五百羅漢が見守る神秘的な寺院<br/>兵庫・加西市「羅漢寺」へ歴史探訪

五百羅漢が見守る神秘的な寺院
兵庫・加西市「羅漢寺」へ歴史探訪

羅漢寺
らかんじ
体験する
歴史・文化を感じる
兵庫県加西市

兵庫県加西市(かさいし)にある「羅漢寺(らかんじ)」は、「五百羅漢(ごひゃくらかん)」と呼ばれる約500体の石仏が立ち並び、神秘的な雰囲気の寺院です。

「五百羅漢」の神秘的な魅力に触れられる「羅漢寺」をご紹介します。

「羅漢寺」ってどんなお寺?

「羅漢寺」は、播州薬師霊場第十一番札所としても知られる、兵庫県加西市にある寺院。もともとは、同じく加西市にある「酒見寺(さがみじ)」境内の中にある一寺であったと言われていますが、戦国時代の兵火で焼失したと言われています。その後、北条御旅町にあった薬師堂を移したと伝えられています。

1942年に寺名を現在の「羅漢寺」としました。境内にある「五百羅漢石仏」は2018年に兵庫県指定文化財に指定されました。境内を歩きながら、「羅漢寺」の歴史に思いを馳せてみるのもいいですね。

五百羅漢の謎に迫る

「羅漢寺」の境内に点在する石仏群は、その数の多さから「五百羅漢」と呼ばれています。長い間その詳細は不明とされてきましたが、2015年に行われた市の調査により、江戸時代初期に仏像が作られ、元々は「羅漢寺」の南にある「酒見寺」にあったものだと考えられるようになりました。

石仏は地元の凝灰岩を使って造られており、17世紀初頭に造られたと言われています。約400年間、謎に包まれながら寺院に立ち続けてきた石仏群ですが、徐々に謎が解明されてきました。

年中行事に参加して、寺院に親しもう

「羅漢寺」では、年間を通じてさまざまな行事が行われています。毎年8月8日に開催される、約1000本ものろうそくに火を灯し、先祖供養が行われる「千灯会」や、美しい紅葉の時季に行われるライトアップなど、子供と一緒に寺院に訪れ、歴史にふれられる機会もありますよ。

加西市の歴史文化にふれながら境内を散策できる「羅漢寺」。「五百羅漢」が見守る神秘的な空間で、歴史探訪の旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。

スポット基本情報

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スポット名羅漢寺
ふりがならかんじ
住所兵庫県加西市北条町北条1293
電話番号0790-43-0580
営業時間9:00~17:00
料金大人200円、小人100円(20名以上の団体の場合160円)
アクセス【電車】北条鉄道「北条町駅」下車後徒歩15分
【車】中国自動車道加西ICより西へ約15分
駐車場駐車場あり
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公開日2024年06月27日/更新日2024年06月27日