ふんどし姿の男衆が麻縄をよじ登る<br/>福島・会津の奇祭「七日堂裸詣り」
毎年1月7日

ふんどし姿の男衆が麻縄をよじ登る
福島・会津の奇祭「七日堂裸詣り」

福満虚空藏菩薩圓藏寺 七日堂裸詣り(2024年)
ふくまんこくぞうぼさつえんぞうじなのかどうはだかまいり
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歴史・文化を感じる
福島県河沼郡柳津町

福島県河沼郡柳津町(やないづまち)にある「福満虚空藏菩薩圓藏寺」では、2024年1月7日(日)に「七日堂裸詣り」が行われます。

下帯(したおび/ふんどしのこと)一枚の男衆が麻縄をよじ登る迫力ある伝統行事を見て、家族全員で1年の幸せと無病息災を祈願しましょう。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください

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「七日堂裸詣り」とは?

熱気&迫力満点の奇祭!
熱気&迫力満点の奇祭!

毎年1月7日の夜に福満虚空蔵尊本堂で行われている奇祭「七日堂裸詣り」。

20時30分に鳴る一番鐘の音を合図に、下帯姿の男衆が113段の石段を駆け上がり、本堂に吊り下げられた麻縄をよじ登ります。揉み合い、競い合いながら麻縄をよじ登ることで1年の幸福と無病息災を祈ります。

辺り一面に雪が積もったまち中をかがり火が照らす中、下帯姿の男衆が勇ましく麻縄を登っていく姿は迫力があり、毎年多くの観光客が訪れます。

「七日堂裸詣り」の由来・歴史

「七日堂裸詣り」は、村人たちの力で竜神を追い払ったという伝説にちなんだ伝統行事です。

昔、この地方一体に悪病が流行り死者が続出した際に、長老が不思議な夢を見たのだそう。その夢のお告げに従い、龍神の持っている玉を手に入れて菩薩に献上すると、見事悪病は消えて無くなりました。

しかし、龍神は玉を奪い返しに来たのです。

村人達は玉を守るために、手をとりあって下帯姿で堂内の鰐口(わにぐち/御堂の正面軒先に吊り下げられた仏具の一種)をめがけてかけ登り、龍神を待ちましたが、龍神はその様子を見て諦めて去って行ったのだそう。

この伝説がもとになり、悪魔退散・無病息災を祈念する行事として現代まで受け継がれています。

2024年の「七日堂裸詣り」は?

2024年の「七日堂裸詣り」は、例年通り1月7日(日)20時30分から行われる予定です。

とりっぷノート!ここも注目

牛王宝印(ごおうほういん/神社や寺院が発行する厄除けの御札)が差し込まれた矢が365本用意されており、受け取った参加者は幸福を授かるといわれているそうです。(いこーよとりっぷライター・宇都宮薫)

記事を書いた人

宇都宮薫

多摩美術大学卒業。編プロ勤務を経て、フリーランスの編集者・ライターとして活動。雑誌・ウェブメディアなどへの執筆のほか、書籍(ビジネス書・実用書・コミックエッセイ等)の編集・構成を手掛ける。得意ジャンルは生活情報全般、出産育児、健康、おでかけ、グルメなど。趣味は地図を見ること、まち歩き、絵を描くこと♪

イベント基本情報

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イベント名福満虚空藏菩薩圓藏寺 七日堂裸詣り(2024年)
ふりがなふくまんこくぞうぼさつえんぞうじなのかどうはだかまいり
主催者名福満虚空藏菩薩圓藏寺
開催期間毎年1月7日
開催時間20:30~
開催スポット福満虚空藏菩薩圓藏寺本堂
住所福島県河沼郡柳津町大字柳津字寺家町甲176
電話番号0241-42-2346
※電話窓口は「柳津観光協会」です
料金入場無料
アクセス【車】磐越自動車道・会津坂下ICから約9分
【電車】JR只見線「会津柳津駅」から徒歩で約10分
駐車場駐車場あり
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公開日2022年12月11日/更新日2024年02月08日