東京・中野の人気観光地&穴場7選<br/>2024秋に日帰り旅!食べ歩きも満喫
更新日2024年09月30日/公開日2024年09月30日

東京・中野の人気観光地&穴場7選
2024秋に日帰り旅!食べ歩きも満喫

体験する
歴史・文化を感じる

本記事では、東京都中野区のおすすめ観光名所&穴場をご紹介します。

アニメやサブカルのイメージが強い中野区ですが、歴史ある神社仏閣や個性あふれる商店街など、じつに多彩な見どころがあるまち。

東京近郊からの日帰り観光はもちろん、遠方から泊りがけで訪れても満足できること間違いなし。秋の週末や連休を利用して、親子でおでかけしてみませんか?

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください

東京都中野区ってどんなまち?

東京都心からほど近く、多彩な文化が融合する中野区。JR中央線の「中野駅」を中心に商業エリア、住宅エリアが広がり、独自のサブカルチャーや庶民的な魅力を持つ“東京の隠れた宝石”のようなまちです。

1. サブカルチャーの中心

有名なスポットとしてまず挙げられるのが、「中野ブロードウェイ」。アニメやフィギュア、マンガショップが集まり、サブカル好きにはたまらない場所です。

2. 人気商店街での食べ歩き&まち歩きが楽しい

魅力的な商店街が複数あるのも大きな特徴。ラーメンや居酒屋といったリーズナブルで美味しい店をはじめ、個性的な名店も多く、親子で食べ歩きを満喫できます。

3.多様性と活気のあるまち

さまざまな文化や人々が共存する中野区には外国人も多く住んでおり、国際色豊かな雰囲気が感じられます。イベントも頻繁に行われており、創造的な活動が盛んなエリアでもあります。

4.アクセス抜群で観光しやすい

交通の便が良く、JR中央線「新宿駅」からわずか数分でアクセスできるため、東京観光のプランに組み込みやすいのも魅力。四季の移ろいが感じられる公園やピクニックができる広場など親子でのんびり過ごせる場所もいろいろあります。

東京旅行にぴったりの中野区。ここからは親子旅におすすめスポットを紹介していきます!

紅葉山公園

SL機関車がある紅葉のきれいな公園

秋は紅葉がきれいです(画像提供:伊知燕 / PIXTA)
秋は紅葉がきれいです(画像提供:伊知燕 / PIXTA)

「紅葉山公園」は中野区による東京百年記念事業の一環として造られた公園で、1970年3月3日に開園しました。

大正時代は私有地で、モミジが多く植えられていたことから「紅葉山」と呼ばれるようになりました。

園内にはモミジやシイノキなどの樹木が植えられ、その名の通り、秋には紅葉が見事。

蒸気機関車、C11 368号機(画像提供:シャア / PIXTA)
蒸気機関車、C11 368号機(画像提供:シャア / PIXTA)

ほかにも、池や遊具、蒸気機関車の展示などがあります。

なかでも蒸気機関車(C11 368号機)は1972年まで東北地方の石巻線で使われていたもので、迫力満点。子供に大人気のスポットです。

隣の「なかのZERO」にはプラネタリウムも

また、隣接する「なかのZERO」には、コンサートや講演会が開かれる大ホールや美術ギャラリーのほか、土日祝日限定のプラネタリウムもあります。

中野をまち歩きするなら、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

■スポット概要
所在地:東京都中野区中野2‐4−23
アクセス:電車:JR各線、東京メトロ東西線「中野駅」から徒歩で約7分

中野レンガ坂商店街

ヨーロッパの路地裏のような飲食街

(画像提供:マノリ / PIXTA)
(画像提供:マノリ / PIXTA)

中野駅南口すぐのところにある通り、「レンガ坂」。近年おしゃれな飲食店が増え、人気のグルメ街になりました。

商店街を飾るイルミネーションも美しく、坂道にはレンガが敷かれヨーロッパの路地裏のよう。テレビでも取り上げられ、いっそう盛り上がりを見せているスポットです。

個性的で隠れ家のようなお店が並ぶ

雰囲気のよい通りには個性的で美味しいお店もずらり。店の種類はバルやビストロ、洋食店や定食店、タイやインド料理、日本料理店などバリエーション豊富です。

家族でゆっくりすごせるお店や、ランチ営業を行う店もあるので、ぜひチェックしてみてください。

■スポット概要
所在地:東京都中野区中野3-34
アクセス:電車:JR各線、東京メトロ東西線「中野駅」から徒歩で約1分

公式サイト

中野サンモール商店街

雨の日のまち歩きや食べ歩きにもおすすめ!

