水の都「三島」のシンボル
初夏にはホタルも舞う清流

三島市の市街地を流れる「源兵衛川」は、水の都とも呼ばれる三島市を代表する川です。清らかな流れは、環境省が制定する「平成の名水百選」にも選ばれています。

三島市民の憩いの場として愛されている「源兵衛川」の魅力をご紹介します。

富士山の湧き水が流れる清流

「源兵衛川」は、JR・伊豆箱根鉄道「三島駅」南口を降りてすぐの場所にある「三島市立　楽寿園」のなかにある小浜池を水源とする全長1.5kmの清流。

「川」と名付けられていますが、市内の中郷温水池というため池まで流れる農業用の水路です。

水源の小浜池では、富士山の雪解け水が湧き出しています。その湧水が「源兵衛川」の流れを作り出しています。

夏にはホタルが自然発生！夜空に舞うホタルに感動！

「源兵衛川」の流域では、毎年初夏になると天然のホタルが観賞できます。

市街地で観賞できる天然のホタルは国内でも大変珍しく、ホタル観賞期間には「三島ホタルまつり」も開催され、多くの観光客が訪れます。

遊歩道や飛び石を使って散策しよう

「源兵衛川」には、川沿いに遊歩道が整備され、川の所々には飛び石が敷かれています。水量は少ないので、夏は川に入って散策すると清々しい気持ちになれますよ。

「源兵衛川」の水温は年間を通じて15度から16度に保たれ、夏は涼しく、冬は温かみを感じられます。

※時期によって水量が変化します、飛び石や散策路が一部水没することもありますので、ご注意ください。

市民が守る清流

「源兵衛川」はかつて都市化などの影響を受け、水質の悪化が懸念されていた時期もありました。

現在、「源兵衛川」が美しく保たれているのは、定期的にごみ拾いツアーが実施されるなど地元の方々による水質保全活動や清掃活動のおかげなんです。

三島市のシンボル「源兵衛川」の流れをいつまでも美しく保っていきたいものですね。

「源兵衛川」の水辺を散策する際には、濡れてもいいサンダルなどを持参して大人と一緒に安全に気を使いながら歩きましょう。