古き良き漁師町・外川を訪ねて。
映画に登場しそうな坂道を歩く
銚子電鉄の終着駅「外川(とかわ)駅」(千葉県・銚子市)を拠点にした古き良き漁師町の散歩道へ。外川漁港まで続く坂道はまるで映画の1シーン。
昭和の朝ドラ「澪つくし」の舞台になるなど数々の名作にも登場している風情ある地域です。
(画像提供:銚子フィルムコミッション)
銚子電鉄の終着駅「外川駅」から巡り、昔懐かしい風景を見る
銚子電鉄の終点、「外川駅」は古き良き漁師町の面影が残るまち並みがなんといっても魅力です。
狭い路地が碁盤の目のように整備され、坂を下りれば漁港の風景が広がって映画の1シーンのようにノスタルジック。
1985年に放送されたNHK朝の連続テレビ小説「澪つくし」のロケ地になったことでもおなじみです。沢口靖子さん初主演の朝ドラですね。
江戸時代に栄え、今も続く外川漁港とは?
1658年にこのまちの街区を整備したのは、紀州(現在の和歌山県)からイワシを追って移住した漁師、﨑山治郎右衛門(さきやまじろうえもん)。
故郷から多くの漁師を呼び寄せ、「外川千軒大繁盛」と言われたほど賑わった漁港でした。
海へと続く坂道。昔ながらの風景が広がります
外川のまち並みは碁盤目状に整備されていて道に迷いづらいのが特徴。気ままに歩いても安心です。
当時の面影を残す外川漁港や、豆腐スイーツがおいしい「榊原豆腐店」などの地元の名店、長崎海水浴場も「外川駅」から徒歩圏内。
路地で猫と出会ったり、なにげない風景が愛しくて、潮風が心地よい散歩道です。
大正や昭和の物語に登場しそうな駅舎も必見!
「外川駅」もレトロな風情が残り、フォトジェニック。駅舎そのものが、まるで映画のセットのよう。
銚子電鉄が製造・販売している「まずい棒」などの各企画商品やグッズが並び、お土産も見つかります。
昔懐かしい硬券入場券(厚紙でできた切符)が販売され、鉄道ファンにも人気。
じつはこの「外川駅」、銚子電鉄の旅の拠点としてもおすすめなんです。無料の駐車場があるので、車と電車の移動を組み合わせると効率よし!
朝の風景から夕陽まで、港町・銚子のさまざまな表情を楽しめますよ。
当時の姿によみがえった「デハ801列車」の見学も
レールの先には現役時代の外板に修復されたデハ801の姿が!
車内に入って座席に座ったり、中の様子を見学もできるんですよ(2022年7月現在、車内の見学を休止中)。
乗り物や電車好きなキッズなら大興奮、間違いなし!
とりっぷノート:ここもチェック!
「外川駅」から歩いて5分ほどの距離に、夏限定のかき氷やさん「市田商店」が。いちごやレモン、青リンゴやブルーハワイなどが150円というプチプライスで購入でき、地元の子供たちに大人気。
外川漁港のすぐ近くなので、漁船を眺めながらかき氷を食べられますよ。(いこーよことりっぷライター・間庭典子)
記事を書いた人
間庭典子
日本各地を取材する旅芸人ライター。旅、食、ウェルネス、インテリアなどをテーマに各メディアに執筆。地方出張の際は、好きな鉄道に乗りまくる「研修旅行」を楽しんでいます。もちろんその土地ならではの温泉と日本酒も堪能!
スポット基本情報
| |
---|---|
スポット名 | 銚子電鉄・外川駅 |
ふりがな | ちょうしでんてつ・とかわえき |
住所 | 千葉県銚子市外川町2-10636 |
電話番号 | 0479-22-0364 |
営業時間 | 土日祝日の8:30~16:30のみスタッフが対応 平日は無人駅 ※デハ801の見学も同様。2022年7月現在、電車内の見学はできません |
定休日 | なし |
料金 | デハ801の見学:無料 駅舎内に入るには目的地までの乗車料金が必要です |
駐車場 | 駐車場あり |
公式URL | 公式URLはこちら |