高さ4mの"ふとん太鼓"がまちを練り歩く！堺市の秋を彩る伝統行事2025開催情報

大阪府堺市北区にある「百舌鳥八幡宮」（もずはちまんぐう）では、2025年10月4日（土）と5日（日）に、秋祭りの「ふとん太鼓奉納行事」が開催されます。

2日間にわたって、堺市に伝わる「ふとん太鼓」が、氏子9町より大小一基ずつ奉納されます。

今回は、「ふとん太鼓奉納行事」について、「2025年はいつやるの？」「どんな行事なの？」といった開催情報や見どころを「百舌鳥八幡宮」にお聞きしました！

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

「百舌鳥八幡宮秋祭り（月見祭）　ふとん太鼓行事（2025）」会場周辺の天気

情報提供：

「百舌鳥八幡宮」ってどんな神社？

境内にある「弁天社」にもぜひお参りを！

百舌鳥八幡宮は、大阪府堺市の北区に位置する神社です。

その歴史は古く、なんと6世紀半ば（西暦532〜571年頃）、欽明（きんめい）天皇の時代に創建されたと伝わります。

御祭神（ごさいじん）は応神（おうじん）天皇で、厄除けの祈願をはじめ、交通安全や安産祈願など、地元の人々に広く信仰されています。

また、参道の左側（西側）には大きな池があり、その中に楕円形の島があります。 この島へは橋で渡ることができ、島の北端には「弁天社」とよばれる社（やしろ）も鎮座しています。

百舌鳥八幡宮の「ふとん太鼓奉納行事」ってどんな祭り？

「ふとん太鼓」が宮入りすると、境内は人々の熱気に包まれます

百舌鳥八幡宮の秋祭りは、仲秋の名月に当たる旧暦8月15日にかけて行われます。別名「月見祭」（つきさい）とも呼ばれ、古くより堺を中心とした泉州の人々に親しまれてきました。

仲秋の名月（旧暦8月15日）には神社の祭典（神事）が執り行われ、その秋祭りの前後の土・日曜に「ふとん太鼓奉納行事」が行われます。

行事の期間中には、多くの人々が力を合わせてふとん太鼓を担ぎ上げ、囃子歌（はやしうた）と太鼓の音を響かせながら、まちなかを練り歩く光景は迫力満点！　

堺市では、子供から大人までが集う一大行事としても知られています。

「ふとん太鼓」とは？

荘重な台座彫刻や、ふとん部分の華麗な装飾にも注目を

ふとん太鼓は、太鼓を納めた台座の上に、朱色の座布団のようなものが5段重ねられた形状をしているので、その形から「ふとん太鼓」と呼ばれるようになりました。

台座には重厚な彫刻が施され、ふとん部分には金の縄や大小の房が飾られ、華やかな装飾が目を引きます。運行時には高さ約4m、重さはおよそ2トンにもなり、60〜70人で担がれます。

2025年の開催情報は？いつやるの？

「ふとん太鼓奉納行事」が行われる「百舌鳥八幡宮」の鳥居

2025年の「ふとん太鼓奉納行事」は、2025年10月4日（土）と5日（日）に行われます。

「宮入日」である4日には、各町のふとん太鼓が11時から約1時間ずつ順番に境内を練り歩き、運行は22時30分まで続きます。

5日の「宮出日」も同じように、10時から順番に約1時間ずつ練り歩き、境内での運行は22時にフィナーレを迎えます。

運行の際は、「べーら、べーら、べら、しょっ、しょい！」と声をそろえ、呼吸を合わせてゆっくりと進みます。

当日のアクセス＆駐車場情報をチェック！

行事の当日は、周辺道路で大規模な交通規制が行われ、毎年渋滞が発生するほどの混雑となります。

また、期間中は「百舌鳥八幡宮」内の駐車場は封鎖されるので、訪れる際は電車などの公共交通機関を利用してくださいね。

豪快で華やかな光景が見られる百舌鳥八幡宮秋祭りの「ふとん太鼓奉納行事」。ぜひ親子で訪れて、秋の堺でしか味わえない迫力の祭りを現地で楽しんでみてはいかがでしょうか。

とりっぷノート♪「百舌鳥八幡宮」の見どころをご紹介♪

大楠は、本殿向かって右側にそびえ立ちます

「百舌鳥八幡宮」に訪れたらぜひチェックしてほしいのが、境内にそびえる大楠（おおくすのき）です。

樹齢はおよそ800年といわれ、国の天然記念物にも指定されています。広い境内の中でもひときわ存在感があり、見るだけでパワーを感じるスポットです。（いこーよとりっぷライター：杞山穂花）

記事を書いた人

杞山穂花（Clay）

編集プロダクションClay所属の編集・ライター。食べること・文章を書くことがとにかく大好きです。やんちゃな愛猫に日々癒され中。パパママ、そして子供たちのワクワクドキドキな思い出づくりのお手伝いができれば幸せです！