川越いもと狭山茶の農家が作る
お芋のアイス＆ほくほく焼き芋

埼玉県三芳町（みよしまち）の“いも街道”沿いにある「江戸屋弘東園」。川越いも（川越市周辺で作られるさつまいものこと）と狭山茶を栽培する農家の伊東さん一家が、「自分の畑で採れたものを直接お届けしたい」という思いから、家族で切り盛りしているお店です。

こちらでは、さつまいもを使った自家製アイスやほくほくの石焼き芋が楽しめます。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

お芋とお茶を生産販売する家族経営のお店

「江戸屋弘東園」では、店主夫婦と娘さん夫婦の家族4人で、さつまいも・お茶の栽培から加工、袋詰め、販売まで行っています。

芋ようかんや茶ようかん、芋焼酎といった加工商品も扱っていて、そのほとんどが弘東園産の原材料を使って作られたものなのだとか。

店主の娘さん・伊東彩季子（いとうさきこ）さんは、「旅先でお土産を買った時に、全然違う産地のものだとガッカリするじゃないですか（笑）。そのガッカリ感をお客さんに味わって欲しくないんです」と話してくれました。

生産から販売までを通して行っているからこそのこだわりが感じられるのがこちらのお店なんです。

店内に入ってみると、お土産にちょうど良さそうなお菓子やお酒がズラリ。コップやお皿などの陶器類も並んでいました。

お茶とさつまいもは種類豊富で、子供と一緒に「どれにしようか」と楽しく選べそうです。

人気のさつまいもが箱単位でお買い得！

種類豊富なさつまいも！

さつまいもの販売期間は9月〜翌年1月頃まで。時期によって置いてある品種が違います。

さつまいもの一番人気は「シルクシイート」。甘くてねっとりした食感が特徴で、老若男女に愛されている品種です。

伊東さんのおすすめは、さいたま市の発祥の希少なさつまいも「紅赤」（べにあか）。甘さ控えめで栗のようなホクホク食感が特徴です。

これはもう、いろんな種類を食べ比べしてみたくなりますね♪

さつまいもは1箱単位でドサリと購入できます。もちろん、お店から発送することもできるのでご安心を。1箱買ってバーベキューに持っていったら子供に喜ばれそう！

農林水産大臣賞受賞の上質なお茶

「富のお茶」（540円〜）

弘東園の畑で採れたお茶は、2014年（平成26年）に農林水産大臣賞を受賞しています。

「今は若い人向けにティーパック商品も作っているのですが、やっぱり急須で入れたお茶は美味しさが断然違いますよ」と伊東さん。

寒い時期は特に、急須で入れた温かいお茶が体に染み渡りますよね。

さつまいものアイスと石焼き芋をテイクアウト

左：パープルスイートロード芋アイス、右：シルクスイート芋アイス（各420円）

弘東園へ来たらぜひ食べておきたいのが、さつまいものアイスです。紫芋の風味が強い「パープルスイートロード」と、優しい甘みのある「シルクスイート」の2種類があります。

大粒のブルーベリーが乗ったアイスの上に、パリパリ食感のさつまいもチップスが豪快に刺さっています。

さつまいもチップスにアイスを乗せて口へ運ぶと、お芋の風味とアイスの甘さが絶妙にマッチして幸せな気分に♪

石焼き芋（100g170円）

10月〜12月の土日祝日限定で石焼き芋も楽しめます。さつまいもの種類は「シルクスイート」。石焼きでじっくり2時間半かけて焼いた石焼き芋はねっとり甘くて絶品です。

ホクホクの石焼き芋を手に、子供と一緒にいも街道をお散歩するのも楽しいですよ。

愛情を込めて作られた「江戸屋弘東園」のお茶とさつまいもをぜひ味わってみてください。

記事を書いた人

宇都宮薫

多摩美術大学卒業。編プロ勤務を経て、フリーランスの編集者・ライターとして活動。雑誌・ウェブメディアなどへの執筆のほか、書籍（ビジネス書・実用書・コミックエッセイ等）の編集・構成を手掛ける。得意ジャンルは生活情報全般、出産育児、健康、おでかけ、グルメなど。趣味は地図を見ること、まち歩き、絵を描くこと♪