銚子電鉄で人気観光地とグルメ満喫
日帰り~1泊旅でやりたいこと21選
千葉県の「銚子駅」から「外川駅」までの約6.4km、約20分をとことこ走る「銚子電鉄」(正式名称:銚子電気鉄道)に乗って親子旅へ。車窓には風情ある港町と、向日葵(ひまわり)畑やきゃべつ畑など季節ごとに異なる景色が広がります。
大人700円、子供350円で乗り放題、各種特典もある一日パスなどのお得なきっぷも。
沿線には見どころや体験スポットも満載で、銚子の魅力を再発見できますよ。都内からの日帰りはもちろん、古民家を改装した漁港の宿や、犬吠埼温泉郷の絶景露天風呂付き宿に1~2泊するのもおすすめ。
この週末は、親子の思い出を作りに銚子へでかけてみませんか?
取材協力/銚子電気鉄道株式会社、銚子市観光商工課
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
「銚子電鉄」とは?
千葉県銚子市の「銚子駅」から「外川駅」までの約6.4kmをつなぐローカル線。開業は1923年(大正12年)、約100年の長い歴史を誇ります。
最近は「ぬれ煎餅」「まずい棒」などのオリジナル商品開発や、映画「電車を止めるな」の製作も話題に。
夏には、一面の向日葵畑を駆け抜けるエリアも。レトロかわいい列車や駅舎、「本銚子駅」の緑のトンネルなど、親子の心に残る風景が続きます。
大人も子供も思わずはしゃぐ、銚子電鉄の旅へGO!
デキ3に2000形。見て・乗って楽しい車両ぞろい!
銚子電鉄の大きな魅力といえば、風情のある車両。乗り物好きな子供はもちろん、大人だってワクワクしちゃいます。
こちらは2009年から銚子電鉄に導入された2000形。なかでも「大正ロマン電車」としてレトロに改装された2001号電車は米津玄師の「カンパネルラ」のMVにも登場し、広い層に人気です。
2000形にはライトグリーンやラッピング広告を施した編成などがあります。
2015年には、県立銚子商業高校の生徒がクラウドファンディングで費用を集めて修理した、旧標準色の列車も登場しました。
デキ3形電気機関車は日本の旅客営業鉄道線のなかで最も小さい機関車。
大正時代に製造された、“小さくても力持ち”なこの機関車は、昭和初期には銚子市内にある醬油工場への原料運搬などでも活躍しました。
おでかけ前に路線図をチェック。ネーミングライツによる駅の愛称が面白い♪
銚子電鉄が走るのはJR総武本線に連結する「銚子駅」から「外川駅」までの10駅間。
「金太郎ホーム観音駅」「ロズウェル君ヶ浜駅」などそれぞれの駅には愛称があり、銚子電鉄を賛同する企業がネーミングライツを持ち、応援しています。
「絶対にあきらめない銚子駅」「ありがとう外川駅」のようなメッセージ性の強い、ユニークな駅名も。電車旅にでかけたら、愛称にも注目してみてください。
お得なチケット情報
1日乗車券の「弧廻(こまわり)手形」は大人700円、子供350円で終日乗り放題に。手形を見せると沿線の施設や店舗で割引や特典があってお得。
バスなどの公共機関も使える「銚子1日旅人パス」も大人1,000円、子供500円で販売中。
銚子電鉄で銚子市内を観光!「親子でやりたいこと」15選
銚子電鉄沿線には見どころがいっぱい。
ひまわり畑をとことこと走り、海岸や岬から眺める水平線にも感動…! 漁港グルメや各種イベントなど、五感でフルに体験する電車旅を楽しみましょう。
親子で挑戦してみたいあれこれをピックアップしました!
1.大正ロマン電車に乗る(銚子駅~外川駅)
画家で詩人の竹久夢二が訪れ「宵待草」の歌を詠んだ銚子の魅力を伝える「銚子浪漫ぷろじぇくと」。その一環として企画されたのが大正ロマン電車です。
木材や真鍮、レザーを使った内装や、大正ロマンなポスター&ホーロー広告が懐かしい雰囲気!
