川場村の美しい自然を感じられる<br/>100種類以上の花が彩る花寺

川場村の美しい自然を感じられる
100種類以上の花が彩る花寺

青龍山 吉祥寺
せいりゅうざんきちじょうじ
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群馬県利根郡川場村

群馬県川場村にある「青龍山 吉祥寺」は、南北朝時代の1339年に創建され、長い間川場村を見守り続けている歴史あるお寺。境内では1年を通じて100種類以上の花が楽しめるため、「花寺」としても知られています。

「青龍山 吉祥寺」の四季折々の花の見どころと、お寺の歴史についてご紹介します。

歴史と川場村の自然を感じられる境内を歩こう

境内
境内

「青龍山 吉祥寺」は、鎌倉にある「建長寺」を本山とする禅寺として、1339年に創建されました。建長寺を本山とする400余りの寺院の中でも一番北に位置する寺院で、「建長寺北の門」とも呼ばれています。

境内には1675年に建てられた本堂をはじめ、釈迦堂や山門など歴史を感じられる建築物が108坪もの寺院の敷地内に複数あります。

「青龍山 吉祥寺」がある川場村は、村の中に4つの一級河川が流れるほか、武尊山からの雪解け水など、豊富な水で稲作が盛んに行われている村。「青龍山 吉祥寺」の庭にも複数の池や滝があり、川場村の豊かな水を感じられる場所があります。

境内を彩る花たち

「青龍山 吉祥寺」は四季折々の花が美しい花寺としても知られていて、春から秋にかけて川場村の美しい自然の風景とともに季節の花を楽しめます。

雪解けの春に楽しめる花

水芭蕉
水芭蕉

雪深い川場村に訪れる少し遅い春に楽しめる花は、3月下旬頃から見ごろを迎えるミズバショウやスイセンから始まり、梅や桜なども楽しめます。また、川場村のシンボル花にもなっているシャクナゲが4月上旬頃から咲き始めます。

3月から楽しめる花

ミズバショウ(3月下旬~4月下旬)

4月から楽しめる花

リュウキンカ(4月上旬~5月中旬)、スイセン(4月上旬~中旬)、桜(4月)、シャクナゲ(4月上旬~5月上旬)、オキナグサ(4月上旬~5月中旬)、エンコウソウ(4月中旬~5月中旬)、シラネアオイ(4月下旬~5月上旬)、ケマンソウ(4月上旬~4月中旬)、イカリソウ(4月下旬~5月上旬)、ツツジ(4月中旬~5月上旬)

5月から楽しめる花

クリンソウ(5月上旬~6月中旬)、ツボサンゴ(5月上旬~6月中旬)、カキツバタ(5月中旬~6月上旬)、ムラサキセンダイハギ(5月中旬~6月中旬)

6月から楽しめる花

ギボウシ(6月上旬~8月上旬)、クガイソウ(6月上旬~6月下旬)、トリアシショウマ(6月上旬~6月下旬)、ユキノシタ(5月上旬~6月下旬)、キョウガノコ(6月中旬)、あじさい(6月下旬~8月)、ヒメヒオウギスイセン(6月下旬~8月)、マツモトセンノウ(6月下旬~7月上旬)

さわやかな川場村の夏を彩る花

紫陽花と風鈴
紫陽花と風鈴

年間平均気温が11.0℃の川場村は、真夏でも比較的涼しく過ごしやすい気候です。そんな川場村の夏を彩る花は8月まで楽しめるあじさいやヤマユリなど。通常の花のシーズンを逃してしまっても夏休みに楽しめるのが嬉しいですね。ほかにも、水辺を彩る蓮も必見です。

7月から楽しめる花

蓮(7月上旬~9月中旬)、フシグロセンノウ(7月上旬~9月中旬)、ヤマユリ(7月上旬~8月上旬)、ノカンゾウ(7月中旬~7月下旬)、ヤブカンゾウ(7月中旬~7月下旬)

8月から楽しめる花

ミナヅキ(8月上旬~8月下旬)、ミソハギ(8月上旬~8月下旬)、レンゲショウマ(8月上旬~8月下旬)、ホトトギス(8月下旬~11月中旬)

境内の美しい紅葉と共に楽しめる花

紅葉
紅葉

10月下旬頃から境内は紅葉で彩られます。春や夏に比べて、種類は少なくなってきますが、ヒガンバナやシュウメイギクなどを楽しめますよ。

9月から楽しめる花

ヒガンバナ(9月上旬~9月下旬)、トリカブト(9月中旬~10月下旬)、シュウメイギク(9月下旬~11月中旬)

10月から楽しめる花

キチジョウソウ(10月上旬~10月下旬)、アワコガネギク(10月中旬~10月下旬)

静かな寺院が一層際立つ、冬の吉祥寺

雪吊り
雪吊り

冬には花を見ることはできませんが、ほかの季節では体験できない雪景色の「吉祥寺」を鑑賞できます。冷たく澄んだ空気が静かな寺院を一層際立たせ、凛とした佇まいを感じられます。

また、雪の重みで樹木の枝が折れないよう、縄などで枝を吊っておく「雪吊り(ゆきつり)」の風景もこの時期ならでは。雪深い川場村の風景を楽しめます。

本堂の中でお抹茶を楽しもう!映えるハート型の窓のフォトスポットも!

抹茶600円(季節の主菓子付き)
抹茶600円(季節の主菓子付き)

本堂の中には、庭園や滝を眺めながら抹茶を楽しめる「抹茶処」があります。席はすべて椅子席になっているので、茶道をやったことがないという子供も大丈夫。

猪目窓
猪目窓

また、お茶席にある窓はハート型の形をしていて、フォトスポットにもなっています。この窓は「猪目窓(いのめまど)」と呼ばれ、昔から寺院の建築に用いられていた手法です。ちなみに「猪目」とはハートの形を表す言葉。「災いを除き、福を招く」という願いが込められています。2021年には、「青龍山吉祥寺」が恋人の聖地にも選ばれています。

南北朝時代から続く由緒ある「青龍山 吉祥寺」。歴史や文化に加えて、武尊山の麓の自然豊かな川場村で楽しむ花散歩を楽しんでみませんか。 

スポット基本情報

  • ページの内容は、掲載時のものであり最新の情報ではない場合もあります。
    お出かけされる際は、最新の公式情報を必ずご確認下さい。
スポット名青龍山 吉祥寺
ふりがなせいりゅうざんきちじょうじ
住所群馬県利根郡川場村門前860
電話番号0278-52-2434
営業時間9:00~17:00
料金【大人】
800円

【小・中・高生】
350円
アクセス関越自動車道沼田ICより約10分
駐車場駐車場あり
公式SNS
公開日2022年06月17日/更新日2023年01月17日