花園神社周辺の観光名所&穴場14選<br/>2024「酉の市」帰りはどこに行く?
更新日2024年11月24日/公開日2024年11月21日

花園神社周辺の観光名所&穴場14選
2024「酉の市」帰りはどこに行く?

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歴史・文化を感じる

東京・新宿のど真ん中にある「花園神社」は、江戸時代より前から新宿エリアの総鎮守として親しまれてきた神社。

歓楽街のイメージが強い場所にありますが、少し足をのばせば美しい庭園、景観スポットなど親子でのんびり過ごせる場所もたくさんあります。

そこで今回は、花園神社を参拝した際に立ち寄りたい、新宿区内の名所や穴場をご紹介。11月の酉の市や年始の初詣、5月の例大祭に訪れた際も、ぜひ参考にしてください。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください

目次

「花園神社」の酉の市をチェック!

「花園神社」とは?

酉の市も有名な新宿の総鎮守

新宿ゴールデンの隣に鎮座する「花園神社」。新宿の総鎮守(守り神)とされ、開運招福・商売繁盛にご利益がある飾り熊手などの縁起物を商う「熊手市」が人気です。

同社の酉の市は「大酉祭」(おおとりさい)とも呼ばれ、浅草(長国寺と鷲神社)、大國魂神社と並ぶ“関東三大酉の市”のひとつ。3日間に渡る酉の市には合計約60万人、初詣にも約8万人の参拝客が訪れます。

お祭りの日には、炉端焼きやおでん、魚介類の炭火焼といった屋台がたくさん並ぶのも魅力です。

「花園神社」の酉の市をチェック!

■スポット概要
所在地:東京都新宿区新宿5-17-3
アクセス:電車:①東京メトロ各線、都営新宿線「新宿三丁目駅」から徒歩で約3分 ②JR「新宿駅」から徒歩で約10分

【新宿駅周辺エリア】おすすめ観光名所&穴場スポット

デパートや駅ビル、映画館など多彩なスポットが揃った新宿駅周辺。ここでは、親子でのんびり過ごせるスポットを中心にご紹介します。買い物や映画鑑賞だけじゃない、新宿の魅力を再発見!

新宿御苑(花園神社から徒歩で約10分)

四季折々の花で彩られる都会のオアシス

新宿御苑の紅葉 (画像提供:Youkey / PIXTA)
新宿御苑の紅葉 (画像提供:Youkey / PIXTA)

「新宿御苑」の歴史は、1590年(天正18年)に、譜代大名の内藤氏が徳川家康からこの地を拝領したときに始まります。

新宿御苑付近の地名・内藤町は、この内藤家の屋敷があったことがルーツ。

1872年(明治5年)には、日本の近代農業振興を目的とする内藤新宿試験場が設置され、その後、宮内庁所管の新宿植物御苑となり、1906年(明治39年)には日本初の皇室庭園として新宿御苑が誕生しました。

イギリス・フランス・日本式、3タイプの庭園が見どころ

高層ビルから見ると、まさに都会のオアシス(画像提供:t.sakai / PIXTA)
高層ビルから見ると、まさに都会のオアシス(画像提供:t.sakai / PIXTA)

広さ58.3ヘクタール、周囲3.5kmの園内には、フランス式整形庭園、イギリス風景式庭園と日本庭園が巧みに組み合わされ、日本における近代西洋庭園の名園といわれています。

なかでもおすすめなのが、池泉回遊式の日本庭園。水と緑のコントラストが美しく、観光客に人気のフォトスポットです。

また、イギリス風景式庭園の旧洋館御休所、日本庭園の旧御凉亭など、皇室時代の歴史を今に伝える多彩な歴史建造物も見どころのひとつです。

春の園内(画像提供:kieth4 / PIXTA)
春の園内(画像提供:kieth4 / PIXTA)

