年に一度の「島田飴」の販売や花嫁道仲行列も！12月14日（日）に開催の「島田飴まつり」見どころをご紹介

宮城県大和町（たいわちょう）の「吉岡八幡神社」では、2025年12月14日（日）「島田飴まつり」が開催されます。

開催当日は、年に一度この日しか買えない縁起物の飴細工「島田飴」（しまだあめ）が販売されるほか、華やかな花嫁道仲（はなよめどうちゅう）行列が行われます。

この記事では、「島田飴まつり」について、2025年の開催情報や見どころを「島田飴まつり伝承会」にお聞きしました！

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

「島田飴まつり（2025）」会場周辺の天気

情報提供：

「島田飴まつり」ってどんな祭り？

「花嫁道仲行列」では、艶やかな和装がそろい、祭りの雰囲気が一気に華やぎます

「島田飴まつり」は、毎年12月14日に、「吉岡八幡神社」の冬季例祭にあわせて行われる、縁結びの伝統行事です。

祭りの目玉となるのは、花嫁の髪型である「島田髷」（しまだまげ）をかたどった飴細工。純白の髷に紅白の水引を飾り付けた美しい飴細工で、祭りの日に数量限定で販売されます。

さらに、島田飴を神社に奉納するために、花嫁をはじめとした和装の人々が、「吉岡八幡神社」周辺を練り歩く「花嫁道仲行列」もあわせて行われます。

毎年、縁結びのご利益を授かろうと、全国から訪れた人々でにぎわいます。

「島田飴まつり」の歴史を知ろう！

島田飴は、砂糖と水あめを煮詰めて練り上げ、昔ながらの木型で、ひとつずつ手作業で作られます

「島田飴まつり」の歴史は、今から400年以上前までさかのぼります。

その昔、「吉岡八幡神社」の神主（かんぬし）が文金高島田（ぶんきんたかしまだ：花嫁の伝統的な髪型のこと）の美しい花嫁に恋をして、恋心と良心の間で苦しみ、病を患いました。

それを心配した村人たちが、島田髷の形をした飴細工をつくって神社へ奉納したところ、たちまち病が回復したといいます。

この出来事から、毎年12月14日を例祭日として、縁結びの神事が斎行されるようになり、それに合わせて「島田飴まつり」が行われるようになりました。

2025年の開催情報は？いつやるの？

受け継がれてきた祭りの伝統を感じましょう

2025年の「島田飴まつり」は、12月14日（日）に行われます。

今年の島田飴の販売は、9～17時に実施されます。「大和町武道館」で引き換え札を購入すると、「吉岡八幡神社」で飴と引き換えることができます。

さらに、祭りの大きな見どころである「花嫁道仲行列」も必見！　2025年の「花嫁道仲行列」のルートや開催情報をご紹介します。

花嫁道仲行列

まちなかをゆっくり進む華やかな行列に子供も釘付けに！

「花嫁道仲行列」は、出立式から始まり、島田飴工房前で華やかな装飾の中で、主役の花嫁が登場します。

途中の七十七銀行前では、白無垢から鮮やかな色や柄の色打掛（いろうちかけ）へのお色直しも行われます。

さらに道仲では、太鼓や踊りなど地元ならではの演舞も披露され、行列に華を添えます。

最後は吉岡八幡神社へ到着し、厳かな島田飴奉納の儀で「花嫁道仲行列」が締めくくられます。

伝統の飴細工と華やかな花嫁行列が彩る「島田飴まつり」。ぜひ親子で訪れて、年に一度の特別な祭りを楽しんでみてはいかがでしょうか。

記事を書いた人

杞山穂花（Clay）

編集プロダクションClay所属の編集・ライター。食べること・文章を書くことがとにかく大好きです。やんちゃな愛猫に日々癒され中。パパママ、そして子供たちのワクワクドキドキな思い出づくりのお手伝いができれば幸せです！