地元住民になった気分でショッピング♪(画像提供:yu_photo / PIXTA)
地元住民になった気分でショッピング♪(画像提供:yu_photo / PIXTA)

JR中央線、総武線「中野駅」の北口から歩いてすぐの場所にある、中野サンモール商店街。

どこか懐かしい雰囲気の残るアーケード商店街で、おなじみのチェーン店から昔ながらの個人商店まで約110店舗で構成されています。

ファストフードや弁当惣菜店などのほか、有名ラーメン店や人気のお食事処など、特に飲食店が充実。

ドラッグストア、ファッション、銀行など日々の暮らしに役立つお店も多く、平日・休日問わず、地元住民や観光客などたくさんの人で賑わっています。

1958年から続く商店街の歴史

商店街の原型となるショッピングアーケードは1958年に完成、「サンモール」の名称は1975年の改装の際につけられました。

現在のアーケードは1988年に改装されたもので、太陽をモチーフにした統一看板が特徴。天井はガラスアーチ型の船底をイメージし、アーケード全体に自然光を取り入れた造りになっています。

中野で生まれた「コアラのマーチ焼」は要チェック

食べ歩きを楽しむなら、ぜひ訪れたいのが「ロッテリア中野サンモール店」。ここはなんと、全国3店舗限定の「コアラのマーチ焼」発祥の地なんです!

かわいらしいコアラの顔をした人形焼の中にクリームが入っていて、味はロッテの定番ガーナミルクチョコレート、カスタードクリーム、パンケーキ(メープル風シロップ&マーガリン付き)の3種類。

片手で手軽に食べられるので、食べ歩きにぴったりです。

駅近でアクセスがよく、アーケードがあるので雨の日でも濡れずにショッピングが楽しめる「中野サンモール商店街」。

通りの突き当たりは中野ブロードウェイなので、あわせて足を運んでみてはいかがでしょうか。

■スポット概要
所在地:東京都中野区中野5丁目
アクセス:電車:JR各線、東京メトロ東西線「中野駅」北口から徒歩で1分

中野ブロードウェイ

マニアックなアイテムが勢ぞろい

中野サンモール商店街の先にあります(画像提供:yama1221 / PIXTA)
中野サンモール商店街の先にあります(画像提供:yama1221 / PIXTA)

“サブカルの聖地”として知られる中野ブロードウェイは、1966年に開業しました。低層階はショッピングセンター、高層階は集合住宅(マンション)になっている商業住宅複合ビルです。

開業した当時は高級ファッションビルとして親しまれ、芸能人たちも多く住んでいたのだとか。

そんな中野ブロードウェイがサブカルの聖地へと変貌を遂げたのは、バブル崩壊後の1991年。

1980年から営業を始めた漫画専門古書店「まんだらけ」を筆頭に、さまざまなジャンルのコアなショップが集まり、アニメ、漫画、ゲームなどの日本のサブカルチャーが勢ぞろいすることとなりました。

心躍る専門ショップがずらり!

