヶ浜で「第55回田辺花火大会」が開催されます。視界に入りきらないほどの大パノラマ花火をはじめ約3,500発の花火が夜空を美しく彩るひとときを祭りとあわせて楽しんでみてはいかがですか？　花火を観覧するなら、扇ヶ浜海水浴場の芝生広場がおすすめですよ。（いこーよとりっぷ編集部）

「第55回田辺花火大会」の詳しい情報はこちら

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。