鎌倉のあじさい名所&穴場15選!
見頃は?雨の日にもおすすめ!2024
おでかけ先に悩みがちな梅雨。この時期におすすめなのが、色とりどりの紫陽花(あじさい)が咲くスポットです。
関東エリアで特に人気なのが神奈川県の鎌倉市。江ノ島電鉄の「長谷駅」や、JR横須賀線「北鎌倉駅」の周辺に名所や穴場が点在しています。
そこで今回は、親子でおでかけしたい鎌倉の紫陽花スポットと見頃をあわせてご紹介! ぜひ参考にしてくださいね。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
本覚寺
紫陽花が端正に花を開く名所
15世紀に開山した「本覚寺」(ほんがくじ)。JR、江ノ島電鉄「鎌倉駅」から東に歩いて5分ほどの場所にあり、二代目の住職が日朝上人(にっちょうしょうにん)だったことから、市民からは「日朝さま」という名で親しまれている寺です。
鎌倉髄一の商売繁盛の御利益があり、正月の初えびす(三が日)と本えびす(1月10日)には全国からの多くの参拝客で賑わいます。
本覚寺が紫陽花の名所として紹介されることは多くないのですが、本堂の近くに5株ほどの紫陽花が端正に花を咲かせ、ゆったりと紫陽花を楽しめます。
■スポット概要
住所:神奈川県鎌倉市小町1-12−12
開花時期・見頃:例年6月上旬~6月下旬
アクセス:電車:JR各線、江ノ島電鉄「鎌倉駅」から徒歩で約5分
報国寺
竹林が醸し出す幻想的な雰囲気
「鎌倉駅」からバスで約7分、14世紀に足利尊氏の二代前にあたる足利家時が開いたのが「報国寺」。その魅力は何といってもその美しい竹林です。その幻想的な雰囲気は息をのむ美しさ。外国人観光客にも人気の名所です。
境内に咲く紫陽花の数自体は決して多くありませんが、美しく整えられた竹林で静かに花を開いている様子はとても風情があります。
■スポット概要
住所:神奈川県鎌倉市浄明寺2-7−4
開花時期・見頃:例年6月上旬~6月下旬
拝観時間:9:00〜16:00
定休日: 12月29日〜1月3日
拝観料:高校生以上400円、小・中学生200円
アクセス:電車:JR各線、江ノ島電鉄「鎌倉駅」からバスで約7分
妙本寺
日蓮宗最古の寺院に散りばめられたかのように咲く紫陽花
「鎌倉駅」から東に歩いて9分ほど。本覚寺を過ぎたあたりにあるのが「妙本寺」(みょうほんじ)です。日蓮上人を開山として13世紀に創建され、「池上本願寺」、「身延山久遠寺」とならぶ、日蓮宗最古の寺院になります。
本堂の前や、梵鐘へ続く階段の両側、二天門の前など、広々とした妙本寺境内の各所に散りばめられたように紫陽花が花を咲かせます。紫陽花を眺めるとともに、古刹に流れる静かな時間を感じてみましょう。
■スポット概要
住所:神奈川県鎌倉市大町1-15−1
開花時期・見頃:例年6月上旬〜6月下旬
営業時間寺務所 9:00〜17:00(常時開門)
アクセス:電車:JR各線、江ノ島電鉄「鎌倉駅」から徒歩で約8分
海蔵寺
源氏山の北側にある「花の寺」
「鎌倉駅」から北へ歩くこと約20分。源氏山の北側にある「海蔵寺」(かいぞうじ)は、四季を通じて花が咲き誇る“花の寺”として知られています。
早春の時期なら見事な枝垂れ梅が咲き、春から夏にかけては手入れの良く行き届いた庭園に菖蒲、参道沿いに紫陽花などが咲き誇ります。また、秋の紅葉も美しいですよ。
■スポット概要
住所:神奈川県鎌倉市扇ガ谷4‐18−8
開花時期・見頃:例年6月上旬~6月下旬
拝観時間:9:30〜16:00
拝観料:100円