一歩足を踏み入れると100年前にタイムトリップしたような気分になれる車内。家族や友人と一緒に浴衣で記念写真を撮る人も多いそうですよ。
毎日運行していますが、日程によっては朝と夕方のみの場合もあるので、事前にチェックしてください。
レンタサイクル×銚子電鉄で旅がさらに充実
時間帯により、レンタサイクルをそのまま車両に積めるのも銚子電鉄のユニークな点。自転車好きなら銚子駅前で自転車を借りるのが正解!
2.屏風ケ浦を望む「銚子マリーナ海水浴場」で遊ぶ(銚子駅)
銚子市の「名洗町」から旭市の「刑部(ぎょうぶ)岬」まで、約10kmにわたり切り立った断崖が続く景勝地・屏風ケ浦。英仏海峡を思わせ「東洋のドーバー」の異名を持ちます。
「銚子マリーナ海水浴場」から遊歩道を歩くと40~50mの断崖を見上げることができます。
市内には全部で3つの海水浴場があります。なかでも遠浅で穏やかな「銚子マリーナ海水浴場」は、親子での海遊びには安心と評判のビーチ。
屛風ケ浦を眺めながら海水浴ができるのですが、とくに屛風ケ浦に日が沈んでゆくサンセットタイムは格別です。
さらに、銚子電鉄沿線には、屛風ケ浦をはじめ、特色のある地形が見どころのジオサイトが点在。ジオサイトをめぐるジオツアーも計画できますよ。
専門のガイドによる解説を聞きながら、地球の成り立ちや地形のユニークさを楽しく学びましょう。
■アクセス
「銚子駅」より「名洗・千葉科学大学」行きバスで「千葉科学大学・マリーナ前」下車、徒歩で約3分
3.銚子沿岸でイルカ(スナメリ)ウォッチング!(銚子駅)
銚子の海ではかわいいイルカたちにも出会えます!
親潮と黒潮がぶつかり、豊かな漁場が広がる銚子沖では、イルカやクジラが出産や子育てのために回遊していて、時には2,000頭ものイルカの群れに遭遇することも。
「銚子マリーナ海水浴場」近くの「銚子海洋研究所」では、イルカウォッチングを楽しめる気軽なクルーズ体験を通年で開催しています。
野生のイルカたちの華麗なジャンプを見られれば、親子の記憶に刻まれること間違いなし。運がよければ子イルカもママに寄り添ってジャンプするかもしれませんよ。
運航回数は季節により異なり、所要時間は1~1時間半です。料金は高校生以上4,500円、小中学生3,500円、3歳以上幼児2,500円です。3歳以下は乗船できません。
予約制で、空席がある場合は当日の乗船も可能です。
■アクセス
「銚子駅」からバスで「千葉科学大学前・銚子マリーナ」下車、徒歩で約2分
4.日本屈指の醤油の産地で「醤油工場見学」(銚子駅・仲ノ町駅)
江戸時代に紀州藩(現在の和歌山県)から伝わり、利根川の水運によって栄えた千葉県銚子市の醤油づくり。原料の大豆や小麦が入手しやすい立地、温暖多湿な気候も醤油づくりに適しています。
市内には、ヤマサ醤油やヒゲタ醤油などおなじみのブランドや、100年ものの杉樽で昔ながらの製法を守る小倉醤油があり、今や銚子が世界に誇る産業に発展。
醤油の歴史やつくり方を楽しく学べる施設もあり、夏休みの自由研究にもぴったりです。
ヤマサ醤油「ヤマサ醬油 工場見学センター」(仲ノ町駅)
1645年に創業し、千葉県銚子市が本社のヤマサ醤油。江戸幕府からその品質を認められ、将軍に献上。最上醤油の称号が与えられたという逸話も残っています。
銚子電鉄「仲ノ町」駅から徒歩で約3分、東京ドームの約4倍の広さがある工場の敷地内には「ヤマサ醬油 工場見学センター」があり、醤油づくりの工程や歴史を学べます。