四季折々の花が咲く園内がもっとも賑わうのは春のお花見の季節。都内有数のお花見の名所で、“日本さくら名所100選”にも選ばれています。

秋には3つの庭園でそれぞれ異なる雰囲気の紅葉の雰囲気を楽しめますよ。

花園神社をお参りする前後に、親子で散策を楽しんでみてはいかがでしょうか。

■スポット概要
所在地:東京都新宿区内藤町11
アクセス:電車:①JR総武線「千駄ケ谷駅」から徒歩で約3分 ②東京メトロ丸の内線「新宿御苑前駅」から徒歩で約8分

新宿アイランドタワー LOVEオブジェ(花園神社から徒歩で約17分)

新宿を象徴する、ポップアート作品

高層ビル街でひときわ目をひく真っ赤なオブジェ(画像提供:taka / PIXTA)
高層ビル街でひときわ目をひく真っ赤なオブジェ(画像提供:taka / PIXTA)

新宿の西側、東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から地上に出た場所にある巨大なオブジェ。

待ち合わせ場所としても有名な、新宿アイランドタワー「LOVEオブジェ」の詳細をご存知でしょうか。

手がけたのは、アメリカのアーティストロバート・インディアナ(1928年-2018年)。現代美術家・舞台美術家、コスチュームデザイナーであり、彫刻作品を手がけるポップアート作家としても知られています。

新宿の象徴ともいえるこのオブジェは、「電車男」や「GTO」、「理想の結婚」といった数々の映画やドラマにも登場。

記念撮影スポットとしても人気ですよ。

■スポット概要
所在地:東京都新宿区西新宿6-5-1
アクセス:電車:JR「新宿駅」西口から徒歩で約8分

公式サイト

東京都庁舎(花園神社から徒歩で約25分)

親子で東京都の議事堂を社会科見学

都庁ビル(画像提供:J6HQL / PIXTA)
都庁ビル(画像提供:J6HQL / PIXTA)

東京都の行政機関を司る東京都庁は、JR「新宿駅」西口側の新宿区西新宿にあります。

都庁舎は有名建築家の丹下健三氏が設計したことで有名ですが、じつは無料で展望台や都議事堂を見学できる穴場スポットなんです。

東京都庁の第1庁舎と第2庁舎をつなぐ渡り廊下を渡ると、都議会議事堂があります。都議会議事堂は都議会本会議中でなければ、予約せずに見学が可能です。

地上202mの高さから東京のまちを一望

天気がいいと東京スカイツリー、東京タワー、富士山まで見えます
天気がいいと東京スカイツリー、東京タワー、富士山まで見えます

都庁舎で一番のおすすめは、45階にある「都庁展望室」。地上202mの高さから東京のまちを一望できます。

高層階の展望室というと東京タワーや六本木ヒルズなど有料の場所も多いですが、都庁展望室は無料で利用できるのが魅力。

展望室フロアーにはカフェやレストランも常設されています。素敵な景色と食事を同時に堪能してくださいね。

■スポット概要
所在地:東京都新宿区西新宿2-8-1
アクセス:電車:①都営大江戸線「都庁前駅」直結 ②「新宿駅」西口から徒歩で約10分

新宿中央公園(花園神社から徒歩で約25分)

都庁ビルとのコラボは新宿ならではの景色(園内・区民の森で2023年11月に撮影)
都庁ビルとのコラボは新宿ならではの景色(園内・区民の森で2023年11月に撮影)

西新宿の高層ビル群の中にある「新宿中央公園」は、区立公園としては最大級の広々としたスポットです。緑豊かな園内では四季折々の草花や小さな生き物が見られ、お散歩や自然観察にぴったり。

都庁ビルを背景にした紅葉も必見です。例年11月上旬にカエデやモミジが色づきはじめ、中旬には美しい紅葉が広がります。

冬季イルミネーションほかイベントも充実

芝生広場
芝生広場

また休日には、広場を中心にフリーマーケットなどのイベント充実。

2024年11月28日~2025年1月13日の期間は冬季イルミネーションイベント「TWINKLE PARK(トゥインクルパーク)」も開催され、親子のおでかけにおすすめです。

イベントの詳細をチェック!

