冬こそあんみつ!東京近郊の人気店7選 鎌倉・上野・亀戸の甘味処も
今回は、東京近郊にある、絶品あんみつが人気の甘味処&カフェをご紹介!
あんみつの発祥は明治時代の東京・銀座の甘味処といわれ、今も東京近郊に名店が集中。人気店の多くが、門前町として発展した上野~谷中、亀戸、鎌倉などの賑やかな通り沿いにあり、寺社を参拝した際に立ち寄るのもおすすめです。
こたつでアイスクリームもいいけれど、親子でおでかけしてあんみつを食べるのはさらに幸せな時間♪ 記事を参考に、お気に入りの一軒を見つけてくださいね。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください
あんみつの豆知識
まず初めに、あんみつについての豆知識をご紹介します。和菓子の中でもファンの多いあんみつは、味わいだけでなく歴史も奥深いんです。
江戸末期の庶民の味が発展!あんみつの歴史
あんみつの原型は、江戸時代末期に誕生したといわれています。当時、新粉細工(※)の舟にゆでた赤えんどう豆を入れ、蜜をかけたシンプルなおやつが屋台で販売され、庶民の味として親しまれていました。
明治時代には、このおやつをバージョンアップして提供する喫茶店「ミツマメホール」(現在の『舟和本店』)が登場。銀のボウルに寒天やフルーツを盛り付けた「みつ豆」が、贅沢でおしゃれなスイーツとして注目されました。
関東大震災後の復興期、銀座の「若松」がみつ豆に餡をのせた新しいスタイルを創案。これが評判となり、あんみつとして日本全国に普及したといわれています。
※新粉細工:米粉の一種を水でこねて蒸した生地を、花・動物などの形に細工し彩色したもの。生地は甘く、和菓子のような感覚で食べることができる
あんみつ・みつ豆・豆かんの違い
前述の通り、江戸時代に屋台で売られていたおやつが、明治時代に現代風のみつ豆になり、やがて餡をのせたあんみつに発展しました。つまり、「餡がのっているかどうか」が、みつ豆とあんみつの違いです。
また、よく似た甘味に「豆かん」があります。
豆かんは、サイコロ状に切った寒天に、ゆでた赤えんどう豆をのせて蜜をかけたもの。材料は赤えんどう豆、寒天、蜜の3つだけという、とてもシンプルな和スイーツです。
人気店へ行くなら冬が狙い目
寒天のひんやりとした食感から、俳句では夏の季語とされているあんみつ。
しかし実際は、四季折々の限定メニューを提供する店も多く、一年を通じて愛されています。季節を問わず行列ができるお店もありますが、冬は比較的空いているので狙い目ですよ。
それでは、ここから東京近郊の人気あんみつ店をご紹介していきます。
船橋屋 亀戸天神前本店(東京都江東区)
江戸時代から続く老舗甘味処「船橋屋 亀戸天神前本店」は、「亀戸天神社」のすぐそばにあります。もともとは境内に茶店(くず餅屋)を開いたのが始まりです。
店内には広々とした喫茶ルームがあり、落ち着いた和の雰囲気のなかで、ゆったりと甘味を味わえます。
小麦でんぷんを450日間発酵させた「元祖くず餅」が看板商品ですが、人気を2分するのがあんみつです。
専門の職人が丁寧に作った程よい甘さのあんこに、昔ながらの製法で作るコリッとした食感の寒天もたっぷり。さらに、自慢のくず餅が入っているのが「船橋屋」ならでは。
なかでも「クリーム白玉あんみつ」は、つるつるもちもちの白玉と、バニラアイスも加わった人気メニューです。北海道上富良野産の赤えんどう豆や、甘酸っぱいレモン羊羹(ようかん)もちょうど良いアクセント♪
「亀戸天神社」の祭りにあわせた季節限定メニューも登場
季節限定メニューも大人気。例年、「亀戸天神社」で開催される「梅まつり」「藤まつり」にあわせた特別メニューも登場します。
さらに2024年は、12月2日(月)~12月25日(水)の期間、星型くず餅やツリー型のようかんをトッピングした「クリスマスあんみつ」を販売中(全店舗、公式オンラインショップでも購入可能)。
「亀戸天神社」をお詣りしたら、ぜひ「船橋屋」に立ち寄ってみてくださいね。
■スポット概要
所在地:東京都江東区亀戸3-2-14
営業時間: テイクアウト9:00~18:00/イートイン11:00〜17:00(LO)
定休日:なし
アクセス:車:首都高7号小松川線・錦糸町出入口 から約6分
電車:①JR総武線、東武鉄道亀戸線「亀戸駅」から徒歩で約10分 ②JR総武線、東京メトロ半蔵門線「錦糸町駅」から徒歩で約10分
あんみつ みはし 上野本店(東京都台東区)
「上野駅」構内の「アトレ」や、御徒町の「松坂屋」「パルコヤ」などに店を構え、行列が絶えないほど人気の「あんみつみはし」。
その本店は、江戸時代に「東叡山寛永寺」の門前町として誕生した上野中央通りにあります。
創業は戦後の混乱が残る1948年(昭和23年)。当時の寛永寺参道には不忍池(しのばずのいけ)から忍川が流れ、橋が3本架かっていたことから上野三橋町(みはしちょう)と呼ばれていました。
「みはし」という店名はこの旧町名に由来しています。
十勝産の小豆にこだわった滑らかなこしあん
いちばん人気は「クリームあんみつ」。
たっぷりのソフトクリームと適度な固さの寒天に、みはし自慢の滑らかなこしあんと黒蜜が調和し、最後の一滴まで絶品です。
あんこの材料となる小豆は北海道十勝産。毎年小豆問屋さんに出向き、十勝の中でも特に良質な小豆を仕入れています。黒蜜は沖縄・波照間島の黒砂糖にこだわり、香りの良さとさっぱりとした味わいが特徴。
季節限定の「クリスマスあんみつ」や「苺あんみつ」もおすすめですよ。
上野本店限定&季節限定メニューにも注目!
