鬼怒川沿いの水辺の自然を満喫
1.5km超の桜づつみを歩こう

栃木県さくら市を流れる鬼怒川沿いの河川敷に整備されている「氏家ゆうゆうパーク」。川沿いの水辺散歩や日光連山や那須連山を望む景色を楽しめ、豊かな自然に恵まれた公園です。さくら市の名前の由来にもなっている桜の名所でもあり、春には特に多くの人たちでにぎわいます。

さくら市を代表する桜の名所、1.5kmを超える圧巻の桜づつみ！

「氏家ゆうゆうパーク」は、さくら市が合併する前の旧氏家町の町制100周年事業で鬼怒川沿いの河川敷に整備された公園です。川沿いには約1.5kmを超える桜づつみが続き、満開時には桜のトンネルをくぐりながら散策を楽しめます。

さくら市内にはたくさんの桜の名所がありますが、川沿いに続く「氏家ゆうゆうパーク」の桜はファミリーに特に人気！　整備された散策路で安心して桜を鑑賞できます。

桜の見頃の時期に合わせてライトアップも行われます。

「勝山パークブリッジ」からの桜の景色も見逃せない！

「氏家ゆうゆうパーク」の桜づつみを歩いた後には、隣の「勝山公園」と「氏家ゆうゆうパーク」を結ぶ「勝山パークブリッジ」からの桜を見に行きましょう。ここからの桜も圧巻！　鬼怒川の雄大な流れや遠くに見える日光連山などの景色と美しい桜が一気に見渡せます。

橋の中央には、恋人たちが願いごとを唱えて2人で紐を持って鐘を鳴らすと幸せになれると言われている「むすびの鐘」が。家族で鐘を鳴らしてみても家族に幸せが訪れるかもしれませんね。

秋には一面のコスモスが楽しめる！

秋の「氏家ゆうゆうパーク」はコスモスが美しいスポットとしても知られています。約2kmに渡る散策路の一角にコスモス畑があり、ピンクや白のコスモスが一面に広がります。例年の見頃は10月中旬から下旬です。

さくら市指定の天然記念物「シルビアシジミ」を観察しよう！

「氏家ゆうゆうパーク」の周辺には、「シルビアシジミ」と呼ばれる蝶が生息しています。明治時代に日本で最初にシルビアシジミを確認した場所がさくら市の上阿久津の鬼怒川河川敷でした。その時採取された標本はイギリスの大英博物館に送られ、今も大切に保管されています。
「シルビアシジミ」は絶滅危惧種がリストされている「レッドデータブック」に掲載されている希少な蝶で、栃木県内では鬼怒川周辺のみでしか生息していません。さくら市では「シルビアシジミ」を市指定の天然記念物に指定し、採集を禁止しています。そのため、もし見つけても捕まえるのではなく、そっと観察してくださいね。

ほかにも、ファミリーが楽しめる遊具のエリアや芝生広場などが整備され、休日のおでかけにもぴったり！ドッグランもありますので、ワンちゃんと一緒にいらしてください。
夏には水遊びができるせせらぎやじゃぶじゃぶ池もあります。また、レジャーシートを広げてお弁当を食べたり、BBQを楽しんだり、アウトドアを満喫できるエリアも。

一年を通して市民の憩いの場として親しまれている「氏家ゆうゆうパーク」。さくら市に訪れた際には一度は立ち寄りたい、おすすめスポットです。