【実食レポ第1弾】希少品種も!気になる「りんご」3種を食べ比べ
今年もりんごのおいしい季節がやってきました! ふじ(サンふじ)、つがる、王林などスーパーにもたくさん種類が並び始めていますね。
りんごの品種は、なんと約2,000品種もあるそうです。生のりんごはもちろん、焼きりんごやリンゴチップ、アップルパイ、シードル(りんご酒)など、りんご好きな「いこーよとりっぷ」編集部のあいまるが、気になった品種を食べ比べてみます!
今回は「ぐんま名月」「ムーンルージュ」「なかののきらめき」をご紹介します。
※2024年11月末時点の情報です
※価格帯や販売状況は購入当時の情報です。また、コラム内で紹介している店舗やイベントで必ず販売しているとは限りません
※りんごの収穫時期や産地、また個体によって品質が異なります
甘さ◎の黄色いりんご「ぐんま名月」
「あかぎ」と「ふじ」を交配して生まれた「ぐんま名月」。食べごろはまだまだ先かな…と思うほどの黄色い果皮からは想像がつかないほど、じつはとっても甘く、蜜の入りも良い品種です。
生産量と流通量が少なく、“幻の品種”とも呼ばれていますが、最近は大手スーパーなどでも売られ始めているようです(編集部調べ)。
購入場所と価格
11月下旬に、都内周辺の大手スーパーで購入しました。
女性のにぎり拳より少し大きいサイズが3つ入って537円。1個当たり179円なので、定番品種より高価格帯です。
食べた感想
3個とも全体的に薄い黄色で、ほんのり赤く色づく部分が多少ある程度。“黄色い実が特徴”という事前知識がなかったら、買うのをためらったかも…、という色味です。
切ってみると、蜜はほとんどなかったですが、酸味はほぼなく、かなり甘い! ただ、みずみずしい食感は感じられなかったです。
ちなみに、ほかの編集スタッフも近所のスーパーで見かけたそうで、食べた感想を聞いたところ、
「わたしが買ったりんごはみずみずしかった」
「蜜はほとんど入っていなかったけど甘かった」
「酸味が少ないので小さな子供でも食べやすそう」
「娘が食べた瞬間に『甘~い♡』と言っていました」
などの感想があがったため、個体差が大きいかもしれません。
ぐんま名月のりんご狩りができる農園で収穫したりんごなら、蜜たっぷり&より甘く、みずみずしいものが食べられそう…!
【ぐんま名月】ひとことメモ
(1)“幻の品種”がいよいよ身近で買えるように!
(2)甘さの当たりハズレはなさそう!
(3)蜜入りを狙うなら農園でのりんご狩りが良さそう!
甘味と酸味が絶妙な赤果肉りんご「ムーンルージュ」
「いろどり(紅玉×ピンクパール)」と「ふじ」を交配させた赤果肉の品種「ムーンルージュ」。果皮は黄色ですが、赤い果肉が透けて薄いオレンジ色にみえる点も特徴です。
出荷時期は11月上旬~12月中旬といわれていますが、流通量はまだまだ少ないと思われます。スーパーなどでまだ出会ったことがありません(編集部調べ)。
購入場所と価格
長野県小川村にある「道の駅おがわ」内にある産直売り場「さんさん市場」で発見。ほかにも3~4品種ほどのりんごが並んでおり、先ほど紹介した「ぐんま名月」もありました。
ムーンルージュの値段は1個500円…! サイズ感も大きくなく、ちょっと悩みました(笑)が、店頭手書きPOPに希少な品種であることなども書かれており、「たしかに、スーパーで見たことないぞ」「ここで逃したらもう食べられないかも」と思い、旅行のお土産として購入を決めました。
食べた感想
半分に切ると、まずはやってくるのはりんごの華やかな香り! りんごを切っているだけでも、幸せな気持ちになれました。
また、果皮を剥いていると、ムーンルージュの特徴のひとつである「果肉の赤みが透けてしまうほど果皮がとても薄い」ことを実感できます。慎重に剥いていかないと果肉も大量に削り取ってしまいそうな薄さで、「皮を剥かずに食べたほうが良いかも…」と思うほどでした
食べてみると、甘味と酸味のバランスが絶妙! 口にすると香りはさらに豊かに感じられます。
みずみずしい食感で満たされた気持ちになったのも束の間、最後の一切れになったときには「もう1個買っておけばよかった」と名残惜しくなりました。
今度見つけた時は複数買いしたい…お財布と相談です。
【ムーンルージュ】ひとことメモ
(1)道の駅や産直市場などで出会える可能性あり!