見学ツアーの最後に、記念品として「卓上しょうゆ」がもらえるのも嬉しいポイント。
売店では、おなじみのヤマサ商品のほか、ここでしか買えない限定アイテムも販売されています。
甘さのなかに醤油の深いコクが感じられる「しょうゆソフトクリーム」や、お米で作った乳酸菌飲料「みき」(不定期販売)も人気。
2024年8月現在、工場見学は完全予約制です。公式サイトの「工場見学のお知らせ」ページをチェックしてください。
■アクセス
「沖の町」駅より徒歩で約3分
5.大人気「curoccho cafe」のベーグルでカフェタイム(仲ノ町駅)
「curoccho cafe」(クロッチョカフェ)はスイーツ系から惣菜系までバリエ豊富なベーグルが大人気のカフェ。
ラテアートが楽しいこだわりコーヒーや、オリジナルスイーツも絶品です♪
■アクセス
「仲ノ町駅」から徒歩で約7分
6.漁師さん直営「網元 石井丸干物店」で磯ガキを焼く(海鹿島駅)
漁師さんが釣り上げた鮮魚をすぐにさばき、加工している「石井丸干物店」は、「海鹿島(あしかじま)駅」から歩いて約5分。
金目鯛やアジ、フグなどの干物を製造するお店ですが、夏の間は店先で磯ガキを焼いてその場で食べられます。
お魚の旨味をぎゅっと凝縮した干物はぜひお土産に。家でも銚子の味を楽しみましょう。
漁が再開する秋には干物づくりに挑戦する「干物体験」などにも参加できますよ。
銚子の「磯ガキ」は夏が旬!
磯ガキはまさに夏が旬! 店頭で焼く光景は、夏の銚子の風物詩です。とれたての磯ガキが味わえるのは8月半ばまで。
手のひらに乗り切れないほど大きな磯ガキは卵を胎内に持つため栄養源を大量に吸収し、6、7年かけて育つのだそう。ぷりっぷりの食感とクリーミーさが特徴です。
レモンや銚子の醤油をかけて召し上がれ!
■アクセス
「海鹿島(あしかじま)駅」から徒歩で約5分。
7.銚子の名刹「圓福寺 飯沼観音」詣り&門前町歩き(観音駅)
銚子市の中心にある「圓福寺 飯沼観音」(以下、飯沼観音)は、728年(神亀5年)に開基した由緒あるお寺で、日本百観音のひとつに数えられています。
銚子は観音様の門前町として発展した土地。「観音駅」から漁港へと続く道には、今も門前町の風情が残ります。
高さ約5.4mの「銚子大仏」こと阿弥陀如来座像も大迫力。全長33.55mの五重塔とともに、この地のアイコンです。
そして、お手洗いにはトイレの神様が! 誰もがお世話になる大事な場所だけに、しっかりお礼をし、手をあわせて拝みましょう。
ライトアップされた境内は圧巻の美しさ
毎月8・18・28日と土・日曜は、日没とともに境内がライトアップされ、とても幻想的です。
大仏様と一緒に記念撮影できる台も設置され、知る人ぞ知るフォトスポットに。朱に光る本堂や仁王門は圧巻の美しさです。
■アクセス
「観音駅」から徒歩で約5分
8.市民が溺愛♡「さのや」でかき氷と今川焼を♪(観音駅)
「飯沼観音」に建つ五重塔のすぐ裏手にある今川焼屋さん。参拝帰りにぜひ立ち寄りたい名店です。
パリッと香ばしい薄皮の中にあんこがぎっしり詰まった今川焼は、1907年(明治40年)の創業以来、銚子市民に愛されてきたソウルスイーツです。
殺到する注文を機敏にさばくお姉さんの姿も銚子名物!? 週末には、車で駆けつけ何箱も買い求める銚子っ子もいるそうですよ。
夏はかき氷も登場!