ショッピングエリアは地下1階から4階まで。特に2階から4階にマニアックな専門店が集まっています。

フィギュアや漫画をはじめ、時計やレコード、ほかでは手に入らないマニアックな書籍などレアなアイテムが揃い、マニアでなくともワクワクすること間違いなし。

かわいいアパレルショップや世界的な前衛芸術家・村上隆さん率いるアートカンパニーによる店舗やギャラリーもあり、サブカルファンでない親子も満喫できます。

超巨大ソフト「デイリーチコ」ほか飲食店も充実

特大サイズは決して落とさないようご注意を
特大サイズは決して落とさないようご注意を

マニアックなショップで知られる中野ブロードウェイですが、個性的な飲食店も充実しています。

地下一階にある「デイリーチコ」は1966年開業時から続く立ち食い麺&ソフトクリームのお店。

名物は8種類のフレーバーが積み重なった特大ソフトクリームで、コーンを含めると40cmにもなるというビックサイズ! カラフルな見た目がフォトジェニックです。

■スポット概要
所在地:東京都中野区中野5-52
アクセス:電車:JR各線、東京メトロ東西線「中野駅」から徒歩で約5分

山﨑記念 中野区立歴史民俗資料館

中野のことを深く学べる資料館

施設外観(画像提供:ISO8000 / PIXTA)
施設外観(画像提供:ISO8000 / PIXTA)

名誉都民である山﨑喜作氏から1984年に寄贈された広大な土地を活かし、1989年に設立された資料館。郷土の文化遺産を保存、展示しています。

もともと中野区の北部には旧家が多く、郷土の歴史に対する意識が高い地域。歴史的に価値のあるものが、地域の人々からも寄贈されています。

「常設展示室」で中野の歴史を知る

常設展示室(画像提供:中野区)
常設展示室(画像提供:中野区)

館内には「常設展示室」「特別展示室」「企画展示室」の3つの展示室があります。

常設展示室ではさまざまな物品や再現ジオラマなどを展示し、原始から現代までの中野の歴史を知ることができます。

特別展示室と企画展示室では年に3、4回、テーマを変えてさまざまな展示を行っています。

「実物」にこだわった展示&シイの巨木も見どころ

見ごたえのあるシイの古木(画像提供:中野区)
見ごたえのあるシイの古木(画像提供:中野区)

同館のこだわりのひとつが、「複製や模型ではなく、なるべく本物を探してくる」こと。常設展には、旧江古田村の実物の古民家(旧深野邸)を解体し、土間まわりを原寸大に復元したコーナーがあります。

また、古伊万里の食器、歌川広重の浮世絵など多数の美術品や工芸品が保管されています。

資料館に訪れた際にぜひ見ておきたいのが、資料館に続く山崎家の庭園にそびえ立つ樹齢およそ500年のシイノキ。中野区文化財にも指定されている、都内では珍しい大木です。

また、資料館から15分ほど歩くと、哲学のテーマパーク「哲学堂公園」があります。古代〜現代までの中野の歴史を学んだあとは、哲学の発想にふれながら公園でのんびりするのもおすすめです。

■スポット概要
所在地:東京都中野区江古田4丁目3−4 山﨑記念区立歴史民俗資料館
開館時間9:00〜17:00(入館は16:30まで)
定休日:月・第3日曜、12月28日~1月4日
入館料無料
アクセス:電車:西武新宿線「沼袋駅」から徒歩で約8分

中野セントラルパーク

「中野四季の森公園」に隣接する複合施設

「四季の森公園」と「中野セントラルパーク」(画像提供:キャプテンフック / PIXTA)
「四季の森公園」と「中野セントラルパーク」(画像提供:キャプテンフック / PIXTA)

「中野セントラルパーク」は、緑豊かな「四季の森公園」に隣接した約3ヘクタールの緑地広場とオフィスビルが特徴の複合施設です。

飲食店も充実しており、親しみやすいチェーン店に加え、ベーカリーやインド料理、ビストロなど幅広いジャンルの店舗が勢揃い。

「中野駅前大盆踊り大会」ほかイベントが充実

「中野駅前大盆踊り大会」
「中野駅前大盆踊り大会」

週末にはグルメイベントやフリーマーケット、大道芸など多彩な催しが開かれ、家族連れで賑わいます。

夏季には手ぶらBBQや、「ボン・ジョヴィ」の楽曲で踊ることでも有名な「中野駅前大盆踊り大会」、新年にはお餅つきなど、季節のイベントも盛りだくさん。

「中野ブロードウェイ」も徒歩圏内にあり、観光や買い物を一緒に楽しめる立地の良さもポイントです。

「中野駅前大盆踊り大会」をチェック!

