昇仙峡エリアの紅葉名所&穴場7選
2024見頃は?秋に日帰りハイキング
山梨県甲府市の北部に位置する「御岳昇仙峡」は日本遺産に認定された美しい峡谷で、“日本一の渓谷美”とも称されています。
江戸時代末期から人々を楽しませてきた昇仙峡は、大自然の中でハイキングが楽しめるほか、パワースポットとしても人気の観光地。特に例年10月中旬~11月下旬の時季は、紅葉を目当てにたくさんの観光客が訪れます。
今回は、そんな「御岳昇仙峡」と周辺の観光スポットを定番から穴場までピックアップ。見どころを紹介します。
都心からアクセスしやすいので、日帰りや1泊で満喫できますよ。秋の週末や連休に、ぜひ訪れてみてください。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください
御岳昇仙峡とは?
遊歩道やハイキングコースが充実!日本遺産の名勝
甲府市の北部に位置する渓谷「御岳昇仙峡」(以下、昇仙峡と表記)。2020年日本遺産に認定された観光名所で、“日本一の渓谷美”と称されています。
遊歩道が整備されており、豊かな自然を感じられるハイキングコースがいくつか用意されています。
巨大な花崗岩が重なりあった天然のアーチ「石門」や、1925年(大正14年)に竣工した「長潭橋」(ながとろばし)、山梨県の天然記念物に指定されている「天鼓林」(てんこりん)など、見どころがたくさん!
“日本の滝百選”のひとつ、仙娥滝までのお手軽散歩コースは約1km。20分ほどで到着します。
子供の年齢や体力によっては、昇仙峡をぐるっと巡り、奇岩や奇石、四季折々の自然美を満喫できる「トレッキングコース」(片道約6km、約1時間半)に挑戦するのもおすすめです。
■スポット概要
所在地:山梨県甲府市高成町
アクセス:電車:JR中央本線、身延線「甲府駅」南口からバスに乗車(40~60分)、「昇仙峡滝上」バス停で下車
車:①中央自動車道・甲府南ICから約50分 ②中央自動車道・甲府昭和ICから約40分
駐車場:あり
仙娥滝
中国神話が由来の滝。「日本の滝百選」のひとつ
山梨県を代表する景勝地、昇仙峡の最深部で大きな轟音を奏でているのが「仙娥(せんが)滝」です。
名前の由来は、中国神話に登場する女性「嫦娥」(じょうが)に由来し、月を意味する言葉とされています。
仙娥滝があるのは富士川水系の荒川上流。地殻変動によって断層が生まれ、花崗岩の岩肌を削りながら勢いよく水が流れ落ちています。その落差は約30m。周辺を取り囲む自然も相まって、誰もがその美しさに酔いしれます。
夏は新緑、冬は雪化粧が美しく、鮮やかに彩られる秋の紅葉シーズンは特に人気です。
“日本の滝百選”に選ばれている絶景を堪能しに訪れてみませんか。
■スポット概要
所在地:山梨県甲府市高成町
アクセス:
車:①中央自動車道・甲府南ICから約50分 ②中央自動車道・甲府昭和ICから約40分
電車:JR中央本線、身延線「甲府駅」南口からバスに乗車(40~60分)、「昇仙峡滝上」バス停で下車後、徒歩で約8分 ※12月1日〜3月31日の期間は路線バスが「昇仙峡口」までとなり、仙娥滝方面へ向かわないためご注意ください
駐車場:あり
覚円峰
直立約180mの岸壁が迫り来る絶景スポット
“日本一の渓谷美”と称される昇仙峡の主峰「覚円峰」(かくえんぼう)は、全国観光地百選の渓谷の部で第1位、平成百景で第2位を獲得した名勝です。
その昔、澤庵禅師の弟子にあたる僧侶・覚円が頂上で修行したことが名前の由来なのだとか。
花崗岩が風化・水食を受けてできた直立約180mの岸壁は、迫力満点。
奇岩や奇石、木々に囲まれており、夏は深い緑に癒され 、秋は鮮やかな紅葉に感動すること間違いなし。
昇仙峡を訪れた際には必見のスポットですよ!