夏場はしゃきしゃきのかき氷も販売。果実がたっぷり入った果肉入りシロップは、さわやかなのに、濃厚なんです。
焼き立てあつあつの今川焼と、しゃきしゃきかき氷の絶妙のコンビネーションをぜひとも味わってみて!
■アクセス
「観音駅」から徒歩で約5分
9.「丼屋 七兵衛」で「入梅いわし」を食す♪(観音駅)
水揚げ日本一の銚子漁港周辺のグルメはやっぱり新鮮な魚介! 「飯沼観音」の目の前にある漬け丼専門店「丼屋 七兵衛」で梅雨の時期だけ食べられる「入梅いわし」をぜひどうぞ。
6月から夏場にかけて水揚げされるマイワシは、産卵前のため1年のなかでもっとも脂がのって絶品なんです。
行列ができるこの名店は「飯沼観音」の仁王門からすぐ。
水揚げ日本一を誇る、「銚子漁港 第一卸売場」からも歩いて1,2分という好立地です。魚が新鮮なのも納得ですね。
頭の働きを活発にするDHAなどの不飽和脂肪酸を豊富に含むイワシのパワーで勉強運UPを目指しては!?
ちなみに水揚げの6割がイワシ、3割がサバ。やっぱりイワシは銚子に限ります!
毎年恒例「入梅いわしまつり」を開催
梅雨の時期に水揚げされる入梅いわしの旬を味わうイベントも。
「銚子うめぇもん協会」の6店舗が参加し、漬け丼、揚げ物、つみれ汁などが乗った「入梅いわし おまかせ御膳」を2,800円で提供します(完全予約制)。
例年6月初旬~7月末の2カ月間、開催されます。
■アクセス
「観音駅」から徒歩で約6分
10.「さかな料理 礁」で「銚子つりきんめ」に舌鼓(観音駅)
続いて海鮮料理の名店をもう一軒ご紹介。
「さかな料理 礁(いくり)」は「観音駅」から歩くこと約20分、銚子漁港からほど近い、利根川沿いのお店です。仲買人の資格を持つ板長が、漁港に水揚げされたばかりの海の幸を自ら買い付け、腕を振るう料理はどれも絶品!
なかでもおすすめなのが、脂乗り抜群の「銚子つりきんめ」を店自慢のタレでじっくりと煮込んだ「きんめの姿煮」です。口にするとホロホロと身がほどけ、甘辛いしょうゆの風味が口いっぱいに広がり、これぞ極上の味わい♡
「千葉ブランド水産物」にも認定されている「銚子つりきんめ」は、やわらかく小骨が少ないので子供でも食べやすいですよ。
■アクセス
「観音駅」から徒歩で約20分
11.「柏屋米菓手焼本舖」の“元祖ぬれせん”を手にまち歩き(観音駅)
銚子電鉄が副業として「ぬれ煎餅」を製造・販売し、廃線の危機から救われた話は有名です。
今では全国の各企業が「ぬれせんべい」や「ぬれ煎餅」を販売していますが、その元祖といわれる「ぬれせん」を生み出したのが「柏屋米菓手焼本舖」です。
“賞味期限58秒”という、焼き立ての“ゆげたち”はここでしか食べられない逸品!
■アクセス
「観音駅」から徒歩で約16分
12.「ハーブガーデン・ポケット」でラベンダー摘み体験(笠上黒生駅)
誰もが笑顔になれる居心地のよいハーブ園。
約5,500平方メートルの敷地内にはラベンダー畑が広がり、カフェやドックラン、ツリーハウスが併設されています。
朝採れハーブを使ったパスタやピザが人気で、庭園を一望できるテラスはペット同伴の食事もOK。
園内にはうさぎさんもいて、えさやりもできます。
親子におすすめなのが、ラベンダーやローズマリーの花摘み(20本300円)。そのほかハーブ入浴剤づくり(500円)、季節限定(7月~11月)のジャスミンのブーケづくり(500円)なども予約不要で体験できます。
新名物「銚子灯台コーラ」に注目!
