戦国時代からの歴史を持つ水運交通<br/>千代田町と対岸の埼玉県を結ぶ船

戦国時代からの歴史を持つ水運交通
千代田町と対岸の埼玉県を結ぶ船

赤岩渡船
あかいわとせん
体験する
歴史・文化を感じる
群馬県邑楽郡千代田町

群馬県の南端に位置する千代田町は、まちの南側を利根川が流れています。「赤岩渡船」は、千代田町赤岩と利根川を挟んだ対岸の埼玉県熊谷市葛和田を結ぶ動力船です。

利根川唯一の橋のない公道「赤岩渡船」をご紹介します。

利根川を渡る県道として運航!まちの大切な交通「赤岩渡船」

「赤岩渡船」は、千代田町赤岩と対岸の埼玉県熊谷市葛和田間を運航する動力船。利根川の流域で、現在「橋のない公道」として唯一残っています。

利根川沿いのまち千代田町の住民にとって、身近な交通機関として、年間2万人を超える利用者がいます。

「赤岩渡船」は、県道として指定されているため、誰でも無料で利用できます。

乗船方法はいたってシンプル。千代田町側から乗船する場合は、小屋の船頭さんに声をかけて乗船します。一方、埼玉県側から乗船する場合は、小屋の隣に黄色の旗が設置されているので、その旗を対岸の小屋にいる船頭さんが気が付くまで上げると迎えに来ます。

「赤岩渡船」の歴史

現在千代田町が管理運営をしている「赤岩渡船」ですが、歴史は古く戦国時代の上杉謙信の文献にも登場しています。

江戸時代には水運が発達し、利根川を使って船でさまざまな農産物や特産品が運ばれていました。ちょうど同じころ、当時の千代田町でも川岸の渡船場が栄え、現在残っている赤岩のほかにいくつもの渡船場が作られました。

現在唯一残る「赤岩渡船」は数少ない河川交通手段として地域の人たちに愛されています。

千代田町の歴史と伝統も感じられる「赤岩渡船」。普段とは違った公共交通機関に乗る体験をしてみてはいかがでしょうか。

スポット基本情報

  • ページの内容は、掲載時のものであり最新の情報ではない場合もあります。
    お出かけされる際は、最新の公式情報を必ずご確認下さい。
スポット名赤岩渡船
ふりがなあかいわとせん
住所群馬県邑楽郡千代田町赤岩
営業時間4月1日~9月30日 8:30~17:00
10月1日~3月31日 8:30~16:30
※年末年始は以下の通り
12月28日29日 8:30~16:30
12月30日 9:00~14:00
12月31日/1月1日・2日 9:00~12:00
1月3日 9:00~14:00
定休日増水や強風等により運航が危険な場合は運休となります。
運休になると群馬県側に赤旗が上がります。
料金無料
公開日2023年06月05日/更新日2023年06月05日