春は満開の桜を眺めながら
散歩やピクニックを楽しんで

二ヶ領用水（にかりょうようすい）は江戸時代に開発された農業用水路です。

なかでも、川崎市多摩区宿河原1～6丁目を流れる宿河原線は、地域に暮らす人々にも人気の散歩道。

自然豊かな憩いの場であり、地元小学校の環境学習の場としても活用されるほか、春の「桜まつり」や夏の「灯篭流し」など、地域イベントの開催場所でもあります。

JR南武線「宿河原駅」から徒歩で約3分とアクセスも良好です。

心地よいせせらぎと桜の絶景！野鳥も見られる遊歩道

多摩川・宿河原堰（しゅくがわらぜき）から取水された用水路に沿って約2kmの桜並木が整備され、春には多くの花見客で賑わいます。

住宅街の中を流れる小川に約300本のソメイヨシノが立ち並ぶ景色は、とてものどか。水の流れに癒されながらのんびり鑑賞できます。

また、宿河原堰付近は野鳥が観察できるスポットとしても知られています。図鑑や双眼鏡を持参して散歩するのもいいですね。

「二ヶ領用水宿河原線」散策で立ち寄りたいスポットは？

宿河原堰

散策の際は、川崎市の自然や歴史を感じられる近隣スポットにもぜひ立ち寄りたいところ。

宿河原堰付近にある「二ヶ領せせらぎ館」は、多摩川の魚が見られる水槽展示や、二ヶ領宿河原堰の模型などがあり、親子で楽しみながら用水路について学べます。

「川崎市緑化センター」。JR南武線「宿河原駅」から二ヶ領用水宿河原線沿いを歩いて約7分です

「川崎市緑化センター」は、入園無料の都市緑化植物園。

800本以上の植物が展示される温室群のほか、日本庭園やローズガーデン、芝生広場などの施設があり、四季折々の草花を観察できます。

休憩所やトイレもあるので、散策の合間の休憩にもぴったりです。

電車の下をくぐり抜けるユニークなスポットも

宿河原堰から少し進むと、二ヶ領用水とJR南武線が交わるポイントがあります。

このガード下の高さは約1.2m。腰をかがめてくぐり抜ければ、ちょっとした冒険気分が楽しめます！　

頭上を通る電車の音にドキドキしながら、親子で一緒に通り抜けてみましょう。

春は、桜と電車を一緒に撮影できる絶好のフォトスポットになりますよ。

5カ年計画で遊歩道がきれいに！ますます散策が楽しくなりそう

二ヶ領用水宿河原線では、現在、遊歩道の補修が進められています。

2022年5月現在、「川崎市緑化センター」付近など補修工事が完了した場所もありますが、まだ工事が行われていないエリアもあります。二ヶ領用水を散策する際には注意しましょう。

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