■スポット概要
所在地:東京都新宿区西新宿2-11
アクセス:電車:①都営大江戸線「都庁前駅」直結 ②「新宿駅」から徒歩で約11分 ③東京メトロ丸の内線「西新宿駅から」徒歩で約5分


【四谷・市ヶ谷エリア】おすすめ観光名所&穴場スポット

「花園神社」がある「新宿駅」からはJR中央・総武線で1本。都会の真ん中にある地域ですが、歴史を学べる施設や駅前の釣堀など、親子向けのスポットが点在しています。

新宿歴史博物館(花園神社からタクシーで約10分、電車+徒歩で約16分)

知られざる新宿の歴史を辿る

新宿歴史博物館/画像提供:(C)一般社団法人新宿観光振興協会
新宿歴史博物館/画像提供:(C)一般社団法人新宿観光振興協会

東京都の中心地であり、都会のイメージが強い新宿区。それでも、さまざまな歴史という礎(いしづえ)の上に立っているのは変わりありません。そんな新宿区について深掘りできるのが「新宿歴史博物館」です。

常設展示では、各時代に分けて史料が展示されています。旧石器時代から江戸時代まで、新宿の地下深くに眠っていた遺物はとても貴重です。

また、江戸時代の新宿を模したパノラマ展示や、江戸時代の商家、昭和初期に走っていた路面電車の実物など、興味深い展示物がたくさんあります。

3階には図書室があり、一般客も利用可能。夏目漱石の著作や関連書籍を収集した「漱石文庫」が併設されています。

■スポット概要
所在地:東京都新宿区四谷三栄町12‐16
アクセス:電車:①「四ツ谷駅」から徒歩で約10分 ②東京メトロ丸ノ内線「四谷三丁目駅」から徒歩で約8分 ③都営新宿線「曙橋駅」から徒歩で約8分

市ヶ谷フィッシュセンター(花園神社からタクシーで約10分、電車+徒歩で約15分)

電車でのアクセス抜群!都会でのんびりフィッシング

市ヶ谷フィッシュセンター(画像提供:chigasaki7 / PIXTA)
市ヶ谷フィッシュセンター(画像提供:chigasaki7 / PIXTA)

JR中央・総武線「市ヶ谷駅」を降りると、目の前に広がるのどかな釣り堀「市ヶ谷フィッシュセンター」魚の飼育が初めてという初心者からマニアまで楽しめるスポットです

世界中から集められた熱帯魚や水槽、飼育用品が揃う創業50年以上の都内最大級の専門店も併設。

ミニ・フィッシング
ミニ・フィッシング

20〜50cmほどの鯉が釣れるカープフィッシングをはじめ、ミニ・フィッシング(金魚や小さな鯉)もあるので、子供の釣りデビューにもぴったり。

そのほか、「金魚すくい」「スーパーボールすくい」などが楽しめるエリア(休日のみの場合あり)もありますよ。

ずらりと並ぶ水槽でかわいいお魚が泳いでるのを見ると、まるで水族館に来たかのような気分に。駅からのアクセスも良く、手ぶらでおでかけできるのも嬉しいですね。

■スポット概要
所在地:東京都新宿区市谷田町1
アクセス:電車:①「市ヶ谷駅」から徒歩で約3分 ②「四谷駅」から徒歩で約12分

天然理心流試衛館跡(花園神社からタクシーで約10分、バスまたは電車+徒歩で20~25分)

幕末歴史観光に寄りたい!新選組の始まりの地

新宿区市谷柳町には、新選組の母体となる「天然理心流試衛館」の跡地があります。

天然理心流は剣術、居合術、柔術、棍法(棒術)、活法、気合術等を含む総合武術。試衛館は1839年(天保10年)に、新選組局長・近藤勇の養父である天然理心流3代目・近藤周助によって創設されました。

その後、近藤勇が後を継ぎ、土方歳三(新選組副長)、山南敬助(副長、総長)、沖田総司(新選組一番隊組長及び撃剣師範)、井上源三郎(六番隊組長)が門弟として在籍しています。

現在は跡地としての目印で碑が立っているのみですが、当時はこの場所に毎日30~40人が稽古に来たそう。また、近藤家の住居も兼ねていたようです。

親子で立ち寄って、剣術の腕を磨いていた幕末の剣士たちに思いを馳せてみませんか?

