子供歓迎！新島のおしゃれカフェで
島食材を使用した絶品料理を堪能

東京都港区の「竹芝客船ターミナル」から高速ジェット船に乗り、約2時間30分でアクセスできる伊豆諸島の島・新島（にいじま）。

白い砂浜が続く前浜海岸沿いを北へ進み、一本入った通りに、真っ白で洗練されたカフェ「POOL」があります。

メニューは、新島の野菜をふんだんに使った週替わりランチやキッズプレートのほか、季節感あふれる絶品スイーツも！　

ランチのあとは、併設の雑貨店で南国テイストの雑貨やオリジナルTシャツのショッピングもおすすめです。

オーナーのセンスが光る、居心地抜群のおしゃれなカフェ

真っ白な建物が、緑豊かな自然と青い空によく映えます

「POOL」は、新島のメイン通りである本村（ほんそん）中央通りから少し離れた場所に佇む、隠れ家的なカフェ。

「水がたまるプールのように人が集まる場所」をコンセプトにした店内は、スタイリッシュでありながら、ゆったりできる心地いい空間。新島の自然を体感できるテラス席もあります。

湘南で暮らした経験から、故郷の新島にカフェをオープン

倉庫をリノベーションした店内は天井が高く開放的で、南の島にいるような気分に。至るところにオーナーのセンスが感じられます

オーナーの伊藤みなみ（いとうみなみ）さんは、新島で生まれ育ち、大学進学を機に神奈川県の湘南エリアに移り住みました。

「湘南でおしゃれなカフェをたくさん利用するうちに『いつか新島に戻り、カフェレストランを営みながら暮らしたい』と思うようになったんです」（伊藤さん）

その念願を叶え、2014年の夏に「POOL」をオープン。

旅行先で出会ったモノ・コトを持ち帰ったり、海外リゾートに住む知人から影響を受けたりしながら「店を常にアップデートすることを大切にしている」そうです。

子連れに優しいアットホームさも魅力

ハイチェアに座れば小さな子供も大人と同じ目線で食事を楽しめます

伊藤さんは2021年に第一子を出産し、現在子育て真っ只中。

「子供が生まれたことで、それまで気づかなかったお子様連れのお客様の気持ちを意識するようになりました」（伊藤さん）

そんなママならではの心配りもうれしいポイントです。

キッズプレートやハイチェアが用意されているほか、離乳食の温めもお願いできるので赤ちゃん連れファミリーも安心。気軽に相談してみてくださいね。

新島産の野菜の美味しさがギュッとつまったメニュー

料理には積極的に地元産の食材を使用しています。その理由は「純粋に新島で採れた野菜が一番美味しいと思う」から。

店の裏にある畑で自家栽培にも取り組み、島で手に入らない野菜があれば種苗を購入して農家さんに育ててもらうこともあるそうです。

ランチは全7種類

黒板には本日のランチメニューが手描きされています

ランチは週替わりや月替わりのメニューなど、全部で7種類（キッズプレート含む）。すべてドリンク付きです。

「バターチキンカレープレート」（1,200円）

「POOLプレート」は、ライスやサラダ、おかず2品、ドリンクも付いてボリュームたっぷり！　

テイクアウト可能なメニューは、海岸で食べるのもおすすめですよ。

期間限定の「ポキボウル」も人気！

マグロと赤イカの「ポキボウル」。たたき、明日葉のお味噌汁、ドリンク付き（1,500円）

島食材で作った「ポキボウル」は、繁忙期のゴールデンウィークや夏季限定で提供している人気メニュー。観光客だけでなく地元の人からも愛されています。　

マグロと新島産の赤イカを使用し、島寿司（八丈島と近隣の伊豆諸島に伝わる郷土料理）にも使われる漬けダレで和えているのがおいしさの秘密。

ほかにも、新島産の新玉ねぎ、キュウリ、島のりなど具がたっぷり♪。新島でもマグロが釣れることがあり、タイミングがあえば新島産マグロ入りの「ポキボウル」が食べられます。

食後やおやつタイムに絶品スイーツを

「生チョコと苺のケーキ」（550円）

「POOL」でぜひ食べてもらいたいのがスイーツ。春は桜のシフォンケーキ、秋は新島産の紫芋のタルト、バレンタインシーズンは生チョコのケーキなど、季節を感じられるケーキが毎日2～3種類並びます。

どれにしようか迷う時は、複数オーダーして親子でシェアするのもいいですね。

オリジナル雑貨も販売。子供サイズのTシャツも！

オリジナルTシャツ　キッズサイズ（110cm、130cm）1,900円／大人サイズ（S、M、L、XL）2,700円

カフェの隣にあるショップでは、かわいい雑貨やお土産を販売しています。

お店のロゴが入ったモノトーンのオリジナルTシャツは、シンプルでコーディネートしやすい優れもの。大人用はもちろん、キッズサイズもあるのでおそろいで着てみては。

貝殻のフォトフレーム（1,670円）

貝殻で飾り付けられたフォトフレームは、なんとスタッフの手作り！　観光のお客様が少ない冬の時期に海辺で貝殻を拾い、一つ一つ丁寧に作っているそうです。

親しい人へのお土産としておすすめなのはもちろん、自宅にも飾りたくなる素敵なインテリア雑貨です。

お腹がいっぱいになったあとは、お買い物を楽しんで心まで満たされる「POOL」。新島を訪れた際は、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

記事を書いた人

岡本ハナ

1983年フィリピン生まれ。4児（2男2女）の母。 大学在学中に読者モデルとして活動するかたわら、web制作会社でライターアシスタントとして勤務。現在は、映画や音楽などエンタメ情報、子供関連（不妊治療、発達障がい児など）をテーマに各メディアで執筆。料理下手だが、料理人の夫に感化されて料理＆食育を勉強中！　多国籍料理が好き。