さらに同ハーブ園では、「銚子ビール」を手掛けるチョウシ・チアーズと共同で、銚子の海と空をイメージした青いオーガニック飲料「銚子灯台コーラ」を開発。
2022年6月にはボトルタイプが登場し、お土産に人気です。
さまざまな形で銚子のまちを盛り上げているハーブ園です。
■アクセス
「笠上黒生駅」から徒歩で約15分
13.犬吠駅のショップで「まずい棒」を買う(犬吠駅)
犬吠埼の駅舎には銚子電鉄によるユニークな商品や鉄道グッズなどを販売する売店があります。
「経営状況がまずい……」という自虐から誕生した「まずい棒」も販売中。
沖縄パイン味、ぬれ煎餅味、岩下の新生姜味、はげしく辛いめんたいこ味、うなぎ蒲焼味など14種のフレーバーはユニークですが、どれもまずくはないと評判です。
ポルトガル風にデザインされた駅は、夏になると周りが一面のひまわり畑に。「まずえもん神社」やバルーンアートのチーバくんなど犬吠駅ならではの見どころも多く、わざわざ途中下車してみる価値アリです。
銚子電鉄の「ぬれ煎餅」や「まずい棒」はどこで売ってるの?
銚子電鉄の「犬吠駅」、「仲ノ町駅」、「外川駅」の構内で販売中。
また「銚子駅」から車で約15分、屏風ケ浦のドーバーライン近くにある銚子電鉄のお土産店「ぬれ煎餅駅」や銚子電鉄の公式オンラインショッピングサイトでも購入できます。
14.夏限定!犬吠駅&満願寺で「向日葵アート」を見物
「犬吠駅」前と「満願寺」付近では、夏になると一面に咲き誇る向日葵が訪れる人々の目を楽しませてくれます。「満願寺」や銚子電鉄を背景に、フォトジェニックな一枚が撮れるとSNSでも話題の新名所です。
“田んぼアート”ならぬ“向日葵畑アート”になっているのもポイント♪
■アクセス
「犬吠駅」からすぐ
15.「犬吠埼灯台」の白いポストから手紙を出す(犬吠駅)
関東最東端の地、犬吠埼にある真っ白な灯台。99段の階段を登るとそこには絶景が…!
灯台前には名物の真っ白なポストがあり、ここから投函すると願いが叶うと言われています。消印は犬吠埼からの風景が描かれたスタンプ。旅の記念にここからお便りを出しては?
■アクセス
「犬吠駅」より徒歩で約10分
※途中、歩道の狭い箇所、ガードレールのない箇所がありますので注意して歩きましょう
16.「犬吠テラステラス」でハンモックに揺られる(犬吠駅)
2019年には、太平洋を見渡せる「犬吠テラステラス」が灯台の近くにオープンして話題に。
地産の野菜や特産品が並ぶマルシェのほか、眺めのいいカフェも。銚子生まれのクラフトビール「銚子ビール」を試せる醸造所もあります。
2階の展望テラスには漁で実際に使う網を活用したハンモックベンチがあり、海を眺めながらゆったり過ごせます。
空と雲をイメージしたブランコ風のフォトスポットも。親子で参加できる雑貨作りなどのワークショップも不定期開催されています。
■アクセス
「犬吠駅」より徒歩で約7分
※途中、歩道の狭い箇所、ガードレールのない箇所がありますので注意して歩きましょう
17.「地球の丸く見える丘展望台」で地球の丸さを体感!(犬吠駅)
銚子から太平洋を眺めると、地球が丸いと実感します。
北総地区(千葉県北東部)で一番高い愛宕山の頂上にある「地球の丸く見える丘展望館」に足を運んで、地平線を眺めてみて!