■スポット概要
所在地:東京都新宿区市谷柳町25
アクセス:電車:都営大江戸線「牛込柳町駅」から徒歩で約3分

MAP

【神楽坂~飯田橋エリア】おすすめ観光名所&穴場スポット

お洒落な雑貨屋や趣きある路地、歴史が感じられる寺社などが点在し、まち歩きも人気の神楽坂~飯田橋エリア。ホッと落ち着ける和のお店や、おしゃれなカフェなども多く、ランチにも便利です。

毘沙門天 善国寺 (花園神社からタクシーで約15分、電車+徒歩で約25分)

「神楽坂の毘沙門さま」として信仰を集めるお寺

「毘沙門天 善国寺」前の神楽坂通り/画像提供:(C)一般社団法人新宿観光振興協会
「毘沙門天 善国寺」前の神楽坂通り/画像提供:(C)一般社団法人新宿観光振興協会

「毘沙門天 善国寺」は今から約400年前に徳川家康により創建された日蓮宗のお寺で、1792年に千代田区から神楽坂の地に移転しました。

本尊には開運・厄除けのご利益で知られる毘沙門天を安置。江戸時代より「神楽坂の毘沙門さま」として信仰を集め、芝の「正伝寺」と浅草の「正法寺」とともに“江戸三毘沙門”として親しまれています。

「新宿山ノ手 七福神巡り」や「神楽坂まつり」の時期もおすすめ

「神楽坂まつり」で賑わう境内
「神楽坂まつり」で賑わう境内

また、“新宿山ノ手 七福神”のひとつにも数えられ、お正月には七福神巡りを楽しむ人で賑わうスポット。

毘沙門天は寅年、寅の月、寅の日、寅の刻に生まれたといわれ、本堂左右には狛犬ならぬ狛虎が鎮座。

5月と9月の初寅の日とお正月には、「初寅」と「二の寅の日」に御本尊が御開帳され、「百足(むかで)ひめこばん」という特別な授与品も頂けます。

夏の「神楽坂まつり」では境内でほおずき鉢の販売や、「毘沙門天 子供縁日」を開催。スーパーボールすくい、ヨーヨー釣りなどが楽しめますよ。

「神楽坂まつり」をチェック!

■スポット概要
所在地:東京都新宿区神楽坂5-36
アクセス:電車:①都営大江戸線「牛込神楽坂駅」から徒歩で約5分 ②東京メトロ東西線「神楽坂駅」から徒歩で約6分 ③「飯田橋駅」から徒歩で約6分

神楽坂 茶寮 本店(花園神社からタクシーで約20分、都営大江戸線+徒歩で約25分)

都会の喧騒を忘れさせてくれる、隠れ家的和カフェ

「神楽坂 茶寮 本店」外観
「神楽坂 茶寮 本店」外観

新宿区神楽坂の「神楽坂 茶寮 本店」は和スイーツが美味しいカフェ、“和カフェ”として有名です。

全国の銘茶と抹茶スイーツに癒やされる

抹茶の生絞りモンブラン「碧羅」を作っている様子
抹茶の生絞りモンブラン「碧羅」を作っている様子
Chocolat 抹茶パフェ
Chocolat 抹茶パフェ

抹茶スイーツのラインナップが充実していて、とりわけ抹茶の生搾りモンブラン「碧羅(へきら)」や抹茶パフェが人気。メニューには日本各地の銘茶が並び、旬の果物を使った季節限定メニューも絶品です。

また、スイーツや店舗で販売している焼き菓子は、自社の製菓工房内で、パティシエがひとつひとつ丁寧に作りあげています。

親子のランチにもぴったり

12種のおばんざい御膳
12種のおばんざい御膳

さらに、お食事メニューも見逃せません。

おすすめは数量限定の「12種のおばんざい御膳」。ちょっとした京都気分を味わうことができ、子供とシェアするのも楽しそう。稲庭うどんや出汁茶漬け御膳には小鉢も付き、栄養バランスもばっちりです。

■スポット概要
所在地:東京都新宿区神楽坂3-1
アクセス:電車:①東京メトロ各線「飯田橋駅」B4出口から徒歩で約4分 ②JR総武線「飯田橋駅」から徒歩で約5分 ③都営大江戸線「牛込神楽坂駅」A3出口から徒歩で約7分 ④東京メトロ東西線「神楽坂駅」1番出口から徒歩で約10分 