また、上野本店限定メニューにも注目したいところ。冬は季節限定のおでんやぜんざいなど、体も心もホッとするようなメニューが揃っています。
「栗ぜんざい」は香ばしく焼いたお餅と、もったりしたこしあんの相性が抜群! 隠れメニューとして、1切100円でお餅を追加できます。
■スポット概要
所在地:東京都台東区上野4-9-7
営業時間:10:30~21:00(LO20:30)
定休日:不定休
アクセス:「上野駅」不忍口から徒歩で約3分
備考:2025年1月1日は休業
天野屋(東京都千代田区)
江戸時代後期に創業した「天野屋」は、「神田明神」(神田神社)の門前にある老舗の甘酒屋さん。
店の地下約6mにある土室(つちむろ)で発酵させた糀を使い、「明神甘酒」や「江戸味噌」、「柴崎納豆」などを製造・販売しています。
ノスタルジックな空間であんみつや甘酒を堪能
売店の隣りにある喫茶部には古いランプや掛け時計、鉄道模型などが飾られ、ノスタルジックな雰囲気。懐かしさを感じながら、名物のくずもちやあんみつなどの甘味をはじめ、糀を使った甘酒や「味噌おでん」も味わえます。
あんみつは自家製の寒天と黒蜜がたっぷり。寒天のプルンとしたしっかりめの歯応えが特徴で、「クリーム白玉あんみつ」や、「白玉みつ豆」など、さまざまなバリエーションが揃っています。
また、米と糀だけで作った甘酒は、自然の甘みが特徴です。小さな子供も安心して飲むことができますよ。
「神田明神」参拝の際は、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
■スポット概要
所在地:東京都千代田区外神田2-18-15
営業時間:販売店舗10:00〜17:00/喫茶店舗10:00〜16:00(LO15:30)
定休日:火曜(祝日の場合は営業)、海の日、8月10日〜17日
アクセス:車:首都高速・神田橋出入口から約5分
電車:①JR各線、東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水駅」から徒歩で約5分 ②JR各線、東京メトロ日比谷線「秋葉原駅」から徒歩で約7分 ③東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」から徒歩で約5分 ④東京メトロ銀座線「末広町駅」から徒歩で約5分
花家(東京都荒川区)
「日暮里駅」から「谷中銀座商店街」へ向かう途中にある「花家」は、「クリームあんみつ」が有名な甘味処。ラーメンやどんぶり、定食メニューも充実しており、家族みんなで楽しめる食堂です。
元は引き売りの生花店「花屋」でしたが、第二次世界大戦後の1945年に甘味処「花家」として生まれ変わりました。現在は3代目が、先代の味を守りつつ、時代のニーズに応えるメニューを提供しています。
谷根千(谷中、根津、千駄木)と呼ばれるこのエリアには神社仏閣が多く、参拝後の恒例行事として来店する常連ファミリーも多いそうです。
季節のフルーツがうれしい「クリームあんみつ」
看板メニューの「クリームあんみつ」は、濃厚な黒蜜と清涼感のある寒天が絶品。あんこ、黒蜜、寒天などはすべて自家製で、手間をかけた贅沢な一品です。
なかでも、千葉県館山産の房州粗目天草(ぼうしゅうあらめてんぐさ)にこだわった寒天は、適度な歯応えとみずみずしさが魅力。
さらに、もうひとつの人気メニュー・焼き餃子も必食の一品です。具材がぎっしり詰まっていて肉汁がたっぷり、ボリュームも満点! あんみつと一緒にオーダーしてみてはいかがでしょうか。
■スポット概要
所在地:東京都荒川区西日暮里3-2-2
営業時間:11:00~20:00
定休日:火曜
アクセス:「日暮里駅」から徒歩で約2分、東京メトロ千代田線「千駄木駅」から徒歩で約9分
鎌倉甘味処くるみ(神奈川県鎌倉市)
「鎌倉甘味処くるみ」は、JR横須賀線「鎌倉駅」から「鶴岡八幡宮」へ続く小町通りにある甘味処。
今はとても賑やかなこの通りも、1968年(昭和43年)の創業当時は人通りが少なかったといいます。
店名の「くるみ」は、創業者姉妹の住まいがあった旧住所表記の「稲荷小路胡桃が谷」からとり、「小さくても堅実でしっかりしたお店にしたい」という思いが込められています。
また屋号のロゴは、近くに住んでいた若い絵描きさんに依頼したもの。のちに鎌倉「建長寺」と京都「建仁寺」の天井画や奈良「東大寺」の襖絵も手がけた日本画家・小泉淳作画伯の作品です。