■スポット概要
所在地:東京都中野区中野4-10-2
アクセス:電車:JR各線、東京メトロ東西線「中野駅」から徒歩で約5分

Franky&Trinity

一度は食べたい!絶品ドルフィンオムライス

丸ノ内線 中野坂上駅から歩くこと約2分。

建物の地下にひっそりとある「Franky&Trinity」(フランキーアンドトリニティー)は、とろふわの絶品オムライスを味わえる名店です。

それほど広くない店内はいつも満席。混んでいる時には建物の外まで行列ができています。

「包み型」、「まぜ型」などのオムライスのメニューが並びますが、初来店でぜひ頼みたいのは「ドルフィンオムライス」。ケチャップライスの上にぷるぷるのオムレツをのせた人気メニューです。

とろふわの卵にうっとり♡

ふわふわのオムレツにナイフを入れると、中からとろとろの卵がとろけだします。ナイフを入れる前のぷるぷる感と、卵がとろけ出す様子は動画に収めたくなる光景。

美しい見た目もさることながら、もちろん味も絶品です。どこか懐かしい味のケチャップライスとふわとろの卵を堪能しに、ぜひ足を運んでみませんか?

■スポット概要
所在地:東京都中野区中央1-33-7 山田ビルB1
営業時間:【ランチタイム】月~土12:00~13:30 【ディナー】火~金曜のうち週3回 ※営業時間、定休日は変更あり。来店前に店舗にご確認下さい
定休日:日・月曜、祝祭日(月曜・祝日は体調により営業)
アクセス:東京メトロ丸ノ内線または都営大江戸線「中野坂上駅」から徒歩で約2分

公式SNS


新井薬師梅照院

梅の古木から現れた薬師如来を安置する名刹

「東の浅草寺、西の新井薬師」と称される名刹
「東の浅草寺、西の新井薬師」と称される名刹

「新井薬師梅照院」は真言宗豊山派に属し、“新東京百景”にも指定される由緒あるお寺です。

御本尊は、薬師如来と如意輪観音の二仏一体の黄金仏。鎌倉時代に活躍した武将・新田家代々の守護仏だったと伝えられています。

鎌倉時代から南北朝にかけての戦乱のさなか御尊像は消えてしまいますが、1586年(天正14年)、庭に植えられた梅の古木が夜になると光る現象が起こり、梅の木を調べると薬師如来が現れました。

それを安置するため薬師堂を建立したのが梅照院のはじまりといわれています。

境内に湧く名水も有名な「目の薬師」

不思議な出来事とともに出現した薬師如来は、徳川2代将軍・秀忠の子である和子の方が失明した時に祈願して治癒したことから、“目の薬師”として人々の信仰を集めています。

目のご利益があるお守りも多く、中でも有名なのが「めめ」と書かれた「めめ絵馬」。

「め」の一方は鏡文字になっていて、絵馬のほか根付や「めぐすりの木」というお茶にも同様のデザインが施されています。

また、新井薬師梅照院境内の白龍権現水は名水として有名。「新井」という地名はどこを掘っても良質の水が出て新しい井戸ができることからつけられたそうです。

スマホやPCで疲れた目を癒しに、そして休憩がてら名水を味わいに、「目の薬師」を訪れてみてはいかがでしょうか?

■スポット概要
所在地:東京都中野区新井5-3−5
アクセス:電車:西武新宿線「新井薬師前駅」から徒歩で約6分

さまざまな時代とカルチャーが交差する中野区では、再開発も進行中。親子でおでかけして、たくさん刺激を受けてくださいね!

※本記事はよりみち情報サイト「ロコナビ」で掲載されていた記事(2019年2月掲載)の譲渡を受け、掲載しています。イベント情報や施設情報など内容の一部は2024年の最新情報に差し替えを行い、掲載をしています。

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。

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