公式サイト

草間彌生美術館(花園神社からタクシーで約10分、電車+徒歩で約17分)

草間作品を満喫できるミュージアム

「草間彌生美術館」は世界的アーティスト・草間彌生(くさま やよい)の私設美術館。5階建てのビル丸ごと一棟に草間作品を収蔵しています。

日時指定の各回90分の定員入れ替え制で、混みあうこともなく草間作品をゆっくりと鑑賞できるのもポイントです。おでかけの際は公式サイトからの事前予約をお忘れなく!

小さな子供向けの仕組みが充実

小学生以下を対象とした「こどもワークショップ」や「おやこで美術館」、「美術館たんけんワークシート」の配布など、小さな子供が楽しめる仕組みやイベントも充実しています。

屋上にはフォトジェニックなカボチャのオブジェがあるほか、トイレ等にも水玉模様が描かれ、草間ワールドを思う存分堪能できる観光スポット。

年2回の展示替えが行われるので、何度訪れても満喫できますよ。

■スポット概要
所在地:東京都新宿区弁天町107
アクセス:電車:①大江戸線「牛込柳町」から徒歩で約6分 ②東西線「早稲田駅」から徒歩で約7分、「神楽坂駅」から徒歩で約11分

公式サイト

【早稲田エリア】おすすめ観光名所&穴場スポット

いわずと知れた「早稲田大学」のキャンパスがあるまち。江戸時代に早稲田村として開かれたこのエリアには、路面電車が走り、江戸時代の庭園を活かした公園など憩いの場もあります。学生に愛されるコスパのよい飲食店が多いのも特徴です。

大隈庭園(花園神社からタクシーで約10分、バス+徒歩で約30分)

ピクニックに最適!緑豊かな都会のオアシス

早稲田大学大隈庭園入口(画像提供:Ryozo / PIXTA)
早稲田大学大隈庭園入口(画像提供:Ryozo / PIXTA)

早稲田大学早稲田キャンパスの近くにある「大隈庭園」は、大隈重信ゆかりの庭園です。

芝生が広がる開放的な庭と、池泉を中心にした日本庭園がある、和洋折衷の庭園。1887年(明治20年)、大隈邸が築かれた際に造られ、1922年(大正11年)に大隈重信の没後、早稲田大学に寄附されました。

庭園内は都心にあるとは思えないほど緑であふれています。空気が気持ちよく、身も心もリフレッシュできますよ。

ゴロンと横になりたくなる芝生(画像提供:chigasaki7 / PIXTA)
ゴロンと横になりたくなる芝生(画像提供:chigasaki7 / PIXTA)

読書、旅行など多趣味であった大隈重信ですが、園芸に対する思いはとても強く、それは数多くの樹々が息づく大隈庭園の様子からも感じ取ることができます。

広い芝生はレジャーシートを広げてのピクニックにもぴったり。入園無料なので、気軽に訪れてみてください。

■スポット概要
所在地:東京都新宿区戸塚町1-104
アクセス:電車:東京メトロ東西線「早稲田駅」から徒歩で約5分

甘泉園公園(花園神社からタクシーで約10分、バス+徒歩で約20分)

歴史ある日本庭園を散策してみよう!

情緒ある秋の園内(画像提供:木村 優光 / PIXTA)
情緒ある秋の園内(画像提供:木村 優光 / PIXTA)

「甘泉園(かんせんえん)公園」は江戸時代の庭園を利用した区立公園です。

尾張徳川家の拝領地となったのち、御三卿の清水家の下屋敷が置かれた場所で、庭園の湧き水がお茶に適していたことにちなみ「甘泉園」と名付けられました。

新緑の時期もおすすめ(画像提供:ジャバ / PIXTA)
新緑の時期もおすすめ(画像提供:ジャバ / PIXTA)

趣ある門をくぐれば、そこには都心とは思えないほど緑が豊か。

池を中心とした回遊式の日本庭園には、春の梅や桜、夏の紫陽花(あじさい)、秋は紅葉、冬は雪吊りと四季折々の見どころがあり、“みどりの新宿30選”、“日本の歴史公園100選”に選ばれています。

