伊豆諸島にある椿の島・利島に誕生<br/>交流を楽しむ小さな古民家カフェ

伊豆諸島にある椿の島・利島に誕生
交流を楽しむ小さな古民家カフェ

ごはんとおやつ ねことまちあわせ
ごはんとおやつ ねことまちあわせ
食べる
東京都利島村

椿の木に囲まれた、東京都・伊豆諸島の小さな島「利島(としま)」。約300人の人々が、豊かな自然とともに暮らす島の村落(利島村)に、2022年8月3日、小さな古民家カフェがオープンしました。

場所は利島港から徒歩約15分、車で約2分。空き家をリノベーションした温もりあふれる空間で、利島産の食材を使ったランチやドリンクなどを味わえます。

利島の椿を利用した食器類や、今後開催される親子向けのワークショップも要注目です!

※2022年8月30日現在の情報です。営業日時やメニュー内容、値段などは変更になる可能性があります

島の住民と観光客が交流できる古民家カフェ

椅子席のほか、小さな子供連れにうれしい座布団敷きの席も
椅子席のほか、小さな子供連れにうれしい座布団敷きの席も

「ごはんとおやつ ねことまちあわせ」(以下ねこまち)は、利島の農業を支える「利島農業協同組合」(以下JA利島)が作ったカフェ。自然光が差し込む店内には、椅子席のほか小さな子供連れにうれしい座布団敷きの席もあり、ゆったりくつろげます。

これまで利島村には、気軽に立ち寄れるような喫茶店がなく、観光客と島の住民(特に農家さん)が交流する場もありませんでした。

そこで「ないなら作ってしまおう」と、JA利島の代表理事組合長・柴田敦史(しばたあつし)さんが発案。飲食や交流を楽しめる施設づくりがスタートしました。

「利島と伊豆諸島にあるもの」を活かした店づくり

伊豆大島から移築されたものと伝わる古民家。築年数は不明ですが、利島で最も古い2階建てだそう
伊豆大島から移築されたものと伝わる古民家。築年数は不明ですが、利島で最も古い2階建てだそう

店舗として選ばれたのは、JA利島の向かいにあった空き家。2階建てとしては利島で最も古い建物です。

以前住んでいた青木さんは元教員で、退職後に奥さまの故郷である利島に移住し、農業を熱心に営んでいました。

「青木さんは非常に尊敬できる方でした。利島の将来を熱心に考え『農業を通して色々な方との交流が必要』と語っていたのを覚えています」(JA利島・柴田敦史さん)

「ねこまち」では、この家を受け継ぐとともに、暮らしていた人の気持ちも継承していきたいといいます。

島の特産品「明日葉」のパスタが人気

明日葉と椿油で作った「利島の明日葉椿油ソース」を使用した「明日葉ペペロンチーノ」1,100円(サラダ・スープ付き )
明日葉と椿油で作った「利島の明日葉椿油ソース」を使用した「明日葉ペペロンチーノ」1,100円(サラダ・スープ付き )

レシピには利島の食材を積極的に取り入れ、スタッフ自ら山へでかけて食材を収穫することも。利島産の明日葉(アシタバ)と椿油を使ったパスタは特に人気です。

(手前)「ハンバーグプレート」1,300円/(奥)「竜田揚げプレート」1,200円(ともにスープ付き)
(手前)「ハンバーグプレート」1,300円/(奥)「竜田揚げプレート」1,200円(ともにスープ付き)

当面の間は、週3日のランチタイムのみ営業(月・水・金の11時~14時)。メニューはハンバーグ、唐揚げ、ソテーなどのお肉料理やパスタなど日替わりで2種類ずつ、各8食限定で提供しています。

椿の木々の間にちらほら生えている柑橘類・かぶつを自家製シロップにし、ソーダ割にした「果物(かぶつ)ソーダ」(350円)
椿の木々の間にちらほら生えている柑橘類・かぶつを自家製シロップにし、ソーダ割にした「果物(かぶつ)ソーダ」(350円)

コーヒーやコーラ、カルピスなど、ドリンクのみのオーダーもOK。テイクアウトもできます。利島村を散策する際の休憩にもおすすめですよ。

利島&伊豆諸島の伝統と自然を活かした特注の食器

「コーガ石」と呼ばれる火山石を溶かして作る新島ガラスのグラス。水がいっそうおいしく感じられるから不思議
「コーガ石」と呼ばれる火山石を溶かして作る新島ガラスのグラス。水がいっそうおいしく感じられるから不思議