2024年12月「くるみ特製あんみつ」と「くるみどらやき」が新登場
あんみつの種類は、定番人気の「クリームあんみつ」から、2024年12月2日(月)にリニューアルした「くるみ特製あんみつ」までバリエーション豊富です。
寒天には国内産天草を使用。しっかりとした歯ごたえが特徴です。新潟産のもち米粉を毎朝手ごねして作る白玉は、耳たぶくらいのやわらかさ。
あずきは、熟練の職人が北海道産の小豆を丁寧にアク抜きし、すっきりとした甘さに仕上げています。
また、2024年12月2日(月)にはお土産用の商品「くるみどらやき」も新発売。
平飼い卵を使用したしっとりとした生地の中に、くるみ入りのあずきあん(粒あん)がたっぷり入った食べごたえのあるどらやきです。
創業当時から変わらない味を守りながらも進化し続ける「鎌倉甘味処くるみ」。「鎌倉に来たら必ず立ち寄る」ファンが多いというのも納得のお店です。
■スポット概要
所在地:神奈川県鎌倉市雪の下1-5-38
営業時間:12:00~17:00(LO16:30)
定休日:不定休(年末年始、荒天は休み)
アクセス:JR横須賀線「鎌倉駅」東口から徒歩で約5分
Zushiまりん(神奈川県逗子市)
「Zushiまりん」は、JR横須賀線「逗子駅」から3分ほど歩いた細い路地にある隠れ家的なカフェ。逗子の鎮守「亀岡八幡宮」からも徒歩3分ほどの場所にあります。
かつて神奈川県横須賀市の湘南国際村にあった人気店「子安の里まりん」が、逗子駅前でリニューアルオープンしたのは2019年2月のこと。前オーナーの引退を機に元スタッフだった吉田綾乃さんが経営を引き継ぎ、料理長のお母様とともに店を切り盛りしています。
地元の食材をふんだんに使った和のカフェメニューが名物のお店ですが、じつは和・洋のスイーツも豊富です。なかでも「クリームあんみつ」は、和スイーツで一番の人気メニュー。
プルプルとした自家製の寒天とモチモチの白玉に、フルーツや求肥をトッピングしたかわいらしいあんみつは、食後のデザートにもぴったり。おなかをぺこぺこにして、おでかけください♪
■スポット概要
所在地:神奈川県逗子市2-6-5 I.D.Iビル2階
営業時間:月・火曜11:30~17:30、木~土曜11:30~16:00/17:30~21:00 ※LOは終了30分前
定休日:水・日曜
アクセス:JR横須賀線「逗子駅」、京急逗子線「逗子・葉山駅」から徒歩で約3分
甘味処 川越 あかりや(埼玉県川越市)
埼玉県川越市にある「甘味処 川越あかりや」は、西武新宿瀬「本川越駅」から蔵造りのまち並みへ向かう途中にあります。
1938年(昭和13年)に建てられた店舗は昭和初期に流行った看板建築で、江戸時代から続く川越のまちに溶け込んでいます。店内は木の温もりを感じる落ち着いた空間。
あんみつのバリエーションは、なんと20種類以上。甘さを控えたあんみつ専用の餡、赤えんどう豆はもちろん、求肥や煮あんずもすべて自家製。見た目の美しさや食感にもこだわり、じっくり手間ひまをかけて仕上げています。
特に濃厚な抹茶アイスにもちもち白玉をトッピングした「抹茶クリーム白玉あんみつ」は開店以来の一番人気。川越産のさつまいもをのせた「芋クリームあんみつ」はコクと風味が豊かでおすすめです。
川越散策の合間に家族で立ち寄って、心温まるひとときを過ごしてみませんか
■スポット概要
所在地:埼玉県川越市新富町1-9-2
営業時間:店頭販売10:00~18:00、甘味処11:00~18:00(LO17:30 ※11月~12月はLO17:00)
定休日:主に火・水曜(不定休あり。公式サイト参照)
アクセス:西武新宿瀬「本川越駅」から徒歩で約4分
備考:2025年は元旦から営業
屋台のおやつをルーツに持つあんみつは、誰もが笑顔になる魔法の和スイーツ。店によってこだわりやトッピングも異なるので、たくさんのスポットにおでかけしてみてください。
記事を書いた人
雨宮あかり
「いこーよとりっぷ」エディター/食べること・飲むこと・音楽が大好きなママ編集者。世界中の音楽フェスを体験すること&ベルギービールの醸造所めぐりが夢です♪ 特技はアロマセラピートリートメントです。
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