例年、紅葉の時期には隣接する「水稲荷神社」とともにライトアップも行われます(2024年の開催未定)。美しい庭園でのんびりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

■スポット概要
所在地:東京都新宿区西早稲田3-5-43
アクセス:電車:①都電荒川線「面影橋駅」から徒歩で約4分 ②都電荒川線「早稲田駅」から徒歩で約6分 ③副都心線「西早稲田駅」から徒歩で約14分 ④東西線「早稲田駅」から徒歩で約14分

【信濃町~外苑前エリア】おすすめ観光名所&穴場スポット

イチョウ並木で有名な「明治神宮外苑」は、「新宿駅」からJR中央・総武線で3駅の「信濃町」から歩いて10分ほど。テラス席があるカフェも点在し、四季の移り変わりを感じながら過ごせます。

明治神宮外苑イチョウ並木(花園神社からタクシーで約10分/電車+徒歩で約30分)

迫力満点の並木(画像提供:momo / PIXTA)
迫力満点の並木(画像提供:momo / PIXTA)

新宿区と港区にかけて広がる「明治神宮外苑」。明治神宮の境内の一部ですが、厳かな雰囲気の内苑とは異なり、ゴルフ練習場やテニスコート、スケートリンクなどスポーツ施設が数多く点在しています。

青山通りから続くイチョウ並木は、東京都心を代表する風景のひとつ。通りの両側、約300mの距離に146本のイチョウが並んでいます。

秋の晴れた日は「聖徳記念絵画館」を背景に並ぶ黄金色のイチョウと、青空とのコントラストが美しく、心も晴れやかになりますよ。

黄葉の見頃は例年11月中旬から12月初旬です。

明治神宮外苑イチョウ並木のライトアップ(画像提供:まちゃー / PIXTA)
明治神宮外苑イチョウ並木のライトアップ(画像提供:まちゃー / PIXTA)

2024年11月23日(土・祝)~12月1日(日)の16時30分から19時30分頃までイチョウのライトアップが行われるので、11月29日(金)花園神社の「三の酉」後に訪れるのもいいですね。

■スポット概要
所在地:東京都新宿区霞ケ丘町1-1
アクセス:電車:①東京メトロ銀座線「外苑前駅」から徒歩で約6分 ②東京メトロ半蔵門線、都営大江戸線「青山一丁目」駅から徒歩で約10分 ③JR中央・総武線「信濃町駅」から徒歩で約15分、ほか

聖徳記念絵画館(花園神社から電車+徒歩で約25分)

明治天皇の業績を後世に伝えるミュージアム

並木の突き当りにあります
並木の突き当りにあります

「聖徳記念絵画館」は、明治天皇と昭憲皇太后の業績を後世に伝える目的で、1926年(大正15年)に建てられた美術館。イチョウ並木とともに明治神宮外苑のシンボルとして親しまれています。

岡山県万成産の花崗岩に覆われた重厚な建物は、国の重要文化財に指定されています。また内部には、岐阜県美濃産をはじめとする国産大理石やモザイクタイルが用いられています。

内観
内観

中央のドーム型の大広間を挟み、左右に絵画室が配置され、史実に基づいて描かれた縦約3m、横約2.7mもの大壁画が80枚収められています。

明治天皇のご生誕から崩御までのできごとを、日本画40枚、洋画40枚で年代順に展示。大政奉還や戊辰戦争、憲法発布といった教科書でもおなじみの場面をはじめ、皇室の行事の様子も知ることができますよ。

■スポット概要
所在地:東京都新宿区霞ヶ丘町 都道414号線
アクセス:電車:①JR中央・総武線「信濃町駅」から徒歩で約5分 ②都営大江戸線「国立競技場駅」から徒歩で約5分 ③東京メトロ各線「青山一丁目駅」から徒歩で約10分

※本記事はよりみち情報サイト「ロコナビ」で掲載されていた記事(2019年3月掲載)の譲渡を受け、掲載しています。イベント情報や施設情報など内容の一部は2024年の最新情報に差し替えを行い、掲載をしています。

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