春はツツジ&夏は花ハスの群生!
群馬県館林市を守り続ける「城沼」
東武鉄道「館林駅」から約3.2km離れたところにある「城沼(じょうぬま)」は、日本遺産に登録された「里沼(SATO-NUMA)」を構成する沼のひとつです。周辺は遊歩道が整備されており、季節の花々が楽しめるお花見スポットとしても人気を集めています。
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多くの逸話が残る「守りの沼」
周囲約8km、面積50万平方メートルで、東西に細長く広がる「城沼」。沼の南側にはつつじの名所として知られる「つつじが岡公園」があります。
1590年に築かれた「館林城」を取り囲み、“天然の要害(要塞)”とされていた歴史から、別名「守りの沼」とも名付けられています。
「城沼」には、龍神が住んでいるという「龍神伝説」や、龍神に見初められて城沼に入水した女性のためにつつじを植えたという「つつじ伝説」なども残っており、ミステリアスな雰囲気をかもし出しています。
「城沼」には、趣の異なる5つのウォーキングコースが用意されています。
沼をぐるりと一周できる「朝陽の小径」や、高浜虚子をはじめとした9人の歌人が詠んだ10の歌碑が建てられている「文学の小径」など、水辺の涼しい風を感じながら、家族でゆっくり散策が楽しめます。
つつじ&花蓮も!季節の見どころをチェック
沼の周辺にはつつじが植栽されています。満開を迎える4月末頃には、色鮮やかに美しく咲きそろうつつじ観賞が楽しめます。
沼のほとりには、約100品種約1万株のつつじが植えられている「つつじが岡公園」もあるので、あわせて訪れるのもおすすめです。園内では例年およそ10万人もの人々が訪れる「つつじまつり」が行われ、毎年4月上旬~5月中旬に開催されます。
夏になると、愛らしいピンクや白色の蓮の花が水面を彩ります。
見頃を迎える例年7月上旬~8月上旬には、花蓮が群生する沼をクルージングする「花ハス遊覧船」が運航されます。群生する蓮をかき分けて進み、花を間近で楽しむという非日常な体験は、子供にとっても貴重で思い出深いものに。
「つつじが岡公園」内の遊覧船乗り場から出航し、所要時間は30分ほどです。
※最新の運行状況は公式サイトでご確認ください
フォトジェニックな花蓮はもちろん、蓮のなかには、なんと縄文時代から自生する古代蓮も残されています。目の前でじっくりと観察しながら、夏の暑さを和らげる涼やかな風景を、家族で優雅に楽しんでください。
とりっぷノート♪ここがポイント
広大な沼の周りには、遊歩道が整備されていて、親子で散歩するのにぴったり。夏に運行する「花ハス遊覧船」は、ジャングルのような雰囲気が漂う蓮の群生の中を進んでいき、子供は冒険気分で楽しめます。(いこーよとりっぷライター・杞山穂花)
記事を書いた人
杞山穂花(Clay)
編集プロダクションClay所属の編集・ライター。食べること・文章を書くことがとにかく大好きです。やんちゃな愛猫に日々癒され中。パパママ、そして子供たちのワクワクドキドキな思い出づくりのお手伝いができれば幸せです!
スポット基本情報
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スポット名 | 城沼 |
ふりがな | じょうぬま |
住所 | 群馬県館林市花山町 |
アクセス | 【車】東北自動車道「館林IC」から約10分 【電車】東武鉄道各線「館林駅」から徒歩で約40分、または「館林駅」からつつじ観光バス館林板倉線に乗車(約11分)、バス停 「つつじが岡公園」下車後、徒歩で約10分 |
駐車場 | 駐車場あり |
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