(2)香りが豊かで甘味と酸味のバランスも◎!
(3)定番品種に比べて価格は高め
インパクト大!甘酸っぱい赤果肉りんご「なかののきらめき」
「王林」と「いろどり(紅玉×ピンクパール)」を交配させた赤果肉の品種「なかののきらめき」。果肉の広範囲にわたって桃色~赤色が入っています。
食感はかためで、ほどよく果汁があり、さくらんぼのような甘酸っぱいさわやかな酸味、豊かな香りが特徴です。
こちらのコラムを書くにあたって少し調べたところ、「ムーンルージュ」と「なかののきらめき」は、同じ果樹農家さんが手がけられたとのこと! 偶然手に取った赤果肉の2品種にこんな共通点があるとは…運命を感じました。
ちなみに、上の2つは今年食べたりんごでしたが、しなののきらめきは2022年に出会った品種です。以降、生活圏内で見かけることがなかったのですが、なんと今年、都内の“激安スーパー”で販売されていたとの目撃情報が! 1袋4つ入りで999円で販売されていたそうで、スーパーのなかでは高価格帯商品ですが、お買い得な気がします。(編集部調べ)
なお、以下の情報は2022年時の情報です。
購入場所と価格
購入場所は、千葉県市川市にある「市川地方卸売市場」で月2回開催される「いちかわごちそうマルシェ」。長野の果物を扱う店舗ブースに、カットされたなかののきらめきが見本展示されていました。
知っているりんごの姿とかなりかけ離れており、思わず「これ、りんごなんですか…?」と店員さんに聞いてしまうくらいの衝撃でした。
値段ははっきり覚えていないのですが、1個300円台だったと思います。「関東圏のスーパーではまだ売っていないと思うよ」「今日出ている分で今シーズンは終わりだよ~」といわれ、これは逃すまいと1個だけ購入。
食べた感想
果肉全体に、濃淡があるピンク色がタイダイ柄のように入っています。半分に割った断面を見れば、誰でも「わ!」と感動できるはず。
先ほど紹介した「ムーンルージュ」とは違い、なかののきらめきは酸味が強い品種。私が食べたりんごは、甘酸っぱいという言葉がぴったりでしたが、生食に向かないものもあるそうで、購入時に「(酸味が強くて)食べられなさそうなら、アップルパイやジャムに加工するといいよ!」とアドバイスをいただきました。
次回はアップルパイで食べてみたい!
【なかののきらめき】ひとことメモ
(1)流通量はまだ少なめ、見つけたらラッキー!
(2)断面のインパクト大!
(3)生食に向かない場合は、スイーツ食材として使うのがおすすめ!
今回は「ぐんま名月」「ムーンルージュ」「なかののきらめき」をご紹介しました。気になる品種に出会ったら続編でお届けします♪
記事を書いた人
あいまる
いこーよとりっぷ編集部のコンテンツクリエーター/ハッピーな気持ちになれるニュースや企画をお届けするため、毎日楽しくネタ探しをしています。カメラ・美術館巡り・サッカー&スポーツ観戦・キャンプ・ハンドメイド・色鉛筆画などなど、外遊びも家でゆっくりするのも大好きなので多趣味です。
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