建物見学&アイスクリームも話題!<br/>岐阜「いわむら城下町」の老舗蔵元

建物見学&アイスクリームも話題!
岐阜「いわむら城下町」の老舗蔵元

岩村醸造
いわむらじょうぞう
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岐阜県恵那市

岐阜県恵那市の岩村エリアにある「岩村醸造」は、1787年(天明7年)創業で200年以上の歴史を持つ、市内唯一の蔵元です。

「女城主」をはじめとした日本酒や、「あま酒」や柚子(ゆず)酒などを製造しているほか、子供に人気の「あま酒ソフトクリーム」も販売しています。

さらに、創業当時からの趣をそのまま残す店内は、無料で見学も可能!

恵那市の水や米にこだわって酒造りを続ける「岩村醸造」の歴史や店舗情報をご紹介します。

※内容は一部変更になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

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江戸時代創業の老舗酒造「岩村醸造」

重要伝統的建造物群保存地区に選定された「いわむら城下町」内に佇む風情ある建物
重要伝統的建造物群保存地区に選定された「いわむら城下町」内に佇む風情ある建物

江戸時代中期にあたる1787年(天明7年から続く「岩村醸造」は、岐阜県恵那市の岩村エリアに広がる「いわむら城下町」内にあります。

酒造りで使用する主な材料は、約400年前に掘られた井⼾から湧き出る天然水と、地元で収穫される酒造好適米「ひだほまれ」。恵那市の大地が生む素材を使ったお酒は、エレガントな味わいが特徴です。

エリア内に城跡が残る「岩村城」の城主が織田信長の叔母だったことにちなんだ「女城主」をはじめ、おみやげにもぴったりなお酒がそろいます。

歴史を感じる酒蔵を気軽に見学しよう♪

歴史ある建物の見学は、日本の伝統的な建築物に興味を持つきっかけにもなります
歴史ある建物の見学は、日本の伝統的な建築物に興味を持つきっかけにもなります

店舗は、江戸時代に建てられた建物をそのまま使用しており、入口を入ってすぐのところに、お酒の販売スペースがあります。

その奥は、間口が狭く奥行きが深い“ウナギの寝床”とよばれる形状になっており、足元には2本のレールが伸びています。このレールは、店先から中庭を通り、酒蔵までの約100mをつなぐトロッコの線路で、かつては酒や米の運搬に使われていたそうです。

現在は、店先から中庭までが一般向けに開放されており、レールに沿って歩きながら自由に見学ができるようになっています。

事前予約で解説付きの見学も可能

無料見学エリア内の中庭では、酒造りに使用する天然水も試飲できます
無料見学エリア内の中庭では、酒造りに使用する天然水も試飲できます

無料見学は、各々で建物や中庭などを見学するスタイルですが、事前予約をすれば、蔵の歴史や酒造りへのこだわりなど、解説を受けることができます。

説明と5種類のお酒の試飲付きの見学も実施しています。こちらは、事前予約をしてから訪れましょう。

■説明・試飲5種類付き見学
予約方法:4日前までに公式サイト、または電話から要事前予約
料金:1人1,500円

人気メニュー「あま酒ソフトクリーム」をチェック!

「あま酒ソフトクリーム」(200円/小学生以下は100円)
「あま酒ソフトクリーム」(200円/小学生以下は100円)

「岩村醸造」では、子供でも楽しめるメニューも用意されています。

店頭で販売している「あま酒ソフトクリーム」は、その名の通り「あま酒」を使用した、さっぱりとした甘さのソフトクリームです。

もちろんノンアルコールなので、子供はもちろん、お酒が飲めない大人でもおいしく味わえますよ。


店内に設置されているベンチでひと休みしながら、おやつタイムを楽しみましょう♪

「岩村醸造」の酒造りへのこだわり

「単においしいだけではなく、心がほぐれるような酒造りがしたい」と、熱い思いを話してくれた7代目
「単においしいだけではなく、心がほぐれるような酒造りがしたい」と、熱い思いを話してくれた7代目

「岩村醸造」では、“玲瓏馥郁”(れいろうふくいく)を信条とした酒造りを心がけているといいます。

玲瓏馥郁とは、透き通るように美しく輝き(玲瓏)、良い香りが漂う(馥郁)こと。

7代目の蔵元である渡會充晃(わたらいみつてる)さんは、「一口飲むだけで、ふわっと幸福感を感じられる日本酒を目指しています。地元の水や米を使うことで、味わったときに岩村を思い出してもらえたらうれしいですね」と語ります。

大人はもちろん、建物見学やオリジナルソフトクリームで子供も楽しめる「岩村醸造」に訪れて、ぜひその歴史や作り手の想いにふれてみてはいかがでしょうか。

とりっぷノート♪創業からの歴史を知ろう

(左)「女城主 特別純米酒」1,560円、(右)「女城主 純米吟醸」2,100円
(左)「女城主 特別純米酒」1,560円、(右)「女城主 純米吟醸」2,100円

「岩村醸造」のはじまりは、現在の蔵元である渡會家が年貢として岩村城に納めていたお米を活用して酒造りを始めたことに由来します。

明治時代には、お酒のほかに味噌(みそ)や醤油(しょうゆ)も製造していたため、社名には「酒造」ではなく「醸造」を使用しているのだとか。

その後、味噌や醤油の製造をやめ、酒造業に専念するようになり、現在に至るまでこだわりの酒造りを続けています。(いこーよとりっぷライター・杞山穂花)

記事を書いた人

杞山穂花(Clay)

編集プロダクションClay所属の編集・ライター。食べること・文章を書くことがとにかく大好きです。やんちゃな愛猫に日々癒され中。パパママ、そして子供たちのワクワクドキドキな思い出づくりのお手伝いができれば幸せです!

スポット基本情報

  • ページの内容は、掲載時のものであり最新の情報ではない場合もあります。
    お出かけされる際は、最新の公式情報を必ずご確認下さい。
スポット名岩村醸造
ふりがないわむらじょうぞう
住所岐阜県恵那市岩村町342
電話番号0573-43-2029
営業時間9:00~18:30
※酒蔵見学は17:00まで
定休日なし
料金女城主 特別純米酒(1,560円)、女城主 純米吟醸(2,100円)、あま酒ソフトクリーム(200円/小学生以下は100円)など
アクセス【車】中央自動車道・恵那ICから約20分
【電車】明知鉄道明知線「岩村駅」から徒歩で約15分
駐車場駐車場あり
公式URL公式URLはこちら
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公開日2024年07月02日/更新日2024年07月02日