■スポット概要
所在地:山梨県甲府市高成町
アクセス:
車:①中央自動車道・甲府南ICから約50分 ②中央自動車道・甲府昭和ICから約40分
電車:JR中央本線、身延線「甲府駅」南口からバスに乗車(40~60分)、「昇仙峡滝上」バス停で下車
駐車場:あり
昇仙峡ロープウェイ
パワースポット「弥三郎岳」の絶景を眺めながら空中散歩
「昇仙峡駐車場」近くの「仙娥滝駅」からロープウェイが出ており、弥三郎岳の山頂にある「パノラマ台駅」を結んでいます。ロープの全長は約1,015m、5分ほどの空中散歩が楽しめます。
ゴンドラは1号器と2号器があり、それぞれに昇仙峡の人気キャラクター「福仙人」が描かれていますよ(1号器が福ちゃん、2号器がゆめちゃん)。
山麓と山頂の中間で必ず上下線がすれ違うので、シャッターチャンスにもなりますね。
山頂との標高差300mをのぼって山頂へ。標高1,018mの山頂からは南アルプスや秩父連山、天候が良ければ富士山が見えることもあります。
■スポット概要
所在地:山梨県甲府市猪狩町441
営業時間:①営業時間・4月〜11月 9:00-17:30・12月〜3月 9:00-16:30②定休日年中無休
料金:往復料金:中学生以上1,300円、4歳~小学生650円 ※3歳以下無料
アクセス:
車:中央自動車道・甲府昭和ICから約40分
電車:JR中央本線、身延線「甲府駅」南口からバスに乗車(40~60分)、「昇仙峡滝上」バス停で下車後、徒歩で約3分
黄金池
金運アップのパワースポット
山梨県甲府市ロープウェイの山麓、「仙娥滝駅」構内にある黄金池。池の中には縁起の良いとされる黄金の鯉が泳いでいます。
また、七福神が乗った船や「黄金池」と書かれた鳥居、そして鳥居の真ん中にはダイナミックな昇り龍ならぬ昇り鯉のオブジェがあり、いかにも金運がアップしそうな雰囲気!
弥三郎岳とその山頂はパワースポットの宝庫ですが、ロープウェイに乗る前に黄金池にもお参りしてみてはいかがでしょうか。
■スポット概要
所在地:山梨県甲府市猪狩町441
アクセス:
車:中央自動車道・甲府昭和ICから約40分
電車:JR中央本線、身延線「甲府駅」南口からバスに乗車(40~60分)、「昇仙峡滝上」バス停で下車後、徒歩で約3分
駐車場:あり
荒川ダム・能泉湖
春から夏は緑、秋は紅葉が美しいダム湖
1984年(昭和59年)に多目的ダムとして建設された、甲府市とその周辺住民の水がめです。
周囲の山々を映すダム湖の景観はすばらしく、夏は深緑、秋は紅葉と四季折々の美しい景色が楽しめます。
ダム周辺に広がる「御岳昇仙峡水源の森」と呼ばれ、“水源の森百選”のひとつ。この美しい水が昇仙峡の景観美を作り出しています。
また、ダム湖である「能泉湖」も秋の紅葉で有名なスポット。春~夏は緑と湖の涼しげな景観が楽しめます。
付近には多目的広場や記念館前広場があり、ピクニックや行楽にもおすすめ。車を停めて、ひと休みや散策を楽しんでみてください。
■スポット概要
所在地:山梨県甲府市川窪町浦の山
アクセス:
車:中央自動車道・甲府昭和ICから約40分
電車:JR中央本線、身延線「甲府駅」からタクシーで約30分
駐車場:あり
板敷渓谷
昇仙峡の秘境!高さ30mの大滝を目指して散策
荒川ダムの先にある「板敷(いたじき)渓谷」は昇仙峡のもっとも奥にある隠れたパワースポット。大小いくつもの滝があり、美しい自然の中を気持ち良く散策することができます。
なかでも大滝を目指す約1kmほどのコースが人気となっています。階段や山道、渓流にかかる板状の橋を越えていくため、歩きやすい服装と滑りにくい靴で行くのがおすすめ。
マイナスイオンを浴びながら木漏れ日の中を進むのは、とても心地よいひととき。遊歩道も整備されているため、15分ほどで渓谷を満喫できますよ。
夏には滝や川に木々の緑が映え、多くの人が癒しと絶景を求めて訪れます。
■スポット概要
所在地:山梨県甲府市上帯那町
アクセス:
電車:JR中央本線、身延線「甲府駅」南口からタクシーで約40分
駐車場:あり ※最寄りの駐車場から徒歩で約5分
千代田湖
親子でヘラブナ釣りに挑戦!
正式には「丸山貯水池」という灌漑用人造湖で、ボートやヘラブナ釣りが楽しめます。
近くには県立の森林公園「武田の杜・健康の森」が整備され、キャンプ場や森林学習展示館などがあります。
ヘラブナ釣りのメッカとして有名ですが、甲府市街と昇仙峡の間に位置する千代田湖はアクセスが良いこともあり、昇仙峡観光の寄り道として訪れる観光客でも賑わいます。
静かで穏やかな湖には、かわいらしいカモが姿を見せることも。
展望台からは千代田湖が一望できるほか、西側には遊歩道も設けられ、甲府盆地を眺めながらの散策も楽しめます。
■スポット概要
所在地:山梨県甲府市下帯那町
アクセス:
車:中央自動車道・甲府昭和ICから約25分
電車:JR中央本線、身延線「甲府駅」からバスで約25分
駐車場:あり
渓流と木々の美しさに癒されること間違いなし。親子でハイキングしながら、心に残る景色を満喫してくださいね!
※本記事はよりみち情報サイト「ロコナビ」で掲載されていた記事(2019年1月掲載)の譲渡を受け、掲載しています。※本記事はよりみち情報サイト「ロコナビ」で掲載されていた記事(2019年1月掲載)の譲渡を受け、掲載しています。
記事を書いた人
いこーよとりっぷ編集部
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