アクセス:
電車:JR各線、江ノ島電鉄「鎌倉駅」から徒歩で約20分
車:横浜横須賀道路・朝比奈ICから約20分
駐車場あり。20台
鎌倉宮
白い鳥居が特徴のひとつ
「鎌倉駅」から北東に30分ほど歩いたところにある神社が「鎌倉宮」(かまくらぐう)です。白い鳥居が特徴的なこの神社は、鎌倉幕府の打倒に尽力した護良親王を祀るために明治天皇がこの地に創建した神社です。
道の途中にある鶴岡八幡宮に比べれば小さな神社ですが、鎌倉宮の鳥居から本殿までの間と、拝観料を納めて入る宝物殿エリアに紫陽花が咲き並びます。白い鳥居と一緒に写真を撮ってみるのもおすすめです。
■スポット概要
住所:神奈川県鎌倉市二階堂154
開花時期・見頃:例年6月上旬~6月下旬
拝観時間:9:00〜16:30(最終入場16:00)
拝観料:宝物殿:中学生以上300円、小学生150円
アクセス:電車:JR、江ノ島電鉄「鎌倉駅」から京急バス「鎌倉宮」行きに乗車、終点で下車
明月院
北鎌倉随一の紫陽花の名所
「北鎌倉駅」から南東方向に向かって、徒歩で10分ほどの距離にある「明月院」(めいげついん)。室町時代に関東管領・上杉憲方によって建てられた寺で、長谷寺と並ぶ鎌倉の有名な紫陽花の名所です。
境内の紫陽花の品種は主にヒメアジサイで、見頃の時期には明月院は約2,500株の青色の紫陽花で埋め尽くされます。紫陽花の青色は“明月院ブルー”と親しまれ、淡い水色から日ごとに青みを増していくのも見どころのひとつ。
開花時期は5月下旬〜7月上旬、最盛期は例年6月中旬〜下旬にかけて。人気スポットですので、特に見頃の時期には混雑しますが、見る価値ありの美しさですよ!
■スポット概要
住所:神奈川県鎌倉市山ノ内189
開花時期・見頃:例年5月下旬〜7月上旬
拝観時間・9:00~16:00 ※※6月の紫陽花が咲く時期は変更の場合あり
料金:高校生以上500円、小・中学生 300円 ※6月、11月の本堂後庭園公開は別途500円
アクセス:電車:JR横須賀線「北鎌倉駅」から徒歩で約10分
駐車場:なし
建長寺
広い境内を持つ国内最古の禅寺
「北鎌倉駅」から県道21号線沿いに南東へ約15分、長寿寺を過ぎた先にあるのが「建長寺」です。
13世紀半ばに創建された日本初の本格的な禅寺で、鎌倉が誇る美しい禅刹です。
高さ約30mの山門、仏殿、唐門は国の重要文化財に指定、また鐘は国宝に指定されています。
紫陽花は、例年6月中旬頃に見頃を迎え、広い境内のあちらこちらで咲き誇ります。特に半僧坊大権現の参道に咲く紫陽花は見ごたえがあり、おすすめです。
■スポット概要
住所:神奈川県鎌倉市山ノ内8
開花時期・見頃:例年6月上旬〜6月下旬
営業時間:8:30~16:30
拝観料:高校生以上500円、 小・中学生200円 ※支払いは現金のみ
アクセス:
電車:JR横須賀線「北鎌倉駅」から徒歩で約15分、または江ノ電バス「鎌倉駅」行きに乗車、「建長寺」バス停下車
円覚寺
北鎌倉で建長寺に並ぶ人気観光スポット
「北鎌倉駅」を降りてわずか1分ほどで総門にたどり着ける「円覚寺」(えんがくじ)。13世紀後半に北条時宗が宋から招いた無学祖元禅師により開山されました。
北鎌倉エリアでは建長寺に並ぶ人気の観光スポットで、年間を通して多くの人が訪れています。
円覚寺は境内が広大で、ゆったりと紫陽花を楽しむことができます。もっとも多く紫陽花が咲く場所は、受付から方丈へと向かう参道になります。
ぜひ美しい紫陽花を観賞しながら、境内を散策してみてください!