天気が良いと360度のパノラマで富士山や筑波山を眺めることができ、地球の丸さを感じて感動するでしょう。犬吠埼の灯台も遠くに望め、なんだが清々しい気持ちに。
月食を観測する会や、サメの歯で作るストラップなど、体験型のイベントも企画されているので、公式サイトでチェックしてください。
■アクセス
「犬吠駅」から徒歩で約15分
※途中、歩道の狭い箇所、ガードレールのない箇所がありますので注意して歩きましょう
18.漁港へと続く「外川のまち並み」を歩く(外川駅)
銚子電鉄の終点、外川駅は古き良き漁師町の面影が残るまち並みがなんといっても魅力です。
狭い路地が碁盤の目のように整備され、坂を下りれば漁港の風景が広がって映画の1シーンのようにノスタルジック。駅から漁港へと続くレトロなまち並みは、日本遺産にも認定されています。
かつて紀州・和歌山県からイワシを追って移住した漁師・﨑山治郎右衛門が、1658年に街区を整備。故郷から人々を呼び寄せ、「外川千軒大繁盛」と言われたほど賑わった漁港だそう。
外川駅も風情があり、フォトジェニック。銚子電鉄が製造・販売している「まずい棒」などの各企画商品やグッズが並び、お土産も見つかります。
外川漁港では「船釣り体験」も!
銚子沖は黒潮と親潮が交わる豊かな漁場で、一年中船釣りを楽しめます。船上から眺める外川のまち並みや、「犬吠埼灯台」、「屏風ケ浦」などの景色は格別。ちょっとしたクルージング気分が味わえます。
船釣り体験は以下のサイトをチェックし、各漁船に電話予約を!
19.「外川ミニ郷土資料館」で外川港の歴史にふれる(外川駅)
老舗の水産会社、〆印島長水産の敷地内にある入館無料の資料館。
昔の漁具や化石など、漁師町・外川の貴重な資料や展示物から歴史と文化を感じられます。
■アクセス
「外川駅」から徒歩で約1分
20.「榊原豆腐店」で豆腐プリンやジェラートを♡(外川駅)
漁師の町、外川には100年以上の歴史をもつ豆腐店「榊原豆腐店」も。厳選した丸大豆と国産大豆を使用したお豆腐はふんわりなめらかで、豆の味が感じられます。
卵を使わず自然な甘みが広がる豆乳プリンや豆乳ジェラート(現在は在庫切れ)などのスイーツも展開していて、リピーターのファンも多いそう。
豆腐プリンはプレーンが230円、大納言が300円(公式通販サイトで購入すると、それぞれ370円、440円)。新鮮な豆乳も200円で買うことができます。
外川漁港までの坂道を散策したら、ちょっとひと息。お土産を求めて立ち寄ってみたい名店です。
■アクセス
「外川駅」から徒歩で約3分
21.元釣船宿の「和泉屋」に宿泊&漁村の暮らしを体感する
「和泉屋」は、釣船宿だった古民家をリノベーションした一棟貸しの宿です。漁村のまち並みや暮らしを感じながら、一日ひと組限定でゆったり過ごせます。
2階からは外川のまち並みや漁港、その先に広がる太平洋を一望でき、漁船が出港する様子など、漁村ならではの光景も楽しめます。
波や船の音に耳を傾け、海風を感じながら、穏やかな時間を過ごしてみませんか。
※2024年10月現在、予約が取りにくくなっています
■アクセス
「外川駅」から徒歩で約6分
銚子電鉄の沿線には、ほかにも親子で訪れたいスポットがたくさん! この記事を参考に、親子で楽しい旅行プランを計画してみてくださいね。
記事を書いた人
間庭典子
日本各地を取材する旅芸人ライター。旅、食、ウェルネス、インテリアなどをテーマに各メディアに執筆。地方出張の際は、好きな鉄道に乗りまくる「研修旅行」を楽しんでいます。もちろんその土地ならではの温泉と日本酒も堪能!
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