長い歴史を積み重ねる
自然豊かなため池
大阪府大阪狭山市にある「狭山池」は、日本最古のダム式ため池。春には桜の名所としても知られ、多くの人が訪れます。
休日をのんびり過ごしたい親子のおでかけ先としてもおすすめです。
狭山池の歴史
大阪平野の南部を1400年間うるおしてきた日本最古のダム式ため池です。水下地域に水田をふやすため、616年ごろつくられました。731年に行基(ぎょうき)、1202年に重源(ちょうげん)、1608年に片桐且元(かたぎりかつもと)が、大規模な改修をしました。2001年の大阪府の改修では、水下の洪水をふせぐ防災ダムとしての役割が加わりました。2015(平成27)年に国の史跡に指定されました。
ビュースポット 「狭山池取水塔を眺める狭山池公園遊歩道」
大阪府から2021年度、世界に誇れる大阪の魅力ある景観、きらりと光る個性豊かで多彩な景観を美しく眺めることができる場所として「第2回ビュースポットおおさか」に選定されました。
1926年から長年親しまれた初代の取水塔(狭山池博物館で展示公開中)の外観を受け継ぐ2代目の「取水塔」は、狭山池を取り巻く全長2850mの遊歩道のどこからでも眺めることができる狭山池のシンボルです。金剛・葛城・二上・生駒の山なみや陶器山を背に、季節の移ろいや天候・時刻ごとに様々な表情を見せてくれます。
狭山池公園
一周2.85kmの周遊路にはウォーキングやジョギングのために多くの方が訪れています。野鳥も多く、市民の手で作られたバタフライガーデンでは季節の花や、約40種類の蝶を見ることができるなど、自然や豊かな環境を楽しむことができます。
また、春には狭山池まつり、冬はイルミネーションなど年間を通じて様々なイベントが開催されています。令和5(2023)年3月からは、狭山池交流拠点「さやりんBase」を設置し、狭山池の魅力や情報の発信、にぎわいづくりに取り組んでいます。
狭山池の桜
狭山池の周囲には、約1300本の桜が植えられ、たくさんの人がお花見に訪れます。早咲きのコシノヒガンが多く、3月下旬から開花するため、大阪府内で一番に花見ができます。狭山池博物館周辺では4月中旬に咲くヤエザクラ類もあり、長期に渡ってお花見が楽しめます。
狭山池ダムカレー
大阪狭山市と帝塚山学院大学との連携で誕生した狭山池ダムカレーのオリジナルレシピをもとにレトルト化。大阪狭山市商工会、SAYAKAホール4階レストラン「LightHouseSAYAKA」で販売しており、ちょっとしたお土産にもぴったりです。
スポット基本情報
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スポット名 | 狭山池 |
ふりがな | さやまいけ |
住所 | 大阪府大阪狭山市岩室 |
電話番号 | 072-366-0011 電話番号の受付先は大阪狭山市役所になります。 |
料金 | 無料 |
アクセス | 南海高野線「大阪狭山市駅」より徒歩10分 |
駐車場 | 駐車場あり |
公式URL | 公式URLはこちら |