■スポット概要
住所:神奈川県鎌倉市山ノ内409
開花時期・見頃:例年6月上旬〜6月下旬
拝観時間:8:30〜16:30(12月〜2月は16:00まで)
定休日:なし(台風や雪のため、休みとなることもあります)
料金:高校生以上500円、小・中学生200円
アクセス:電車:JR横須賀線「北鎌倉駅」から徒歩で約1分
駐車場:なし。周辺の一般有料駐車場を利用
東慶寺
境内のいたるところに紫陽花が咲き誇る
「北鎌倉駅」から県道21号線沿いに南東へ歩いて3〜4分のところにある「東慶寺」。13世紀後半に北条時宗夫人の覚山志道尼が開創したお寺です。
創建から明治に至るまでの600年にわたり、ここに駆け込めば当時女性の側からはできなかった離縁ができる「女人救済」の尼寺でした。20世紀初めには新たに禅寺として歩みを始めています。
東慶寺は梅や花菖蒲、紅葉など花の名所としても知られています。紫陽花は6月上旬から中旬にかけて見頃を迎えます。境内の奥や古井戸のあたりなどで色とりどりの紫陽花が花を開きますよ。
■スポット概要
住所:神奈川県鎌倉市山ノ内1367
開花時期・見頃:例年6月上旬〜6月下旬
拝観時間:8:30〜16:30(10月〜3月は16:00まで)、松岡宝蔵・売店9:00~16:00
拝観料:高校生以上200円、小・中学生100円
アクセス:JR横須賀線「北鎌倉駅」から徒歩で約4分
浄智寺
自然に囲まれたお寺
「北鎌倉駅」から徒歩で約6分のところにある「浄智寺」(じょうちじ)。鎌倉幕府第10代執権の北条師時が建立した寺です。
かつては大きく栄えた寺ですが、今は一部の建物を残すのみ。しかし、それがかえって自然に囲まれた風情ある雰囲気を醸し出しています。
紫陽花は例年6月中旬に見頃を迎えます。特に、鎌倉十井の一つに挙げられる井戸「甘露ノ井」の辺りに咲くガクアジサイは必見ですよ。
■スポット概要
住所:神奈川県鎌倉市山ノ内1402
開花時期・見頃:例年6月上旬〜6月下旬
拝観時間:9:00~16:30
定休日:なし
料金:高校生以上300円、中学生以下100円
アクセス:電車:JR 横須賀線「北鎌倉駅」から徒歩で約8分
長谷寺
鎌倉一の紫陽花の名所
鎌倉で鎌倉の大仏と並ぶ有名な観光スポットといえばこの「長谷寺」。
創建は8世紀、中臣鎌足の孫の藤原房前によって、十一面観音像を本尊として創建されたといわれています。
長谷寺の経蔵(輪蔵)の背後にある斜面に植えられた紫陽花は、130段ほどの階段が続く山道に40種類以上、約2,500株。斜面を登ると、紫陽花の向こうに由比ヶ浜も見えます。
紫陽花の時期は休日だけでなく平日も混みあいますが、それでも必ず訪れたい名所です。御朱印もいただけますよ。
見頃の時期に「あじさい路」を散策する場合は入場券の購入が必要です。あじさい路は細く、混雑時には「あじさい路入場券」に記載された番号順の案内となります。
また、公式サイトで「拝観・あじさい観賞セット券」の頒布が予定されています。予約した日時に優先的に紫陽花を観賞できるため、おでかけ前にチェックしてみてください。
住所:神奈川県鎌倉市長谷 3-11-2
開花時期・見頃:例年6月上旬〜6月下旬
拝観時間:4月~6月8:00〜17:00(閉山17:30)、7月〜3月8:00〜16:30(閉山17:00)
料金:拝観料:中学生以上400円、小学生200円、あじさい路入場券:小学生以上500円
アクセス:
電車:江ノ島電鉄「長谷駅」から徒歩で約5分
バス:JR横須賀線、湘南新宿ライン「鎌倉駅」からバスに乗車、「長谷観音」バス停で下車後、徒歩で約5分
車:横浜横須賀道・朝比奈ICから約30分
駐車場:あり。約30台(30分350円)
光則寺
約200種類の山紫陽花
1274年創建の日蓮宗のお寺、「光則寺」(こうそくじ)。
