ドルフィンウォッチングも人気！
リゾート感あふれる利島の宿

東京都・伊豆大島の南、約27kmに浮かぶ「利島（としま）」は、美しい自然とのどかな暮らしが残る小さな島。

利島港の本桟橋から車で約5分、都道・利島一周道路から村落へ上り、細い路地を曲がると、リゾート感あふれるパステルカラーの宿「Soudaimo（そうだいも）」があります。

利島には数軒の民宿がありますが、ここでは絶景の海を眺めてゆっくりくつろぐことも、イルカと会える「ドルフィンウォッチング」や「ドルフィンスイム」でアクティブに過ごすこともできます。

リゾートを感じさせる、くつろぎの宿

パッと目をひくオシャレな外観。シャワーブースも2つ完備しています

青くて広い海、イキイキとした力強い緑を見ながら利島村落を進み、小さな路地を曲がると見えてくるのは、クリーム色がさわやかな宿「Soudaimo」。

藤井昭雄（ふじいあきお）さんとゆかりさんがご夫婦で営んでいますが、なんと昭雄さんはオーナー、漁師、美容師の3つの顔を持っているそう！　宿の隣で美容院も営んでいます。

玄関の先にはパラソルが置かれたスペースが

おふたりのセンスを生かしたインテリアやエクステリアは特筆すべきポイント。

ハワイにきたようなリゾート感満載のインテリア

白とベージュを基調とした家の中は清潔感があり、リゾート感のあるディスプレイもオシャレで、ゆったりとくつろげる空間です。

建物の外にシャワーがあるため、島内の人工ビーチ「カケンマ浜」でのシュノーケリングや、ドルフィン体験をしたあとは、ここでサッと洗い流すことができますよ。シャワーの横には無料で使える洗濯機もあります。

玄関を入るとすぐに手洗い場とお風呂があるのもうれしいポイント。外から帰ってすぐに手を洗ったりシャワーを使えるのは便利ですよね。

畳が気持ちいい！　小さな子供連れにもうれしい和室

客室は家族でのんびり過ごせる畳の部屋と洋室があります。

どちらともクリーム色を基調とした、明るく開放感あふれる空間で、旅の疲れを癒してくれます。窓から海が見える部屋もありますよ。

清潔感のある食堂でとれたての食材を堪能！

朝は食堂に光が差し込んでいい気持ち！　子供の寝起きが悪くても、ここでご飯を食べたらパッと目が覚めそうですね

朝夕の食事では、昭雄さんがとった魚介を中心に、利島でとれた新鮮な食材を堪能できます。

イセエビは利島の特産品のひとつ

夏は高級魚と知られるタカベ、冬は旬のイセエビが食卓に並ぶことも。利島産のイセエビは大型のものが多く、食べごたえ満点です！

地元食材をふんだんに盛り合わせた料理。カメノテ（右上）やマツカサ（左上）といった磯の珍味も利島ならでは

また、磯の近くでとれる巻貝の仲間などは「磯モノ」と呼ばれ、一年中とることができます。特定の季節に限らず、いつ訪れてもおいしい海の幸を楽しめますよ。

日常生活ではめったに食べられない貴重な魚介料理に、親子の会話がはずみそうですね。

かわいいイルカたちに会える「ドルフィンウォッチング」体験も！

ドルフィンウォッチング、ドルフィンスイムはどちらも要予約

自然豊かな利島はミナミハンドウイルカ（別名：ミナミバンドウイルカ）が生息していることで有名。

人懐っこい性格のイルカで、利島ではなんと一緒に泳ぐこともできるのです。

「Soudaimo」では、イルカの近くまで船ででかけて一緒に泳ぐ「ドルフィンスイム」（中学生以上対象、所要時間約90分間）や、イルカを船上から眺める「ドルフィンウォッチング」も行っています。

野生のイルカなので、海に出ても会えない、またはすぐに泳ぎ去ってしまうことも。

また、お互いの安全のため、出航前に説明される「イルカに触らない」「カメラのフラッシュは禁止」といったルールを必ず守って参加しましょう。

「イルカが暮らす場におじゃまさせてもらう」という気持ちがたいせつですね。

記事を書いた人

岡本ハナ

1983年フィリピン生まれ。4児（2男2女）の母。 大学在学中に読者モデルとして活動するかたわら、web制作会社でライターアシスタントとして勤務。現在は、映画や音楽などエンタメ情報、子供関連（不妊治療、発達障がい児など）をテーマに各メディアで執筆。料理下手だが、料理人の夫に感化されて料理＆食育を勉強中！　多国籍料理が好き。