お冷グラスは隣の島、新島の特産品である「新島ガラス」製。キラキラと透ける光が繊細で美しく、スタッフ全員のお気に入りだそう。

水が入った様子も素敵なので、来店した際は光にかざして眺めてみてくださいね。

お皿は「利島の椿の枝葉を燃やした灰で釉薬(ゆうやく)を 作って仕上げてほしい」と、愛知県にある瀬戸焼の窯元「椿窯」に特注したもの。箸は利島産の椿の木を使い、利島で作りました。

メニューや食器一つ一つからも、利島の人たちが大切にしてきた「島にある自然、島にあるものを活かす」暮らしが伝わってきます。

利島の「神代(かみよ)椿」や椿のくしをお土産に

「神代椿-雫-」(30ml 5,500円、数量限定)。世界的なオーガニックコスメ認定機関「COSMOS」に認証された貴重な椿油です
「神代椿-雫-」(30ml 5,500円、数量限定)。世界的なオーガニックコスメ認定機関「COSMOS」に認証された貴重な椿油です

店の一角には、利島のお土産品が置かれているコーナーもあります。

利島は全国でも有数の椿油の産地。

日本古来の品種である利島産ヤブツバキの種子から精製したオーガニックな椿油は、オレイン酸をたっぷり含み、家族みんなのヘアケアやスキンケアに使用できます。

利島産の椿材で作られた「椿櫛 4寸」(3,000円)
利島産の椿材で作られた「椿櫛 4寸」(3,000円)

また、利島の椿材で作られたくしは子供の小さな手にもなじみ、使うほどに愛着がわく逸品。美容好きなママパパには椿油を使ったパックもおすすめです。

利島の文化を伝えるワークショップも開催予定

テスト的に行われたワークショップの様子。椿畑の手入れや椿の育苗、椿の実から油を搾る体験などを通じ、椿について深く学びました
テスト的に行われたワークショップの様子。椿畑の手入れや椿の育苗、椿の実から油を搾る体験などを通じ、椿について深く学びました

「利島は、出会う人誰もが『こんにちは』とあいさつをしてくれる、とても温かい島。ないものづくしの島ですが、ないからこそ感じられる非日常を楽しんでくださいね。

『ねこまち』でも交流の機会を作っていきますので、利島の暮らしや文化を感じていただけたらうれしいです」
(JA利島・五十嵐安結さん)。

島内外の人々が交流できる場として、ワークショップも予定しています。利島の文化や自然、農業などを親子で学べるコンテンツを準備中なのでお楽しみに!

とりっぷノート★取材のこぼれ話を紹介♪

取材時も、軒先で猫たちがのんびりしていました
取材時も、軒先で猫たちがのんびりしていました

利島には猫が多く、改装中のカフェの庭にもいつからか猫がよく遊びに来るようになったことから店名を決めたのだとか。新メニューの追加やカフェタイム営業など、今後の展開が楽しみなお店です。(いこーよとりっぷエディター・雨宮あかり)

※のら猫が生態系に影響を与える可能性がありますのでエサやりは避けましょう

記事を書いた人

雨宮あかり

「いこーよとりっぷ」エディター/食べること・飲むこと・音楽が大好きなママ編集者。世界中の音楽フェスを体験すること&ベルギービールの醸造所めぐりが夢です♪ 特技はアロマセラピートリートメントです。

スポット基本情報

  • ページの内容は、掲載時のものであり最新の情報ではない場合もあります。
    お出かけされる際は、最新の公式情報を必ずご確認下さい。
スポット名ごはんとおやつ ねことまちあわせ
ふりがなごはんとおやつ ねことまちあわせ
住所東京都利島村9番地
電話番号04992-9-0026
電話番号の受付先は「利島農業協同組合」です
営業時間月・水・金の11:00~14:00
※2022年9月以降、営業時間が変更になる可能性があります。最新情報は公式インスタグラムをご確認ください
定休日火・木・土・日曜
料金パスタ1,100円~、ランパスタ1,100円~、ランチプレート1,200円~、ソフトドリンク350円~
アクセス利島港から徒歩約15分、車で約2分
利島ヘリポートから徒歩で約10分
駐車場駐車場あり
公式SNS
公開日2022年08月30日/更新日2022年08月30日