日蓮上人の弟子日朗上人が、5代執権の北条時頼の側近・宿屋光則の屋敷を開きました。また、13世紀に日蓮上人が「立正安国論」を幕府に差し出した場所としても知られています。
光則寺は季節によって美しい花を見られる花のお寺として知られています。特に山紫陽花は、鎌倉随一といわれる200以上もの品種を楽しめます。
見頃の時期になると、静かなたたずまいで境内に花を咲かせます。その景色は長谷寺の紫陽花の賑やかさとはまた違った風情があります。
■スポット概要
住所:神奈川県鎌倉市長谷3-9−7
開花時期・見頃:例年5月中旬~6月上旬
営業時間:拝観時間8:00~17:00
料金:高校生以上100円、中学生以下無料
アクセス:
電車:江ノ島電鉄「長谷駅」から徒歩で約7分
バス:JR横須賀線、湘南新宿ライン「鎌倉駅」東口から長谷観音・大仏方面行きバスに乗車、「長谷観音」バス停下車後、徒歩で約4分
御霊神社
江ノ電と紫陽花の組み合わせが人気の撮影スポット
「御霊神社」(ごりょうじんじゃ)は、門前を走る江ノ島電鉄と紫陽花の組み合わせでおなじみ。撮影場所としても1、2を争う人気スポットです。御霊神社自体は、平安時代にこの地域を領地としていた鎌倉権五郎景政を祭神とする神社です。
紫陽花は例年6月中旬~7月上旬にかけて見頃を迎えます。境内にも紫陽花が静かに咲いていますので、訪れた際には門前での撮影だけでなく、お参りもしておきたいところですね。
■スポット概要
住所:神奈川県鎌倉市坂ノ下4-9
開花時期・見頃:例年6月上旬~7月上旬
営業時間:収蔵庫9:00〜17:00
料金:収蔵庫:大人100円、小学生~高校生50円
アクセス:電車:江ノ島電鉄「長谷駅」から徒歩で約5分
稲村ケ崎公園(鎌倉海浜公園稲村ヶ崎地区)
三浦半島原産の紫陽花を見られる穴場スポット
鎌倉の紫陽花といえば長谷寺や北鎌倉の明月院が有名ですが、じつは「稲村ケ崎公園」にも紫陽花が咲いています。三浦半島や房総半島といった温暖な地域に古くから自生していた紫陽花が、ここでも花を開いているのです。
上の展望台、下の芝生部分でも、三浦半島原産の紫陽花を見ることができます。
稲村ケ崎公園は晴れた日に南の沖に伊豆大島、西には七里ガ浜、腰越、江ノ島、富士山が連なって見える絶景スポット。景色も最高ですよ!
海と紫陽花を同時に見られる稲村ケ崎公園は、紫陽花の穴場スポットといえます。
■スポット概要
住所:神奈川県鎌倉市稲村ガ崎1-19
開花時期・見頃:例年6月上旬~6月中旬
アクセス:電車:江ノ島電鉄「稲村ヶ崎駅」から徒歩で約5分
成就院
紫陽花は宮城県南三陸町に寄贈され、ごく一部で咲くのみに
鎌倉でも有数の紫陽花の名所であった「成就院」の紫陽花参道。しかし、2019年の創建800年に向け、老朽化した参道の改修工事が2015年から開始されました。これに伴い、参道脇の紫陽花は東日本大震災の被災地・宮城県南三陸町へ寄贈されました。
現在は宮城県の県花であるハギが植えられ、かつて260株ほどあった紫陽花は約50株になっています。
■スポット概要
住所:神奈川県鎌倉市極楽寺1-1−5
開花時期・見頃:例年6月上旬〜6月下旬
営業時間:8:00〜17:00(11月~3月は16:30まで)
料金:無料
アクセス:電車:江ノ島電鉄線「極楽寺駅」から徒歩で約5分
関東屈指の紫陽花の名所がいくつもある鎌倉市。梅雨時だからこそ見ることができる幻想的な景色を、親子で満喫してくださいね♪
※本記事はよりみち情報サイト「ロコナビ」で掲載されていた記事(2019年5月掲載)の譲渡を受け、掲載しています。イベント情報や施設情報など内容の一部は2024年の最新情報に差し替えを行い、掲載をしています。
記事を書いた人
いこーよとりっぷ編集部
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